資産取り崩しのほうが配当をもらうより合理的。ただし・・・
こんにちは。
さてリタイアした後の収入として株式の配当金や分配金をお考えの方は多いです。
書店でも「高配当株」投資は特集を組まれるほどの人気ぶりです。
投資ブログでも「高配当株」をテーマにされる方は多くて人気も高いです。
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しかし
理論的に考えると必要なだけ資産を取り崩して使った方が合理的です。
1 まずリタイアするまでは
投資を継続している期間ではお金を受け取る必要はないですから「再投資」することになります。手数料や税金を考えると受け取らないほうが理にかなっています。
2 リタイア後は
(1)米国株の場合は配当課税は30%ある。取り崩しなら15%ほど。(買値によりちがいます)
(2)取り崩しは必要な分を自分の意志でできる。
(3)取り崩しはその月の分をスキップすれば元金が増える。
などです。
ここまでみると配当や分配金をもらわない投資の方が効率はいいです。
ではなぜ高配当投資がここまで人気があるのでしょうか?
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◯自分で投資を取り崩すのは不快感がある。
◯配当が着実に振り込まれるのは幸福感と満足感がある。
これは個人の性格によります。「配当」を喜びと感じる人には大きなメリットです。
さらに付け加えれば「配当を得られる」インセンティブで投資が着々と進む利点があります。
理屈ではわかっていてもなかなか投資をする決断はできないです。
しかし、配当の喜びが後押ししてくれるなら投資は順調に進みます。
少しくらいの効率の悪さは打ち消してメリットが大きいです。
ここまでの結論
◯配当は受け取らずに必要な分だけ取り崩すほうが効率はいい。
◯配当を喜びと感じる人は多い。幸福感が味わえる。
◯配当の魅力で投資が進むメリットがある。
タイプ別におすすめのスタイルを考えると
ざっとですが
<取り崩し型が向いている人>
1 めんどうがりの人・・・再投資を忘れるから
2 配当に喜びを感じない人
3 シンプルな投資をする人、能力を必要としない投資をしたい人
4 資産の最大化を目指す人
<配当受け取り型が向いている人>
1 配当が楽しい人
2 投資能力が高い人
3 取り崩すのがいやな人
4 収入が多い人
欧米では取り崩すスタイルは広く実行されているようです。
日本でも今のシニアは取り崩しに抵抗が強いですが、だんだんと変わっていくように思います。
今の若い方は案外取り崩しスタイルに違和感を感じないかもしれません。
♡2000年代に分配金が出ない投信を探し回ったがほとんどなかった。現在のインデックス投信の充実を見ると時代の流れを感じる。
私の若い頃のように株式投資といえば日本株で、個別株を売ったり買ったりという時代からすれば、今の若い方はインデックスやETFなど有利な商品が多くてうらやましい限りだ。
♠別ブログにも関連の記事があります。4%ずつの取り崩しなら元本が減らないという内容です。【リタイア後のお金】4%ルールで取り崩す方が配当金をもらうより合理的で有利。 - チンギスハンの安心の資産運用
ユーチューブ動画は https://youtu.be/KZQNksd1Zfc
♡投資にはいろいろなスタイルがありそれぞれ長所と短所があります。この記事は特定の投資法を否定する目的はありません。いろんな角度から自分にあう投資を見つけてもらうのが目的です。
以上です。みなさまの良い投資を!
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