ブラック企業の会社員はすぐ辞めるべき。自分のできることを探す。
こんにちは
世の中には数々の不合理・不公平がありますがその中で就職氷河期ほど腹立たしいものはありません。
日本は新卒一括採用なので特に影響が大きいです。
現在のように売り手市場のこともあれば全く就職がない時期もありました。
運悪く大企業や公務員に就職できなかった方はどうすればいいでしょうか?
かくいう私も就職には苦労しました。
- 正社員の美名のもとでこき使われるのは辞めたほうがいい。
- ブラック企業と感じたら「一刻も早く辞めるに限る」
- 自分がしたいことより自分のできることを探す
- 社会はサッカー選手やお笑い芸人だけで回っているわけではない。
- AIの普及でガラリと変わる可能性が高い。
正社員の美名のもとでこき使われるのは辞めたほうがいい。
「正社員」というのはいい響きです。非正規社員よりも上のクラスにいるような感じを与えます。
特に地方では「正社員」になってこそ一人前との考えが主流で「非正規」の人や就職予備軍の人を精神的に追い詰めています。
しかし「正社員」にプレミアムがついているせいで、正社員という名前のもとでの奴隷労働も日常化しています。いわゆるブラック企業というものです。
「やりがい」をやたらに強調して自己犠牲を強いるスタイルもあれば、精神的に威嚇するタイプもあります。
私も大学卒業時に勤めた企業はブラックでした。地方の新興企業だったです。
でも経営陣にその自覚はなくて「休みでも仕事がある限り働くのは当然」と考えていました。
だから日曜日でも休むときには「スミマセン明日は用事があるので休ませてください」とお伺いをたてていました。
2ヶ月しかしませんでしたがその間休んだのは3日ほどでした。
私の経験で言うと
ブラック企業と感じたら「一刻も早く辞めるに限る」
なぜなら「その会社を改革しよう」とか「労働基準法を遵守させよう」と正義を発揮する必要はないからです。
トランプじゃあないけど「自分ファースト」でいいです。
私のいた会社も同期の2人が同時にやめたんですが、社長は納得がいかなくていろんな人に「今頃の若いやつの気持ちが理解できん」と相談していたそうです。
会社にいた大学の研究室の先輩が教えてくれました。
彼は京セラからの転職でしたが「京セラはこんなもんじゃあない」といってましたから企業の大きさとは関係ないのかもしれません。(今は知りませんよ)
パナソニックから転職した人も同じことを言ってましたから技術職・研究職のブラック化は日本の習慣かも知れません。
大学からして泊まり込みで実験しますから、業界、大学ぐるみかもしれません。
自分みたいなサボり屋でアバウトな人間がよくも卒業できたものです。
これは謙遜から言ってるんじゃあなくて助教授からの人物評です。
自分がしたいことより自分のできることを探す
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地元に帰っても就職活動はうまくいきませんでした。原因は自分が勉強していないにも関わらず「専門職」を希望したからです。
林修先生の話にもありましたが、人は自分のしたいことをしたがります。
しかし需給の関係でそれはポストが埋まっているケースが多いです。
お笑いの吉本などはデビューを待っている人が6千人もいるそうです。
吉本ではないですがサンドイッチマンの本を読んで「売れるのは奇跡なんだな」と感じます。
→自分のしたいことは競争率が高い。
一方社会から求められていることは本人からすると「やりたくない」ものが多いです。
せっかくの自分の勉強や個性が生かされないと感じるんですね。
「誰でもできるなら何も自分がやる必要はない」と感じます。
これは現在の学校教育の影響でしょう。
学校ではまず「自分のしたいこと」を目指させます。
そうすると「自分のしたいこと」ができなかった人は「負け組」感が強いです。
社会はサッカー選手やお笑い芸人だけで回っているわけではない。
日本の若者の大部分がサーカー選手やユーチューバーでは社会は回りません。
「好きなことをしろ」と教える教育では「社会の一員として役割を担う」という視点が欠けています。
自分のしたいことを目指すのもいいですが、大部分の人は「わがままを押さえて」ありきたりの仕事をする必要があります。
その中には嫌がられたり偏見を持たれる仕事もあります。
そういう労働力が不足しているようですが「間違った教育」の結果だと感じます。
順序が逆だと思うんです。
まず①社会にどう尽くせるかがファーストオプションで
②どうしても自分のしたいことがある人はみんなで受け入れる。
ギターも弾けないし持ってもいなくてもギタリストを目指しているニートがいるそうですが「やりたいこと至上主義」に乗せられたあわれな犠牲者だと思いますね。
AIの普及でガラリと変わる可能性が高い。
新しく国を作るとすれば煩雑な確定申告も不要になるでしょう。番号でAIが収入を管理すればいいからです。行政組織もほとんどが不要になります。
今もてはやされている職業が10年後も安泰ではないです。
しかし医療や介護やごみ収集はそれらの仕事よりも機械化は遅れるでしょう。
だから今正社員だと威張っている人の将来が明るいわけではないです。
正社員の肩書が惜しくてやめられない方は一度考えてみる必要があると思います。
以上です。
ついでに言うと私は地元で土建屋に2年ほど勤めて、その後畑違いの分野で40年弱過ごしました。専門にこだわらなければもっと早く自分に向いた職を見つけられたと思います。
追伸 「たわら男」さんにブログで取り上げていただきました。ありがとうございます。内容は「ブラック企業の社員はすぐにやめてはいけない」と書かれています。くわしくていねいな記事です。確かに次の就職先を確保するのは大切です。いきなり辞める必要はないです。現実に転職をお考えの方はぜひ御覧ください。
ブラック企業の会社員はすぐに辞めてはいけない - 40代でアーリーリタイアしたおっさんが たわら先進国株でベンツを買うブログ
それではみなさんの良い投資を。
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