過去30年ではインデックス投資は変化に対応できた→これからの作戦は?
こんにちは
インデックス投資は「平均点ねらい」の消極的なイメージがあります。
実は私も長い間そう思っていました。
しかしかなり攻めている投資であることに気がついたので書きます。
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平成1年と30年の世界の時価総額を見てびっくり
何と30年前は世界の株式時価総額の上位は日本が独占していました。
現在の米国並みの独占度です。
現在では上位50社の中ではトヨタ自動車の35位が最高位です。
誤解してはいけないのは順位が下がっただけで時価総額が下がったとは限りません。
世界的には8から10倍くらいになってます。日本の会社の成長率はそれより低かったのです。失われた30年と言われますね。
これからわかることは
(1)長期的には企業の順位は変わる。→時価総額上位を買っていても安泰ではない。
(2)日本の株を30年保有していても十分なリターンは得られていない。
(3)国や地域の優位性は入れ替わる。→現在の米国優位も30年先には変わっている可能性がある。
→適宜地域や会社を入れ替える必要がある。
30年前にどうすればよかったのか?
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一番強力な方法は→アップルやアマゾン、マイクロソフト、グーグルなどをできるだけ早い時期に仕込んでずっと保有する。
ペゾスのお父さんは創業期に2千万ほど投資して現在は3兆円ほどになっていますからこれができれば最強です。
しかし注目されたときはたいていすでに割高ですから「割高を承知で買い進めていく」必要がありかなりの難度があります。
♡高値を更新するたびに買い進めていく順張り方法が手堅い。あるいは◯%上昇で◯%の買い増しとの自己ルールで進める。
◇この方法の難しい点
(1)銘柄発掘が難しい。
(2)高値を買い上がるのは従来の日本人は得意としていない。
(3)売るタイミングが難しい→売らずにずっと保有する選択肢もある。
(4)値動きが激しい銘柄なので神経を使う。
(5)買い増しのタイミングが難しい。・・・上がっているので。
インデックスだと自然に成長を取り込める→かなり攻めている
上記のような難度の高い作戦ができなくても
A 世界型のインデックス(VT)なら取り込めた。
B 米国インデックスなら取り込めた。
時価総額平均のS&PインデックスやVTIなら自然に成長を取り込めます。
C 分野ETFのVGTならよりしっかり取り込めた。
ここ30年はハイテクが大きく伸びました。だからVGTを買っておけば大きく取り込めました。
A→B→Cの順で大きく取り込めました。
下は過去5年の比較の伸び率チャートです。
上からMSFTで294%増、VGTで133%増、ピンクナスダック97%増、紫S&P58%増
青VT27%増です。
ターゲットを絞り込むほどリターンは高くなります。
<上記の個別株との比較>
1 リターンは低いが易しい。
2 買い付け、買い増しが容易
具体的にはどうする?
1 30年以上の長期投資で動かさない→広い範囲が対象のVTなど
2 10年位のスパンでは動かすことも可能
→米国株VOO、ハイテクETF=VGT
3 大きなリターンを狙う→個別株
もっと具体的なモデルでは(ひとつの例です)
1 つみたてNISA枠、イデコ枠でつみ立て投資→VTなど、年に40万~
2 フリー投資
(1)米国VOOまたはVTI・・・25%
(2)ハイテクETFのVGT・・・25%
(3)個別株・・・50%
♡フリー投資の割合は自由です。有利な個別株がなければVOO+VGTでOKです。
VOO+VGTでも相当に強力だと自分は考えています。
ここまでのまとめ
1 インデックスを使えば産業や国の変遷にも対応できる。
2 長期投資ではより広いインデックスを10年程度なら勢いのいい国や分野でもいいと思う。
3 個別株の売買は難しいので難度の低いインデックスやETFでも十分な成果が得られる。
♡インデックス投資や分野別のETFが作られたり盛んになったのは最近です。ありがたい世の中になったものです。フルに活用して投資実績を上げたいです。
以上です、それではみなさんの良い投資を!
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