朝鮮の対応は歴史の政治利用だ。朝鮮の歴史ダイジェスト
こんにちは
2019年7月3日(水)記
日本の制裁開始
とうとう半導体製造に欠かせないフッ化水素などの韓国への輸出優遇の撤廃=規制が始まりました。日本のシェアが80%以上の製品です。中国のレアアースのような戦略物質と言えます。
これの輸出規制となると韓国の半導体産業には大打撃です。
韓国の半導体は世界シェアも高くまた韓国経済の20%を占めています。
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ここまでの対応を日本政府にとらせた韓国の考えがわからない。
ことを荒立てないことでは世界的に有名な日本です。ここまで踏み切るのにはそれなりの理由があります。
戦時中の徴用工の裁判で支払いの判決が出たこと、レーダー照射、その他もろもろ
韓国の対応は私達にはとうてい理解できないものです。
一部の人たちの唱える「韓国とは断交」論を「極端な」と思っていた人も、ここに至っては「普通じゃないな」「到底理解できない」と多くの日本国民が感じたことです。
私もその一人です。
文大統領が極端なのか韓国人に共通するのか
大統領や国会議長や外務大臣といった人たちが国内の支持率アップのためにことさらに騒いでいるのかそれとも韓国の人たちのコンセンサスなのか、私達には区別できません。
中央アジア、東アジアの歴史を勉強し直そうと思う
「韓国嫌な国論」は本屋に山ほどあります。全部読んだわけではありませんが、「最初に結論ありき」で強引な手法が目に付きます。
だからここは自分なりに調べて見ようと思ったのです。幸いリタイアして暇も十分ありますし。
自分の視点は「塞外異民族としてのモンゴル族、満州族、朝鮮族、日本族・・・」の歴史です。
私は日本人なのでその視点で朝鮮を見ると一面的になります。だから塞外異民族全体の中でできるだけ客観的に見てみようと思ったのです。
中国の視点からの経済活動の歴史については唐代まで書きました。
中国が米国を経済的に追い越すためのハードルやリスクについて3回に渡って書きました。元以降があるのですが「投資ブログ」のジャンルから外れますので別ブログで書こうと思います。
ただし朝鮮の現在の行動には違和感があると書いたので朝鮮のダイジェストを書きます。
「アジアの歴史byチンギスハン」の予定です。まだ書いてませんが。
自分が整理するためにまとめるものです。
歴史は好きなのでいいきっかけと思います。
ブログ村でのジャンルも「歴史」に登録するつもりです。
興味のある方はぜひ御覧ください。
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朝鮮半島についてざっくりの記事です。
※諸説あります。
さて文大統領が「わが民族統一の悲願」と言ってます。
あたかも現在の地図にぴったりとあてはまる「朝鮮民族」が存在するかのようです。
ざっくりの朝鮮と日本と中国の年表です。
漢の時代の地図です。楽浪郡、帯方郡が漢の直轄地。
1 高句麗は民族としては狩猟の「満州族」である。
2 のちに高句麗は平壤を首都とするが満州にまたがる国。
3 南部の国の部族の明確な区分はよくわからない。日本に近いとの説がある。
もう少し時代が進んだころ。
高句麗の勢力が南部にまで及んでいます。
やはり国土の半分以上は満州地域にある。
日本が参戦して大敗した白村江の戦いの頃の朝鮮半島と遼東
隋に引き続き高句麗に歯が立たない唐は新羅を誘って百済を滅ぼします。
百済と深い関係があった日本が救援の兵を白村江に出したときがこの図です。
日本は天皇の親征までしましたが唐・新羅の連合軍に大敗。多くの損失1万人を失います。
このあと唐・新羅は連合して高句麗を滅ぼし、やがて朝鮮半島は新羅が統一します。
この時の版図が現在の南北朝鮮に近いです。
遺伝子の研究で都合の悪いことが明らかになるだろう
長々と書きましたが、要は「朝鮮民族」という定義が明確にできるのだろうか?ということです。
昔は高句麗と南部では同一民族という意識はありませんでした。
さらに現代のDNA検査が進むと血縁的にも「朝鮮民族」の区別が難しいだろうと予想するのです。
日本の場合は弥生人には縄文の遺伝子が10%ほどしかないことがわかりました。学者の予想は30から40%だったので「混血が進んでいない」ことが驚きだったのです。
予想通り北海道と沖縄が縄文の割合が多かったですが現在の地図にすっぽりと収まります。だから「日本民族」と言っても異論は出ません。
ところが朝鮮の場合はまだ結果がわかりませんが、都合よく地図に収まることはないと思います。♡そもそも北朝鮮で適正な検査ができるとは思えないが。
その後の高麗は高句麗と同義ですから満州族の王朝です。
朝鮮半島が単一の部族で構成されてきた歴史はありません。
遺伝子的にはおそらくごちゃごちゃの構成であると思われます。
歴史の一部を都合よく切り取っていちゃもんをつけているだけ
韓国は日本統治時代の「徴用工」や「慰安婦」についてしつこく謝罪と賠償を求めています。
それらについての詳細はここでは述べないことにして、では過去に朝鮮は他の国や部族からそれ以上に厳しい圧力というか無理難題を受けたことはなかったのでしょうか?
塞外の異民族の上下関係はモンゴルが最上
遊牧民は農耕民を蔑みます。「農地から離れずにくっついている虫のようだ」といいます。あわれな存在です。
かれらにとっては遊牧民が最上で次が満州族などの狩猟民、最下層が農耕民なのです。
だから満州族の王朝の金も清も正妻はモンゴル族から娶りました。
モンゴルの元フビライが高麗を支配下に置いた時、高麗は徹底的に搾取されました。
その一つが日本遠征の時の①船800そう②兵③兵糧です。
詳しくは省略しますが、元寇の文永の役の主力は明らかに高麗軍です。
高麗軍は正規軍が8千人、水夫が7千人ほどですが、モンゴル正規軍にも高麗人は将軍など含めて多数いました。(ほぼ全部という説もある)
モンゴルは部族に関係なく直轄軍はモンゴル軍としたのです。
対馬・壱岐での残虐行為は男は皆殺し、女子どもは手に縄を通しての奴隷連行でした。
1274年のことですからまだ千年たっていません。「千年の恨み」と彼らは言いますが高麗軍によるこれらの蛮行は忘れたのでしょうか?
高麗は満州族で朝鮮ではないというなら歴史の多くを占める高句麗・高麗の歴史も朝鮮の歴史ではないことになり「世祖ワンゴン」とかを韓国ドラマでやるのはおこがましい話です。
最近の日韓関係だけを取り上げてぎゃあぎゃあと騒ぐのは全く意味がわかりません。
元軍は朝鮮半島から60万人を遼東に連れ去りました。
また元、明、清と長きに渡り毎年何千人も処女を「性奴隷」として献上しています。武士、貴族など上流階級の女子も献上の対象だったのです。処女を確保するために若い女性の結婚を禁止しています。
慰安婦は朝鮮政府が献上したのでもなければ日本軍が挑発したのでもなく処女を選んだわけでもないです。お金を払って利用しただけです。
中国にこそ「恨みは忘れていませんよ」と言うべきでしょう。
ここまでの結論
1 朝鮮の歴史は単独ではなく塞外部族全体のなかで見ると理解しやすいと感じる。
2 現在の地図のような状態が大昔から続いているわけではない。
3 朝鮮半島北部、満州を支配した高句麗は満州族である。
4 漢、唐、元、満州族などの支配が長く続いた。
5 単一の部族、民族として定義するのは無理がある。
6 部族が流動的に移動するのは塞外部族に共通で朝鮮に限ったことではない。
7 現在の韓国の文政権の一連の言動は「歴史の政治利用だ」
8 それぞれの国や民族の歴史はそれぞれに価値があり単一の尺度で見るべきでない。
(これは私の考えですが)
以上です。
歴史ブログではていねいに研究したいと思います。
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