量の確保は意外と難しい。インデックス、ドルコスト法の効果は?
こんにちは
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昨日の記事で「インデックスのリターンで満足するなら質の追求は一応の目的達成」
と書きました。今日は
量の確保
について書きます。
私達はともすれば「質」に目が行きがちです。投資研究も大部分は投資対象、銘柄選びです。しかし優れた銘柄を発掘しても小さな投資ではリターンは少ないです。
今年はリーマンショックから10年めです。2009年の2月1日に底をうちました。
気楽な質問です。
「あなたが10年前に住んでいて1千万持っていたら何に投資しますか?」
私達はその時点に戻れば「未来から来た人」です。将来を知っており最強です。
だから「アマゾンの全力買い」「テンセントの全力買い」とか言うでしょう。為替を含めればどちらも50倍ほどにはなっています。5億円です。
そこまでいかなくてももっと買いやすいV、MA、MSFT、GOOGLでは
青がS&Pで為替込みで3倍ほどになっています。MSFTやグーグルで6倍強、V、MAで10倍以上です。だからこれら4銘柄に全力投資できれば8倍くらいになっています。
しかし暴落のあとですから現実的には難しかったと思います。
では現実的な対応は?
それは「インデックスで量を確保する」ことです。
個別株を買っていくよりはハードルはかなり低いです。
フルになったら少しずつ「質に転換」すればいいです。
最悪そのまま保有でも相当な利益です。
個別エリート群と比べれば劣りますが投資しないよりはずっとましです。
欲を言えばエリートにも投資しつつインデックスがより強力ですが。
インデックス→個別株は抵抗が少ない
より元気なのに入れ替えるだけですから精神的にも技術的にも楽です。
とはいえ机上の論理と言われてしまえばそのとおりです。次の機会があればちゃんと実践して空論でないことを証明したいです。
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通常の場合はどうする?
通常の場合はどうやって量を確保すべきでしょうか。
1 選択肢がないほうが難度が下がる。
つみたてNISAで毎月積み立てをする場合は選択の余地はありません。毎月3.3万円で「全世界型インデックス投信」買えばいいだけです。①スリムオールカントリー②楽天全世界しか選ぶ余地もありません。30年40年と積み立てればしっかり量が確保できます。
2 選択肢が多いと難度は上がる。
いつ投資してもいいとなるとぐっと難しくなります。
「より良い機会」を求め続けるからです。
「安く買いたい」を求め続けるときりがありません。基準がないからです。今が過去一年では最安でも明日はさらに下がるかもしれません。
といってどこで妥協するかも難しいです。
3 わざと選択肢を狭めると難度が下がり量が確保できる。
買う対象と時期を限定するとぐっと容易になります。
直近の場合ですと昨年のクリスマスイブに最安値をピンポイントで買っても15%多く買えるだけです。しかし当時買える人はほとんどいなかったです。
そんな離れ業をしなくても毎月買っていれば平均では買えます。
4 ドルコスト法は量の確保には向いている。注意すべきは一点だけ。
ドルコスト法については賛否がありますが「量の確保」という点では優れています。能力を要求しない有効な買いの方法が他にないからです。
ドルコスト法でチェックするのは「長期では上昇する市場や対象であること」の1点だけです。そして米国市場は長期では上昇してきた市場です。
5 買い基準の自己ルールも必要
長い間米国株の割安の境目はPERで15とされてきました。
しかしこの基準で買いの判断をすると過去2年では「割安の時期」はほとんどありませんでした。昨年の12月くらいです。
その基準では買えなかったことになります。
私の基準は ①15以下・・・割安②17以下・・・やや割安③20以下・・・適正④20以上・・・割高です。現在3/22でS&Pは予想PERは16.8。
これだと過去2年でほとんどの期間がやや割安~適正に入っており実情にあっています。割高時は買いません。また割安はがんばって多く仕込む予定です。
今日の結論
◯質と量は投資の両輪。量の確保は意外に難しい。
◯インデックスで量を確保するのはハードルが低い
◯わざと選択肢を狭めると買いやすくなる。
◯ドルコスト法はインデックスとの相性がいい。セットではより強力。
◯買いの自己ルールがないと迷ってしまう。
以上です。偉そうに書きましたがこの分野は「勉強中、練習中でまだまだ」です。今年からVOOの定期買いを始めています。ご意見をいただきながら一緒に実行力を高めて機会を逃さず買えるといいなと思っています。それではみなさまの良い投資を!
レポートした「平安ヘルスケア1833HK」を試しに少し買いました。44HKドル
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