【コメントのご紹介と御返事５】円安全資産は現金・日本債券投信・個人国債のどれがいい？
こんにちは
２０１９年７月１９日（金）記
多くのコメントを頂きありがとうございます。
コメント紹介の記事を区別するために７月からのを番号をつけました。
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シニアマンションをさがしているシニア さんより
私も是非アドバイスいただきたく又お邪魔します。最近、個人国債を追加購入しましたが担当の行員さんに訊いたら、 3年ぶりに国債購入のお客様に説明しました、と言われちょっと不安になりました。安全資産の25％くらい国債で持つ考えですが、ハン様は安全資産運用をどのようにされておられるのでしょう？ よろしくお願いします
＜ご返事＞
お問い合わせありがとうございます。
まず個人向け国債はかなり特別な商品です。それは
１ 価格変動がない→変動リスクがない。→元本を割らない
２ 満期が３年、５年、１０年と決まっている。
３ 満期を待たずに解約もできる→多少のペナルティがある。
つまり
（１）３年とか置いておくことが確実で元本割れがないことにこだわる方向けの商品です。
（２）他の投資に回す可能性がある場合は避けたほうがいい。
（３）元本割れにこだわらないならより有利な商品がある。
（４）クリック１つで現金化できない。
という特性です。かなり特殊と言えます。安全度は高いです。現金と同等と扱われます。
♡現金は日銀発行なのに対して国債は政府発行。
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他の商品と比較すると
日本円での安全資産は
１ 現金、日銀券
２ 日本債券投信
があります。
１ 現金との比較
国債は年0.05％とかの利子がもらえます。税抜き年0.04％ほど。（財務省HPより）
現金はすぐ使えます。
♡私なら満期の制約もあるのでこのくらいの利率なら現金が有利に思います。何しろ面倒がありません。
２ 日本債券投信との比較
年間管理費が安い債券インデックス型の投信は
スリム、ニッセイ、たわらがあります。
年間経費はどれも年0.14％です。他の条件も変わらないのでお好みで大丈夫です。どれもネット証券で買えます。
買い付け手数料、解約手数料は要りません。
解約申込みから４営業日で現金化できます。クリック１つ。
配当は出ないタイプです。
基準価格は日々変動します。→元本は保証されない。
期待リターン（平均的なリターンの年率）は１％ほど。
例としてスリムの日本債券投信のチャートは
設定来の２．５年で3.4％のリターンです。年初来は2％と値上がりしています。
たわら日本債券はこちら
設定来３．５年で5.8％の値上がりです。動きはほぼ同じ。
ニッセイはチャートがわかりにくいので省略、設定来４年で7.8％の上昇。
設定来の期間が一番長いのはニッセイです。
♧投信では古いほうが格上とされる。もっともスリムと同一の母体を持つイーマクシスは２００９年の設定で一番古い。１０年で１７．７％の上昇。
♡リターンを書きましたが同じインデックスを採用しているのでリターンの違いはとる期間の違いで投信による優劣はありません。
日本債券投信で考えられるリスク
１ 可能性はほとんどないが
政府・日銀が引き締め政策に転ずれば価格は下落します。
上下の変動幅は株式の５分の１、十分の一です。株式に比べると小さいです。
また株式とは違う動きをします。
ただし日本が引き締めに転ずる可能性は当分はほぼゼロです。
逆にさらなる緩和をすれば価格は上昇します。
緩和の余地はほぼないのでこちらの可能性も少ないです。
→どちらにも大きく動く可能性は小さい。
２ 現金よりは有利
現金よりは下落リスクはありますが海外債権のような変動リスク、為替リスクはないです。現金化も容易です。
♡半分は日本債券投信で保有してもいいように個人的には思う。割合は個人のお好みで
ついでに海外債権との比較では
先進国債券投信はやはり上記のスリム、ニッセイ、たわらが0.17％の管理費で最低です。中身もほぼ同一でお好みになります。
リターンは年初来６月末で3.9％です。
為替リスクがあります。
新興国債券投信はやめておいたほうがいいです。米国株を買うよりリスクが高いと思う。
（まとめ）
為替リスクを取りたくないなら、そして手間を考えると
現金か日本債券インデックス投信の２択と考えます。
ただし個人国債は満期以外は問題ないので現金が必要でないなら解約する必要はないです。あくまでこれから買うとしての話です。
個人的な意見なので詳しくは自分でお確かめの上お決めください。
自分のことを忘れていました。私はドルで株以外はドルMMFとVGLT長期米国債ETFです。円は現金ですが当分動かす予定がないので日本債券投信を買う予定です。
以上まとまりがなくて恐縮です。
それでは皆様の良い投資を！
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