チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

<長期投資>ドルコスト法は個別株でも大丈夫か?

一般にドルコスト法はS&Pインデックスでやるのが普通です。個別株でも可能かどうかを考えました。

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結論は相当な力量が必要でコスパは悪いと思います。その理由は

1 銘柄選びをどうするか?その会社は業績を上げ続けられるか?

2 5~10の銘柄のうち1つが不振になったときどうするか?

3 手数料コストはどうか?

4 配当はどうするか?

5 保有期間はどうするか?

の問題があるからです。そもそもドルコスト法は長期的には右肩上がりの投資対象に対してするものです。S&Pは歴史的に上昇してきた実績があるので選ばれます。

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1 時代により中心的な分野は変化してきた。

この数十年を取ってみても時価総額の上位は入れ替わっています。かつては石油が上位だったこともあります。今上位のマイクロソフトやアップルも20年後にその地位にいるかどうかはわかりません。GEがいい例です。特定の銘柄選びは難しいです。

2 業界ごとに業績の変化は激しい。

だから特定の業界に偏った銘柄選択をしていると長期的に低迷する可能性があります。逆に高いパフォーマンスも考えられますが、長期に渡って好業績の業界を当てるのは困難です。株価が低迷したときインデックスでは買いチャンスになります。個別銘柄では躊躇します。独自の理由が隠されているかもしれないからです。

3 違う業界を組み合わせて分散した場合はどれかが不振になる。

それを嫌って各分野から優良企業を集めて5~10種で構成すると、不振の分野や会社を抱えることになる。それにどう対応するか?切り捨てるのかそのまま買うのか?などの問題が常にある。現在ならたばこ業界や石油業界の将来を見通すのは難しい。

3 手数料的には不利になる。

例えばインデックスなら円から投信を買うと千円から買えて手数料も無料です。ドルからでもNISAなら無料のところが多いです。一方5銘柄に均等に毎月投資すると、少額なら著しく不利になります。1万円を5銘柄に投資すると手数料は5%ほどにもなります。また1株に満たなかったり切りのいい数字にならないこともあります。

4 配当再投資が面倒でロスが出る。

高配当株で実施されている方が多いです。もらった配当を再投資する場合上記の理由で手数料がかさみます。インデックスでは1銘柄ですので押さえられます。円投信の場合は配当が出ないのでさらに楽です。

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5 銘柄を入れ替えるのか、しないのかなど判断することが多い。

結論 問題を乗り越えるには相当の見識と判断力など力量を要します。労力もかかります。保有企業の決算などチェックするものも多いですから。それに見合うメリットがあるとは思いません。

これからは今まで以上に技術革新・産業構造の変化が進むでしょう。利益を長期に渡って独占することはますます困難になります。アップルなどもアイフォン以降はどうするんだろう?と思いますね。日用品やヘルスケアもPBブランドやジェネリックの普及で見通しがぶれます。これからの時代にはますますインデックスの優位性が際立つと考えています。以上です。みなさまのよい投資を!

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