【実験投資、実践編1】本命以外のジャンルで経験値を積もう。ハイテク編
こんにちは
2019年7月21日(日)記
米国株の手数料が50万円までは一律0.45%で買えるようになり1株でも不利はなくなりました。そこで少額の実験投資が「手数料負け」なく行えます。前回記事にしました。今日は実践編です。
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本命とは違うジャンルで経験値を積もう
本命がインデックスだけならあらゆる個別株が候補になります。
とはいえ個別株を選ぶ基準が必要です。
自分はインデックスの有利性を信じているので、インデックスと同等では魅力を感じません。
そこでインデックスの1.5倍以上のリターンを前提に個別株を選択しています。
さらにハイテクではハイテクETFのVGTは上回りたいです。
大まかに候補を挙げてみます。
1 大手ハイテク編
ハイテクをお持ちでない方は多いと思うのでまず手堅い大手ハイテクから。
PERなどの細かい点は候補を絞ってからお調べください。
直近1年のチャートです。
基準とするのは真ん中の濃い青のVGTです。ここ1年で14%の上昇。
A 成長がVGT以下の銘柄群
AMZN、AAPL、薄い黄色がグーグルです。
♡大手ハイテクと言うとハイテクを手がけていない人は全部が高いパフォーマンスを挙げていると先入観を持ちますがこれら大手はハイテク平均を下回っているのです。特にアマゾンは成長率が鈍化して株価も鈍化しています。→当然なことなので悪いわけではない。しかしこれから買う必要はないと思う。アマゾンはVGTには入っていない。
B VGTの1.5倍以上の伸びの銘柄群
上からマスターカードの32.6%、VとMSFTが28%くらい。
でVGTの伸び14%の2倍以上です。ここ1年では大きな伸びです。
ここまでの結論
大手ハイテクでの候補はMSFT、V、MA(それ以外もあるでしょう)
AMZN、AAPL、GOOGLは自分なら買わない→VGTの方を買うから。
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2 リスクの高い中小株編
大手ハイテクを「リスクが高い」という人も多いです。しかし実際に手がけてみると上記大手は安心です。
本当にリスクが高いと思うジャンルもあります。
ⅰ 半導体系
NVDA,XLNX,CDNSなどが候補なんでしょうが私は考えてないので省略→自己中です。ご勘弁を。
ⅱ サース系
◯は保有があります。比較で他も載せました。
十億ドル | 7,20 | ||||
時価総額 | 株価 | 増減% | |||
SP500 | 2976 | 18.8 | |||
NASDAQ | 8145 | 30 | |||
◯ | VGT | 217.64 | 30.4 | ||
V | 397 | 179.24 | 34.8 | ||
◯ | MA | 277 | 275.6 | 45.3 | |
PYPL | 137 | 118.63 | 38.3 | ||
◯ | MSFT | 1049 | 136.62 | 35 | |
◯ | ADBE | アドビ | 147 | 306.87 | 36.6 |
CRM | セールスフォース | 119 | 156.75 | 15.6 | |
◯ | NOW | サービスナウ | 54 | 289.74 | 62.5 |
WDAY | ワークデイ | 49 | 214.24 | 34.1 | |
ADSK | オートデスク | 37 | 169.87 | 31.7 | |
TEAM | アトラシアン | 33 | 134.16 | 50.7 | |
◯ | VEEV | ビーバシステム | 24 | 169.49 | 93.7 |
TWLO | ついロー | 18 | 145.62 | 67.4 | |
◯ | OKTA | オクタ | 15 | 136.19 | 128.7 |
◯ | ZS | ゼットスケーラー | 11 | 82.68 | 107.7 |
◯ | TTD | トレードデスク | 10 | 235.31 | 102.6 |
◯ | ZEN | ゼンデスク | 10 | 90.69 | 57.5 |
◯ | MDB | モンゴデータベース | 8.7 | 164 | 116.1 |
青がクラウド・サース銘柄です。
1年の比較チャートでは
下からVGTの14%NOW、ZENの52%、ZS、VEEVの100%、紫がOKTA、TTD、MDBです。MDBは178%の成長です。
成長の高さとリスクの高さは釣り合いが取れている。
リターンの高さだけみればすぐにでも買いたくなります。
しかしリターンの高さはリスクの高さあってのことです。
下位サース銘柄群のリスク
1 利益を出していない銘柄がほとんど
GAAP(公式会計基準)では利益を計上していません。VEEVなど一部は出しています。簡単な調べ方はPERが記載されていれば利益が出ています。
だから売上の成長率だけが判断基準です。epsも一応。
まだサースはサービスの序盤なのでその分野でまずはイニシアチブを取りたいと説明されています。確かに業界1位とかのワイドモートを築かなければ話になりません。
しかしこれはいくつかの疑問がわきます。
(1)将来利益を出すことができるのか?
(2)利益を出さなくてもいいスタンダードにあぐらをかいて無駄遣いしていないか?
(3)シェア、売上を確保するためにサービスのダンピングをしていないか?
安値サービスを続けるようだと利益は出ないままです。
→私も答えはわかりません。
♧ちょうど今の日本のぺいぺいとかの決済サービスがそうですね。店からは料金を取っていないようだし100億円あげちゃうキャンペーンとか赤字営業を各社しています。
2 下落では激しく売られるだろう。
ハイテクの中でも下落幅は大きいでしょう。つまり上昇も大きいが下落リスクも高いでバランスが取れています。
→このような銘柄群は少額の実験投資が適しています。少額だと下落しても損失は限定的です。投資額を限定してリスク管理をきちんとしてください。
♡下位サースに投資してみてわかったこと。
やっぱり利益を出している銘柄が安心です。クラウドならMSFTとか。またVGTやインデックスのありがたみも実感できます。
私はVGTでこれらサースの成長はかなり取り込めると考えています。
VGTの成長率が大手ハイテクと比べて高いのはこれら高成長銘柄の寄与があるでしょう。
景色が変わらない間はずっと保有の方針ですがどれも利益が出ているので売って利確したい誘惑と戦っています。保持力のトレーニングです。
3 ハイテク・サースに実験投資する効用
(1)高い成長と高リスクはセットだとわかる。→市場はよくできている。
(2)視野が広がる。
(3)自分の本命投資の的確さを確認できる。→修正もできる。
(4)高成長銘柄にしっとしなくなる。
(5)インデックス投資の優位性を確認できる。長期に安心して多くの資金を投資できるから。
(6)保持力が高くなる。
長くなりました。ちょうど金曜はサースはかなり下げてますね。
ではみなさまの良い投資を!
◆補足 記事はハイテクへの投資をすすめる意図はありません。情報提供です。
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