【リタイア後】年金不足分を株式投資から効率よく得る方法
こんにちは
2019年7月13日(土)記
年金2千万円不足問題はリタイア後の資金を考えるいいきっかけになったようです。
年金で足りない月額5.5万円についての関心も高まりました。
リタイア後の考えられる収入としては①不動産収入②株式の配当がまず浮かびます。
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不動産や配当はハードルが高い
不動産投資は未経験者がリタイア前に始めると失敗の確率が高いです。
高利回りのリートという手段はありますが、人口減少の日本の不動産投資は読めない部分が多いです。
また配当で足りない分を補うとするとかなりの投資が必要です。
年3%の配当として、手取りが2.4%。それで年間65万円を確保するとなると2700万円の投資が必要です。
さらに銘柄選びの難しさがあります。
誰でもが確実に成功するとは言えません。
もっと万人向きで失敗しない方法はないものでしょうか?
欧米では月に0.4%を取り崩す方法が行われている
株式投資のリターンを年5から6%とすると月に0.4%、年間5%ほど取り崩す場合は元本を減らさずに済みます。
欧米ではかなり広く受け入れられて採用されています。日本では実行者が少ない理由としては
1 日本株はバブル以降低迷が続いているから。
2 取り崩すのを嫌う人が多いから。
だから日本株の場合は優待とか高配当株が人気なんでしょう。
この方法の利点とマイナス面を考えてみます。
<利点>
1 投資がシンプルになる。インデックスでOK。
2 必要な額だけ必要な時期に現金化すれば良くて手間がかからない。申告も不要。
3 税制的に有利。
売った分の利益に対して20%が自動的に引かれます。配当が必ず配当額の20%+外国税10%をひかれるのと比べて有利です。
元金の部分には税金はかからないからです。
4 再投資が不要。
配当の場合は余ったお金は再投資する必要があります。
5 必要額以外は崩さないので節約が進む。
手元に現金があればそちらから使うでしょうから、投資の取り崩しは最後になります。その分投資は守られることになります。
6 リタイア前に必要経費がわからなくても大丈夫。
リタイア後は◯万円の収入を確保しようとか考える必要がないです。余裕があればあるほどいいですが。
<マイナス面>
1 日本人は資産の取り崩しが精神的にイヤ。
2 自動的に入ってくるリッチ感がない。
つまり精神的な面です。
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具体的には
1500万円の株式資産で月に6万円になる。
月額0.4%は次のようになります。
株式資産 | 0.40% |
万円 | 万円 |
1000 | 4 |
2000 | 8 |
3000 | 12 |
4000 | 16 |
5000 | 20 |
今回発表にあった5.5万円を補うには1500万ほどで達成できます。税は利益の20%なので株価が4倍になっている場合は税率は15%になります。
◯退職金の2千万で株式投資をすれば理論上は毎月7万円ほどの取り崩しが可能です。
年間では84万円ですが、崩さなかった分は先送りできます。
フリーランスやアルバイト、自営業者も大丈夫
年金が少ないこれらの方も年50万ずつ株式投資していけば、25歳からはじめて70歳では8千万になっています。(年5%の利回り計算で)
毎月の取り崩し可能額は32万円にもなります。
正社員でないからと悲観する必要はないです。
日本円のインデックス投信が便利
日本円で投資している場合は取り崩しも簡単です。しかも少額でも手数料も不要です。
可能額以下の引き出しだった場合は、引き出し枠は次月以降に持ち越せます。ギガみたいですね。
♡年金や投資額に余裕がある場合は従来の配当をもらう方法とどちらでも選べます。余裕がない場合はこの方法一択です。
インデックス投資も以前は一般的ではなかったですが一気に広まりました。この方法もそのうち珍しくなくなるでしょう。
毎月投信から定額を売ってくれるサービスもそのうち各証券会社で始まるでしょう。
自分年金というわけです。
しかし使い残しがあり再度投資するとなると効率が悪いので、効率を考えたら面倒でも自分で必要額を現金化するのが一番です。
枠以内なら元本はどんどん増えていく
本来なら余命が少なくなるのに合わせて元本が減っていっても大丈夫です。
しかし日本人の性格では増えていくほうが嬉しいでしょう。
使用枠以内ならば元本は増えていくので神経を使わなくて済みます。
最大の利点は全員が成功できること
若い時からコツコツと全世界、先進国、米国などのインデックスを積み立てていけばいいだけです。能力は不要です。あえて言えば続ける能力です。
イデコや積立ニーサなどの制度も今後ますます充実するでしょう。
とにかく将来のことをあれこれ考えなくて済むのは大きな利点です。資産の最大化だけを考えていればいいからです。
以上です。
それではみなさんの良い投資を!
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