ねじれでかえって米経済の寿命はのびた!?
米国株投資家のみなさんこんにちは、ケン(チンギスハン)です。
先週ブログに「顔出し」したら多くの励ましをいただいて感謝です。読者の方も増えて、生まれて初めて「自分の顔に感謝しました」(笑)( ^^)
さて、予想通り中間選挙は上院共和、下院民主のねじれになりましたね。「大統領の政策が議会に邪魔されて実行できない」マイナスが指摘されています。しかし、大統領はすでにかなりの公約を実行しています。これ以上の実行は「暴走」ととられます。
もうすでに右に振れているのでこれ以上は行き過ぎになるでしょう。今回の結果で、マイルドになるとすれば、むしろ米国にも米経済にもプラス面が多いと見ています。暴走懸念が減ったことで、賞味期限はかなり伸びましたね。
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ちょっと失望する人もいるだろうが、相場はかえって長持ちする。
市場は強欲なので、トランプの中間層への減税とか公共事業とかを期待したでしょうから、一旦は落胆するかも知れませんね。しかし、そんな政策は赤字を拡大させて経済の寿命は短かったと思います。行き詰ってからの下落幅も相当に大きくなるだろうし。だから、先週書いたように私としては最上の結果になったと思います。これからプラス面への織り込みが徐々に進んでいくと考えています。
<これからの作戦>
政治が「激しく動かない」「大統領を抑制する」ことを選択したので株式市場も今後大きな動きの心配は減りました。これから機関投資家の決算売りをこなしながら年末にかけて徐々に回復すると見ています。
買うとしたら3通りが考えられるが。
1 下げたハイテクのリバウンドを狙う。
2 今回の下げでもむしろ上げたディフェンシブ銘柄を買う。
3 インデックスを買う。
結論からいうと私はインデックスです。理由は消去法です。
1は例えばアマゾンとか、アナリストの過剰な期待が株価を実力以上に押し上げた感じです。かれらが意図的にそうしたかどうかはわかりませんが、結果的にミスリードでした。決算での失望売りから現在は戻りながら本来の株価を探している段階です。なので、MSFTのように好決算なのに下がった株のリバウンドは安全性が高いですが、決算が悪かったグループについては、どこまでリバウンドするかは不明です。
2のディフェンシブ銘柄は保有者からは「バンザイ、バンザイ」とか「勝利宣言」も出ています。長い間ハイテクの好調があったのでまさに「我が時来たり」でしょう。
デフェンシブ銘柄は安い時に仕入れるのがいい。
安い時期からずっと投資してきた方と同じには語れません。私も保有があり代表的なディフェンシブ銘柄のJNJ142.37ドル予想PER22.03配当2.53%です。(SBI証券)バリエーションからは割高感はないです。2年チャートは(週足)
利上げの影響で今年は中盤まで下落が続きました。まことに受難の時でした。これから利上げの打ち止めが意識されるので、上昇が予想されます。ただし、値上がりを期待して買うのか、それともインカムゲイン投資としてなのかをはっきりしておく必要があります。インカム狙いなら、もっと安く仕入れるチャンスはありましたから、今が買いの好機かどうかは、投資家の判断しだいです。個人的には、グロースと違って、安い時期にコツコツ仕込んでいくタイプだととらえています。
3 投資法の姿勢とかに関係がなくシンプルなインデックスがいいと思う。
これからの利上げの中止が意識される局面では、理論的にはデフェンシブ銘柄の有利性はあるのでしょう。しかし、この選挙で寿命は延びたとはいえ、2019年後半からのリセッションへの動きはあります。ずっと持ってこれからの波を越える覚悟があれば問題ないですが私は違います。
今日のまとめ
1選挙で大きな変化が抑制されてかえって経済の寿命は延びたと思う。
2買うならインデックスVOOにしたいと思う。というか先週の火曜にもういくらか買いましたが。利点はシンプルで今後動きやすい点です。
とりあえず波乱は避けられて一安心ですね。みなさまのよい投資を!
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