【投資信託】銀行で売っているからといって安全とは言えない。高齢者の投資リテラシーの欠如は深刻
こんにちは、どうもです
同じ投信を買うにしても買う場所によって大きな差がつきます。
スポンサーリンク
あなたは投信は買付手数料無料で年間経費最安を当然と思っておられるでしょう。
しかしネットを使えない高齢者は窓口を利用します。
銀行での販売は買付手数料が高いものが多くおすすめできません。
とはいえ高齢者は銀行やゆうちょ銀行に大きな信頼を置いているので、中身も安全と考えて安易に投信を購入しがちです。
しかも高齢者では投資金額が大きいのが特徴です。
一例として昨年の週刊現代に掲載されていたメガバンクでの運用ワースト投信から三菱UFJ銀行の見てみます。データは各投信会社(2019年1月21日)
トルコ債券オープン 基準価格 3328円 1年下落率 27.65%5年38.97%
(分配金再投資調整後)買付手数料3.24%年間経費1.2852% 下はHPより
◯分配金が毎月0.8%ほど出ています。年間では10%を超えています。
◯これに投資した人は5年で40%ほども資産を減らしたことになる。
◯トルコリラは現在25%ほどの公定金利のいわゆる高金利通貨である。
◯トルコリラは上下動が大きい。下落が続いている。
◯リスク管理に長けた上級者向けの商品と言える。
♡買った層はわかりませんが高配当ということから高齢者が多いでしょう。毎月多額の分配金を得られるという目的にはかなっていますが、資産を増やすという目的ならば逆に減っています。
高齢者が現金を欲しがるという心理につけ込んだ商品と言えます。問題は
窓口でリスクを説明されてもそれを「理解するリテラシー」がないことです
つまり商品と購入者のミスマッチです。
しかしミスマッチでも販売者が損をするわけではありません。
しっかり手数料が入ってきます。
1千万で販売手数料の30万ほどは美味しいです。
「大銀行なのにあくどい商売をする」と銀行への批判は強いです。
しかし銀行の看板を信じて中身の点検を怠った購入者の責任でもあります。
うちの親でもそうですが高齢者は銀行とかデパートとか看板にものすごく弱いです。
だから名前の通ったところの商品は盲目的に信用しますね。
銀行としては客が納得して買っていくんだから売らないわけには行かない。と言うでしょうし。
とはいえ手数料が高い商品はそうじてリスクが高い傾向があります。
だから相手のリスク許容度に関係なく「高リスク商品」を優先的にプッシュすることになります。
ノーロードのインデックスなんか売ってたんじゃあ干上がってしまいますからね。
どちらが悪いかの論議はありますが、損をするのはお客ですから注意しなくては行けないのはこちら側です。
一番の対策は窓口には近寄らないことですね。
相手はプロですから口はうまいしみかけもちゃんとしてます。
年寄りは見かけで判断しますからね。
★字数の関係で三菱UFJだけ挙げましたが各銀行とも同様の商品はあります。
2 証券会社が売買を繰り返し手数料を6400万円もとっていたこと
スポンサーリンク
読売新聞の記事で見たんですが高齢者が1.4億ほどの資産を証券会社で運用して手数料を6400万円もとられたという記事が載っていました。
記事には「客を道具としか見ていない」と批判していました。
しかし疑問を持ったんです。
証券会社にとって他にどんな見方があるんだろう?
建物や人間のコストも掛かっているんだし稼ぐには手数料とかしっかりとるしかないんじゃあないかな。と素直に思うんです。
確かにこの例は極端です。通常はこんなことはないです。
しかし形や額は違えども原理としては同じだろうと思うんです。
一回株を買ってそのまま何十年も保有だけされたんじゃあ証券会社には口座管理料しか入ってきません。
スキがあれば売買させようとするのは当然に思います。アドバイスしただけと言い張るでしょうし。
自己責任と言われても仕方ないかなと思いますね。
3 高齢者の時代は投資をするのは特殊だった。
今の高齢者は投資に対しては相当に偏見というかバカにしてたと思います。
「まっとうな人のすることじゃあない」
「山師のすることだ」
それが時代が変わって政府さえも投資を勧めるようになりました。
政府の言うことは絶対だというので急に投資をする気になった。
例の「おかあさん、貯金していてもお金は増えませんよ」「運用してみませんか」「みなさんされてますよ」「みなさん投資で稼いでらっしゃいますよ」
「そんなに稼げるならお前がやってみろよ」とあなたならツッコミを入れるところでしょうが、高齢者は信じてしまうんですね。
身近なものにはありがたみを感じない。
貯金は増えないかも知れないけど「日本円は減りにくい世界で稀有な存在」です。
しかしそれはリテラシーあっての話です。
こういう話題はまだまだ続きそうに思います。
これからリタイアを迎えるあなたは上手にやってください。
以上です
お知らせ 永久保存型の別ブログ「チンギスハンの安心の資産運用」も御覧ください。
新記事も挙げております。チンギスハンの安心の資産運用
お願い 読者登録お願いします。またランキングに参加しています。下の看板をクリックして応援いただけるとありがたいです。よろしくおねがいします。
スポンサーリンク