チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

下落はハイテク以外にも波及、現在の立ち位置は?

おはようございます。

昨夜も下落しましたが、中身はかなり違っていました。

 

ハイテクはNASDAQがプラスから始まり結局は△1.25%と続落しました。

 

しかしS&Pは△2.06%とそれを上回りました。

 

大幅下落が騒がれていて、新聞には「世界同時下落」の文字も踊ります。

 

実際はどうなのか、幸い、リタイアで時間がみなさんより多いので数字的に検証してみたいと思います。忙しいみなさまがご利用いただければうれしいです。

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まず今回の下落の要因ですが特に目新しいものではないと思います。

 

これについては有名投資家、ブロガーのたぱぞうさんに適切な記事があります。

株価暴落の原因と対応の考え方 - たぱぞうの米国株投資

 

私も同意見で「後付けで」「とってつけた」「無理やり」みたいなものかなと思ってます。

<新聞等に書いてあるのは>

1 米国の長期金利の上昇。3.2%と上昇した。2月の下落も同じ原因でした。

 

2 ムニューチン米財務長官が「中国を為替操作国」として調査する。と言った。

 

3 米中貿易戦争の出口が見えない。

 

4 トランプがFRBを非難した。以前から引き締めに反対している。

 

とムニューチン以外は目新しいものではありません。

 

つまり下落する時期に来ていたのでしょう。

 

ハイテクの下落が騒がれたが、生活用品、ヘルスケアにも波及している。

BA△2.55%、KO△2.28%、JNJ△2.82%PFEファイザー△3.82%

AMGNアムジェン△3.65%△3.65%、JPM△3.00%

UNHユナイテッドヘルスMCDマクドナルド△2.9%

 

下落に強いとされた銘柄も大幅に下落しました。

 

<基本は変わらないので心配ない>

すわっ、全部が危ないか?とあわてる必要は全くないです。

 

機関投資家は幅広く保有している。

個人の場合は、ハイテクだけとか、インデックスだけとか、ディフェンシブだけとか、高配当だけとか保有する方は多いです。

 

でも、市場のメインプレーヤーである「機関投資家」は幅広く保有しています。

 

ハイテクを売って、大幅に下がったので、相対的に割高な、利益が乗っている、ヘルスケアなどを売っただけでしょう。

 

深刻になる必要はない。

だから「優良銘柄なのに、業績もいいのに」「なぜ売られるの?」と深刻になる必要は全くありません。

 

業績が悪いから売っているわけではないからです。単に換金です。

 

下げる余地が大きいのから売られています。

 

薬品はこの夏大きく上げてきましたから、「売り時」だったのです。

 

この下落もしばらくすると、(あと一週間くらい??)でもこれはわかりませんよ。

収まるでしょうから、その時の再投資のためにも今の状態を調べました。

 

<前回安値を下回っているわけではない>

S&Pは200日長期平均線を大きく割り込みました。またRSI14は17.66と最近見たことのない数字になってます。

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数字をみると深刻にも見えます。そこで6月末と5月の安値(終値ベース)と比べてみました。

まず3指数では

10・12 現在値 RSI14 6月末安値 上昇率 5月安値 上昇率
S&P500 2728.37 17.66 2700 1 2620 4
Nasdaq 7329.66 18.97 7420 -1.2 7000 4.5
Dow 25052.8 26.49 24100 3.8 23800 5

前回の安値を上回っています。ナスダックは下回りハイテク売りの大きさがわかる。

 

夏からの上昇分をなくした感じです。7月から入った人には大きい下落に感じられます。

 

下落が大きいとされるハイテクを見てみます。

  10・12 現在値 RSI14 6月末安値 上昇率 5月安値 上昇率
  VGT 183.6 22.68 178 3.1 168 8.5
  AAPL 214.45 40.7 182 15.1 162 24.5
  MSFT 105.91 32.45 97 8.4 91 14.1
AMZN 1719.36 24.79 1650 4 1460 15.1
  V 133.73 23.15 132 1.3 122 8.8
MA 194.51 24.14 193 0.8 173 11.1
  NVDA 235.13 27.64 236 -0.4 215 8.6

下げたとはいえ、春から見るとS&Pより成績はいいんですね。

 

また、有名どころはVGTよりどこも成績がいいです。

 

アップルの好調さが目立っています。今回も下げがもっとも小さく、一番早く立ち上がるでしょう。さすがバフェット。

 

NVDAは厳しいと見るべきか、半導体でこの数字はプラスに評価するか分かれます。

 

私はまたトライしたい銘柄。

 

その他の代表的な銘柄群(といいながら、私の保有や候補が多いです、ごめんなさい、私の個人的なノートも兼ねているので)〇は保有あり。

  10・12 現在値 RSI14 6月末安値 上昇率 5月安値 上昇率
保  S&P500 2728.4 17.66 2700 1 2620 4
BA 358.11 41.48 325 9.2 320 10.6
JNJ 133.84 34.61 121 9.6 122 8.8
PFE 42.81 42.52 36 15.9 34 20.6
AMGN 193.85 32.94 182.5 5.9 163 15.9
UL 51.83 25.54 53.5 -3.2 53 -2.3
  JPM 108.13 31.72 103 4.7 105 2.9
UNH 257.12 35.21 243 5.5 228 11.3
  MCD 162.97 46.39 153 6.1 154 5.5
  VZ 53.33 47.41 46.5 12.8 45.5 14.7

こちらも平均を大きく上回っています。

 

これをみると以前から保有している方は大きく含み益があり、今回の下落も「どこ吹く風」かもしれません。

 

<今後のねらい目の方針>

1 引き続き金利動向には神経質。でも先は見えたか?

長期金利の上昇で売られた高配当銘柄です。

 

でも、事業内容に問題があるわけではないので、金利上昇の限界が意識されだした今頃からは、どちらかというと上げやすいかと。

 

でも、金融はモロに影響を受けるので買いにくい。

 

金融に分類されるけど「医療保険」のUNHユナイテッドヘルスに注目というか買い増ししたい。

 

2 貿易摩擦は正直影響がわからない。

なので、影響がなさそうなヘルスケアは買い増ししたい。

 

もう少し下げてくれるとうれしいが。

 

まとめ

1 チャート的には200日線を大きく割り込んで、厳しく見えるが、あわてる必要はないと考えている。

 

米国経済の好調さが悪化したわけではないから。貿易とかの悪影響はまだ先だと思う。

単なる理由付け。

 

2 RSIが10代という見たことない水準を経験できたので、将来の参考に大いになる。

 

3 記事にあったけど、(出典忘れました)「下落しにくいデフェンシブ銘柄が売られるのが、下落の最終段階だ」とあった。昨日からそのステージに入ったかと思う。

 

4 来週には回復に向かうと見ている。(全くの個人的な見解です)

 

オマケ

私は「バシッ、バシッ」とDさんのように絶妙のタイミングでの投資はできないと自覚しています。

なので、昨日はアマゾンを1700、1650、1600ドルに1株づつ指値しました。先週1920ドルで売った分の買い戻しです。

1700ドルが約定。「得意の1株買いです」

まだ下げる可能性も高いけど、まあ納得の水準だと思うので。今夜も入れときます。

 

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米国株急落。ハイテク大幅下落。半分利確したのは正解、しかし、・・・

みなさまおはようございます、ケンです。

朝起きてビックリ、えーというくらいの急落。

 

昨夜VIX指数が16.9に急上昇していて「投資家心理悪いな」、「先物も下げているしとりあえず買いはなし」ということでグースカ寝てました。

 

甘かったですね。

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<各指標急落>VIXは一気に20%越え。

S&P2785.68ドル △3.29% ダウ 25598.74 △3.15% 

ナスダック7422.05 △4.08 VIX指数はなんと22.96 43.95%アップ

 

<なんとナスダックは200日線割れです>

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前日が上ひげつきの短い陽線だったので、テクニカルリバウンドの可能性も強かったですが、それを証明してしまいました。

 

S&Pは200日線の少し上にあります。でもぎりぎり。

 

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<ハイテクの下げが大きい>

AAPL4.63%、MSFT△5.63%、GOOGL△4.63%AMZN△6.15%

アマゾンは直近高値から15%の下落。今度の四半期決算が悪そうだとのバークレイズのコメントも影響したそうです。

 

私の保有その他では

NVDA△7.48%、MA△6.23%、V△4.77%、ADBE△6.39%、NFLX△8.38%

 

いつものようにハイテクでも下落幅に差があります。

大手、安定しているところほど下落幅が少ない傾向です。

 

それでもアップルやマイクロソフトの4%強というのは相当にきつい下げです。

 

 

<とりあえず楽観は禁物。>

一日としてはここ2年間でも最大クラスの急落ですし、投資家心理もVIX20%越えと一気に悪化しています。

 

安易な「逆張りの買い」は危険。

長期平均線のサポートも失ったのでどう動くか予想がつきません。

 

<でも過度な心配は不要>

と考えます。

 

正常運転にもどれば、2月のように一時的な下落となります。

 

もう少し時間はかかるでしょうが、このまま下落が続くとは思いません。

 

でもマーケットは常にオーバーシュート(行き過ぎ)するので、自分で「この辺が底だろう」と決めるのは危険です。

 

<今回の下落で学んだこと、これからの課題、などなど・・・>

この春から少額での実験投資をしています。

 

相場終盤で、本格投資にはリスクが大きいと判断してのことです。

 

とても小ロットです。

 

含み益を拡大させながら少しずつ買い増していく方法です。

 

対象はアマゾンなどのハイテクです。(他が良くないという意味ではない)

 

AMZN、NVDA、MA、ADBEに投資しました。

 

NVDAは利確して、現在は3銘柄です。

 

利確してきたので総合ではプラス。昨日の急落で保有株単体では1%のマイナスです。

 

旧来の保有株枠は30%ほどのプラスです。

 

<半分利確したのは正解。>

結果としては全部売るのが正解だったが、今の自分の力ではそれが精一杯だったということ。

 

<MAを買い戻したのは早とちり。>

50日線での反発を頼りに、MAを買い戻したのが火曜。

これは早すぎました。少なくともしっかりした陽線が出て、次の日にプラスで始まるまで待つべきだった。今後の教訓。

 

熟達者、巧者はすでにポジションゼロの人もいる。

私が、参考にしている方では、すでに今回の下落中に処分されていらっしゃいました。

 

機動力に感心します。

 

 <買いは四半期決算を確認してからのほうが無難と思う。>

投資家心理が悪化しているので、今後の決算発表では「好決算には反応せず」「少しでも悪い決算には過剰に反応」が予想されます。

 

こうなった以上買いは、少なくとも決算を見てからでも遅くないと思っています。

 

主にダウ銘柄の中で、有望なものを検討しているところです。

 

 

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とりあえずMAを買い戻しました。一旦利確する意味を考える。

こんにちは、今日はちょっと肌寒いくらいです。

気温の変化が激しいです。体調にはお気を付け下さいませ。

 

とういう私はなんか頭が痛いですが。

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先週末金曜オープニングでAMZN、MA、ADBEを利確しました。試験運用分です。

 

チャートの形が悪くさらなる下落に備えたからです。

 

<MAを買い戻し。>

2日しか経ってないけど、昨日のオープニングあたりでまずMAを買い戻しました。

 

プラスで始まったからです。

 

チャートはこんな感じ。

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金曜に217ドルで売りました。昨日209ドルで買い戻し。ちょびっと利益。

 

月曜に大きな下ひげをつけました。

 

まだ、50日線の下方にありますが、戻りそうかなという判断です。

 

MAだけを買い戻したのは、3つのうちでは一番強かったからです。

 

ハイテク大手の強さは、AAPL→MSFT→V、MA→AMZN→準大手・・・と言う感じ。

 

AAPL、MSFTは保有していないので、MAになりました。

 

MAはこの機会に買い増しを考えています。

 

MSFTは指値入れたけど欲張って不発でした。やり直し。

 

<AMZNもやっと陽線出る。まだまだ不安定。>そろそろ買い戻し予定。

1870.32ドル 0.32%

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こちらはマイナスで始まったので、買い戻しは見送りました。

 

昨日も上ひげつきの短い陽線です。まだまだ弱いです。

 

底を打ったとはいえません。

 

でも、「買い戻してもいいかな」と考えています。

 

今晩プラスで始まれば、買い戻します。

 

理由は、アマゾンは長期で保有するつもりだからです。

 

半分売ったのはあくまで一時避難です。

 

1920ドルで売ったので多少の利益も出ています。

 

さしたる悪材料もないし(今度の決算が悪いことが漏れていれば別だけど)

 

これからの下落はあっても限定的と思うからです。(一個人の考えです)

 

<ADBEはまだ陽線出ず>

なのでまだまだ待ちです。

 

<長期のバイ&ホールドが基本だと考えています。>

大きな利益を得るためには、長期に渡って上昇が期待できる、好業績な銘柄を買って持ち続けるのが一番だと考えています。

 

じゃあ、今回の半分利確とか矛盾してない?

 

と言われそうです。

 

MAマスターカード2年チャートです。(SBI証券)

なおVビザも動きはとても似ています。

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2年で2倍超になっています。

 

入りが遅すぎた。

 

もっと早くに入って追加投資をして含み益を積み上げていれば、10%ほどの下落には何の問題もありません。下落トレンドを確認するまで保有はOKです。

 

しかし、私はこの夏に200ドルで入ったばかりです。含み益は少ないです。

 

なので、今回の下落は大きくないとは思うものの、一時避難が妥当と考えたのです。

 

たった2日ですがチャートの形はずいぶん改善しました。これからまだわかりませんが。

 

だから150ドルほどの平均買いコストの方の場合は、一時避難の必要性はないでしょう。

 

利益をいったん確保するための売りはあるでしょうが。

 

<シニアの投資は損しないことが優先>

 

今回も利益を得るというより、確率は少なくても大きく下落することに備えたのです。

 

まだ終わってませんが。

 

<どちらにしても相場は終盤戦との判断です>

 

野球で言えば、8回と思っています。

 

利上げをめぐって、神経質になっている。

 

終盤戦と思っている人は多いですから、「何かあると逃げ出そう」とします。

 

だから何かを理由に下落は起こりやすい地合いは仕方ないと思います。

 

<入りが遅いので対応が必要なのは仕方ない>

これから新たに買う銘柄も、下落への対応策が必要なことは必然と思っています。

 

「終盤にのこのこ出ていく」わけですから。

 

<保有株もさらに下げれば、買値で売り>

 

の方針です。

 

今はハイテクの下げが大きいので、ハイテクの「買い戻し」と「買い増し」を優先していますが、保有のPFEファイザーなどは大きく上げています。

 

JNJも含めて追加買いができるか調べてみようと思っています。

 

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「相場は見通せないのでいつ買っても同じこと」が正しくない理由

こんにちは

昨夜はダウが若干プラス、ナスダックは△0.67%S&Pは△0.04%。

 

ハイテクが続落しました。

 

主要銘柄、保有銘柄ではAMZN△1.34%、MSFT△1.14%、AAPL△0.23%

MA△2.34%、V△2.39%、NVDA△1.52%、ADBE△3.24%、SQ△8.55%

 

ハイテク内でも明暗があります。

 

AAPLはハイテクというよりモノづくりの要素が強いと認識されているようです。

 

予想PERも19.10と製造業並みです。

 

V,MAの下落が大きいです。準大手のADBEやSQは大幅安です。

 

先週末売った分の買い戻しをしようかと思ってますが、まずチャートを良く見てからですね。

 

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さて、私の別ブログ「ケンの楽しいリタイア生活」閲覧ありがとうございます。

最新記事は「肩こりにきくツボ肩井けんせい」です。ケンの楽しいリタイア生活

 

パソコンやスマホで肩がこりますよね。どこでもできる肩こりのツボ3つを紹介しています。ぜひお読みください。

 

さて今日のテーマです。

 

リタイアしてからまとまった資金があり、投資を決めた後、いつどれだけ投資するかが問題です。

 

先日は「ドルコスト法」で毎月買うのが無難とお勧めしました。

 

ところで、こんな主張もあります。

 

「相場はだれにもわからないので、いつ買っても理論的には同じこと」です。

 

一見すると理論的なようですが、重大な落とし穴があるのです。

 

こんな説に惑わされて「一気投資」をしてはいけません。

 

どこに問題があるのでしょうか。 

 

それは「リスクの問題を計算に入れていない」ことです。

 

実例をあげるとこういうことです。

50万円までのリスクが取れるAさんがいて、10%の損切りとして500万が投資額の上限になります。

 

そのうちの100万円をある銘柄に投資するとしたら、これは上記の「いつ買っても同じ」は当てはまります。

 

10万ずつ投資するより一気に100万円買った方が手数料的に有利かも知れません。

 

しかし、例えば500万円を一気に買ったとしたらどうでしょう。

 

最大投資額に収まっていますから、その意味では問題ありません。

 

<しかし勝負になってしまう>

この一気投資が悪いわけではありません。

 

しかし、枠をいっぱい使っていますから、この銘柄で含み益が出ない限り、他の銘柄への投資はできません。

 

つまり「同じ」とはいえません。枠を残しておけば投資できたでしょうから。

 

それを計算に入れている人だけが「同じこと」といえます。

 

それこそ、相場は見通せませんから、絶好のタイミングが1週間後に来るかもしれません。

 

そう考えると「枠を残して少しずつ買っていく」方が無難に思えます。

 

また、人によっては、私のように、枠をいっぱいに使うことに抵抗がある人も多いかも知れません。

 

<少しずつ買いあがっていけば、リスクが増えずに買い増しができる>

少しずつ買いあがっていくメリットは、リスク枠を食いつぶさないことです。

 

含み益の増大とともに投資額が増えますから。

 

ただし、安い時に一気に買っておく方が利益額は大きくなります。

 

どちらを選ぶかは性格によるかもです。

 

<損切りラインの設定について> ご質問をいただきました。

1 設定ラインは?

記事では10%としましたが、これは投資の指導書の「初心者用」のモード(最頻値)をとったものです。私自身は8%にしています。

 

2 実際はどうなる?

ラインはあくまで「このライン」で損失を止めたい。というものですから、それ以前に損切りしても全く問題なしです。

 

というか「早目の損切り」が被害が少なくておススメされています。

 

いや「ここは待ちたい」というラインになります。

 

でもー7%くらいの前日の終値でも次の日に2%とか下げて始まると8%を突破します。だから、そう計算通りにいつもいくとは限りません。

 

合計では自分の決めたライン以内には収まるようにしたいです。

 

<ドルコスト法の毎月に設定は15日がベスト?>

一方ドルコスト法ではこんなことは関係ないです。

 

しかし、毎月のうち何日に設定するかという問題があります。

 

1日とか、月末とか。

 

月末、月初めは相場が乱高下しやすいので、月半ばがよいというのは説得力があります。

 

自分もそうしています。

 

引き続き市場には注目ですね。

 

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分散された投資はリスクが少ないは本当か?下落時のシュミレーション。

こんにちは、良く晴れましたね。

さて、上昇相場が長いのでいつまで続くかが気がかりなところです。

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トレンドが転換するとしたらどういうシナリオになるか考えました。

1 戦争や紛争などでがこる。

これは予見が難しいですね。

 

2 中央銀行の金利上げに耐えられなくなり、下落。

現在FRBは2020年までに5回、合計1.25%の利上げを予定しています。

 

FRBが利上げを継続するモチベーション

(1)予定通り経済が拡大している時

(2)インフレが懸念される時。

 

問題になるのは(2)のインフレ懸念です。

 

インフレが意識されれば、多少経済が不調になると予測されても、中央銀行はインフレを抑える政策を継続するしかありません。

 

「げに恐ろしきはインフレかな。」です。

 

10月5日発表の9月の雇用統計では、賃金上昇率が対前年比2.8%ですから、まだ大丈夫なようです。

 

過去のインフレ率は、(世界経済のネタ帳より)

1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989
  13.50 10.38 6.16 3.16 4.37 3.53 1.94 3.58 4.10 4.79
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999
  5.42 4.22 3.04 2.97 2.60 2.81 2.94 2.34 1.55 2.19
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
  3.37 2.82 1.60 2.30 2.67 3.37 3.22 2.87 3.82 -0.32
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
  1.64 3.14 2.07 1.47 1.61 0.12 1.27 2.14 2.54

単位: %

徐々に上がっては来ています。

 

3%を超えると要注意でしょうか。

 

インフレを意識するような統計が出るとたびに今回のようなあるいはより大きい下落は起こりそうです。通常の下落です。

 

またトランプが「藪をつついて蛇を出した。」イラン制裁による原油の値上がりもインフレの原因になります。100ドルを超すようだと要注意です。

 

<いつかはやってくる大幅下落への備えとして>

分散型の投資信託も売り出されています。

「リスクが少ないのでシニアにぴったり」とか宣伝されています。

 

日本株、日本債券、外国株、外国債券それぞれ25%づつとかのです。

 

確かにリスク時には株価が大幅下落すると、担当の方からは「これにしておいて良かったですね、下落が少なくて済みましたよ」と言われそうです。

 

でも私はこれは問題ありと思っています。まあ考え方の問題ではあるのですが

 

その最大の理由は

1 リスク時には大幅な円高が起こること。

リスク時は「キャッシュイズキング」で米ドルに資金が集まります。

 

だから投資資産は米ドルに対してはアンダーパフォームします。

 

しかし、その米ドルに対してさえ、アウトパフォームするのが、日本円とスイスフランです。

 

だから、リスク時には日本円やスイスフランを持っているのが一番有利です。

 

バランス型にも日本債券として入っていますが、日本円とほぼ同じです。

 

2 いくら分散していても日本円には勝てないこと。

下落幅が違うだけで、大なり小なり、日本円に対して下落します。

 

つまり損失が出るわけです。

 

3 分散=安全だと思っているのは危険。

分散しているからと言っても、多少下落率が違うだけのことです。

 

4 最大損失額は投資額による。

いくら、リスクの高い例えばハイテクに投資していたとしても、損切りさえちゃんとすれば、損失額は10%と限定的です。

 

だから投資額が30%なら、最大損失は3%です。これでも小さくはないですが。

 

一方バランス型でも、株などの下落で20~30%、円高で20%ほどは動きますから総合すれば30%くらいの下落は容易におこります。

 

「ちゃんと分散しているから大丈夫」と損切りラインも設けていない人がほとんどでしょうから、投資額が30%なら、9%ほどの損失になります。

 

もちろん持ち続けていればいずれは回復するという見方もあります。

 

しかし、一時的にせよ最大損失額が9%ほど、約1割というのは、リタイア者、シニアには大きすぎる額です。

 

原因は30%の投資額が大きすぎたことにあります。

 

5 投資額を絞ってきちんと管理している方が損失は少ない。

 

6 米経済が順調なら債券は下落リスクがある。

FRBによる利上げが続けば、債券は下落します。

 

インフレが加速しても同じです。

 

一方、経済が減速して緩和に戻れば、債券価格は上昇します。

 

つまりはどう動くかはわからない、ということです。

 

債券を買うことは「経済は失速するだろう」に賭けていることになります。

 

バランス型ならその一部が入っているわけです。

 

株式が入っていますからお互いうまく相殺しているとはいえます。

 

ただしこれは円高リスクを計算に入れていません。

 

今日のまとめ

1 失速して大幅下落が起こると「大幅円高」がおこり投資資産はすべて下落する。

 

2 円を基準にしていればこの図式からは逃れられない。

 

3 分散していても、円高を加味すれば、30%程度の下落はある。

 

4 分散しているから安全と「損切り」を設けていなければ、過大な損失を一時的かも知れないが抱える。

 

5 この損失は予想外のものである。

 

リタイア者、シニアは「分散しているから安全」を盲信せずに、

(1)投資額を限定する。

あるいは

(2)最大損失額を設定する。→損切りを実行する。

の必要があると感じます。

 

それではみなさまのよい投資を!

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新規の買いはMSFTともう一つどれにしようかな?

みなさんこんにちは。また暑さが戻ってきた感じで、シニアには温度変化は堪えます。

別ブログ「ケンの楽しいリタイア生活」もこのサイトからたくさん訪問していただいて感謝しています。ケンの楽しいリタイア生活

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さて、今回の下落の底が確認できたら

1 売った株を買い戻す。AMZN、MA、ADBE(アドビシステム)

2 新規に買う。

を計画しています。

 

<買い戻し銘柄3つ>

1 AMZN

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RSIが40と最近ではしっかり売り込まれています。

これは主に中国の社員がわいろを受け取っていたという不祥事の影響が大きいです。

 

長期的には問題ないと判断して1920ドル付近で少し買いました。

 

今回の下落を受けて金曜のオープニング成行で半分を利確しました。

 

将来性が大きい割にはもたついている現状は「買うとするなら」チャンスのタイミングです。

 

金曜はプラスで始まり、大幅に下げて戻しています。下ひげが長く印象はいいです。

 

来週早々にも戻り始めるかもしれません。

 

終値は1889ドルですが、1950ドルまでで買えればOKです。

 

2 MAマスターカード

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200ドルで買って、追加投資を怠りここまできました。2回はしていないといけないのですが、利確の方が先に来てしまいました。反省です。

 

Vビザとともに安定感があります。

 

長い目で見れば、クレジットカードからアリペイ型の即現金引き落としへの移行リスクがあります。

 

その時にどのくらいのプラス、あるいはマイナスの影響があるかは私にはわかりません。

 

ですから、今は、長期的視野ではなく、単に決算がいい、成長しているという要因です。

 

VとMAどちらが良いかもよくわかりません。

 

MAの方が成長率が良いのでこちらにしているだけです。

 

チャート的には50日ラインは割らないかもしれません。ビザは50日線上まで下げています。

 

3 ADBE

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安定した上昇が特徴ですがこのところ上下動が頻繁です。

 

米国株、そしてハイテクに敏感になっているのでしょうね。(つまりすぐ引こうという姿勢)

 

50日線で一旦反発しています。

 

四半期決算はOKでした。対前年比売上+24%、EPS+60%、

 

決算期が他より2か月ほど遅いのが特徴です。

 

次回は12月初旬。

 

業績の安定さをみれば、50日線付近は買いタイミング。

 

とえらそうなことを言っているが、前回の買いタイミングは見送りストライク!

 

<新規買い候補銘柄>

1 筆頭 MSFT 

思えば、99ドルでのインのチャンスを逃してます。そのあともインできず。今回はどうでしょうか?

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さすがアップルと並んでの安定銘柄。あまり下落していません。

 

ちなみに予想PERは26.53配当1.63%とハイテクと考えるならまだ割高ではありません。

 

長い下ひげで下げ止まり感は他より強いです。

 

まだはっきりと下値は確認できてないけど、とりあえず来週初めに打診買いします。

 

で、下げたらそこで考える。上げたら追加買い。の方針で。(そんなに欲しいんかい、と言われそう)、はい素直に欲しいです。

 

2 アップル

AAPLはMSFTよりもさらに買い得感が強くて

予想PER19.10、配当1.28%とS&Pと同じレベルです。

バフェット銘柄でもあります。

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こちらもあんまり下落してませんね。

「買いタイミング!」と飛びつく水準ではないですね。もともと欲しければ別だけど。

ということでパス。

 

もう一つくらい新規で買ってもいいかな。

Vビザと言う手もあります。以前持ってましたし。124ドルで4月に利確しましたけど。

あれから「出世したな」という感じ。売った株はよく上がります。

まあ、MAを買い戻しての話ですね。さらにVに優位性が特になければ、MAを買い増しする方が楽だし。含み益もあるので。

 

シニアなので、尖っていない、安全な銘柄を志向しています。

ということで①時価総額が大きくて②値動きがゆっくり

が希望なのですが、MSFT以外はちょっと無いような・・・

 

VGTはどうかな?

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情報セクターETFです。ごちゃまぜなので、個別リスクもないかと。

あんまり下げているわけではないですね。

 

あわてて買うこともないので、様子を見て考えます。

 

私の銘柄探しにお付き合いくださいましてありがとうございました。

 

MSFTについては今のうちに四半期決算を整理してみます。

 

皆様のよい投資を!

 

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今回の下げは浅くて短いと考える理由。(ただし私見です)

こんにちは。

昨日は、出だしはプラスに反発していたのに、マイナスに転じて、少し切り返して終わりました。

私は昨日の記事に書いた通り、試験的に運用している「出直し」3銘柄をオープニングで半分利確しました。AMZN、MA、ADBEです。

嵐が過ぎるのを待って買い戻す予定です。買い増しもするかも。

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昨日の指数からみてみます。

S&Pが2885.57ドル △0.55 RSI44.53 下ひげをつけて少し50日線を上回って終。

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ダウは26447.05ドル△0.68% RSI54.76 50日線の上方。

ナスダックは7788.45 △1.16% RSI35.73 50日線の下。下はナスダックのチャートです。

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ナスダック、ハイテクが今回の下げを主導しているといえます。アマゾンは最高値から7%下にあります。

 

<市場参加者は金融緩和への期待が大きい>

現在のFRBは引き締め的な政策をとり、今後もその継続を表明しています。

 

2020年までの5回の利上げです。

 

そのための長期金利の上昇が今回の下落の主因です。

昨日は長期金利は3.225%とさらに上昇しました。

 

でも利上げをすれば長期金利もそれに合わせて上昇するのは予定通りで、何ら不思議ではありません。健全ともいえます。

 

FRBのプラン通りと言えます。

 

にもかかわらず株価が下落するのは「今後の利上げには耐えられない」と考えている参加者が多いといえます。

 

あるいは過去の経験則での学習行動か。長期金利上昇→株価下落という。

 

<雇用統計は悪くはないと結局はとらえられた>

昨日発表された9月の雇用統計は

〇雇用者数増 予想18.5万人→13.4万人 先月の27万人から大幅低下。✖

先月から大きく失速しました。このことでFRBは緩和に戻るという期待で、昨日のオープニングは上昇したそうです。

〇失業率 3.7%およそ49年ぶりの低さ。

〇平均時給対前年比 予想2.8%→2.8%

 

雇用者数増の失速で、「すわFRBは緩和へ戻るだろう」の期待が

「いやそこまで悪くないぞ」と再考されて、株価が下落したそうです。

 

順調なら売られるといういつもながら理解が難しい「雇用統計」です。

 

<悪い材料は何もない>

FRBの予定通りに進んでいるだけで、何も悪材料が出たわけではありません。

 

<今回の調整は浅そうだ>

長期金利の上昇で始まった今回の下落も「特に悪い材料はない」ことから「政治問題」を考えなければ、早晩再上昇に向かうと思われます。

 

政治問題は例によって「どう転ぶかわからない」ので予想はしないことにします。

 

<ハイテク大手の戻りが早いか?>

「ハイテクは金利上昇に弱い」というのは過去の話で、アップルなどのハイテク大手はキャッシュリッチです。さらに減税もあり、金利上昇への抵抗力は他の産業よりは強いと思われます。

(補足 原油高、人件費高のハイテクへの影響はよくわかりません。研究します。ご存知の方は教えてください。)

 

なのに今回下げが大きいのは(といっても、AAPL、MSFTの下げは相当小さいが)今まで大きく上昇した反動、利確の機会ととらえられたからでしょう。

 

したがって「底が確認できたら」というより、機関投資家は「底だろう」というあたりで買ってくると思います。

(私は素人なので、そしてシニアなので効率は劣っても底を確認してからにします)

 

いつまで調整は続くか?

だから私は今回の下げは「浅くて短い」と思っていますが、これは単に一素人の独断です。

 

決めるのは「マーケットの神様」なのできちんとした確認が必要だと思います。

 

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2月と同じなら今回も嵐が過ぎたら買いが正解になるが・・・

米国株投資家のみなさんこんにちは。

別ブログ「ケンの楽しいリタイア生活」も多くの方に訪問いただきありがとうございます。

先にリタイアした者として、役立つ内容にしたいと思っています。

引き続きよろしくお願いします。

ケンの楽しいリタイア生活

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さて米国株ですが、昨日は金融株を除きハイテクを中心に大きく下落しました。

長期金利上昇での株価下落は2月に続き既視感があるが今回はどうか?

昨日の下落は大きい順に

NASDAQ 7879.51ドル△1.81%、S&P2901.61△0.82%ダウ26627.48△0.75%

ダウの下落幅が小さいのは金融株も多く含むからと思われます。

 

現在長期金利は3.2%と急上昇しているが

米国債券10年モノ(長期金利)10年チャート(SBI証券より)

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2016年半ばを底に上昇トレンドにあります。

2014年のピークを抜いてきています。もう少し詳しく見ると、1年チャートです。

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この1年では、1月と同様の力強い伸びを見せています。

そして1月の上昇を受けて、2月初めには株式市場は大きく下落しました。

S&P1年チャートです。ヤフーファイナンス

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10%以上の下落となりました。

先日1月高値を更新しました。

1月と同様なら今回の下落は、嵐が過ぎたら買いが正解になるが・・・

市場参加者は、前例を意識しますから、前回と状況がかわらなければ、今回の下落も短期間で終了して、リカバーすることになります。

 

つまり、底を打ったら買うのが正解になります。

さらに詳しく検証してみます。

 

長短金利差の逆転は株価下落のサイン

と言われており、長短金利差が近づくことに投資家は神経をとがらせてきました。

直近の米国債の金利と、FRBが予定通り今後5回の利上げをした後の金利をまとめました。

  2018 2020
  10・5 予想
FF金利 2.25 3.5
3か月 2.21 3.46
1年 2.6 3.85
2年 2.88 4.13
5年 3.05 4.3
10年 3.19 4.44

2020年の1回目の利上げをした後の状況です。

現在は長短金利差は(2年物と10年物を比べるのが標準らしいです)

3.19-2.88=0.31%です。

今回少し開きました。でも残り少ない感じはします。

2014年の2.5%を直近のピークにしてずっと低下し続けています。

いつかは多分逆転が起こるんでしょうが(逆イールド)それがいつかがわからないのです。

 

この手の分析では定評のある、そして私も利用させていただいているユキマツさんの最新のブログに詳しい記事とわかりやすい図があります。

米国長期金利、急上昇 - ユキマツの「長期投資のタイミング」

 

ここからは筆者の独断の見解になります。

今回も2月同様買うのが賢明か?

<今回のリスク、下落の原因、前回との違い>

1 長期金利の上昇。直近の高値更新。

でも長短金利はむしろ少し縮まった。これはプラス。

だから、今回は長期金利に反応したと言える。

2 中間選挙で共和党が負けそうなこと。

これはまだ十分には織り込んでいないと考える。

3 株価が高値圏に上昇している。

シラーPERで過去3番目の高値圏だそうです。

4 株価の過熱感は今回はない。

1月のRSI(14)が90を楽に超えていたのに対して、今回は60代です。

さらにハイテクはむしろ軟調でした。

5 貿易戦争の出口が見えない。

前回は、この問題はなかったです。3月からおおきくなりました。

 

この中で、前回と違い大きくマイナスなのは中間選挙と貿易戦争。

つまり政治がらみです。

 

政治がらみの判断はお任せします。

 

政治がらみを避けて見守るという選択肢以外を考えてみます。

債券との比較でみると株式の優位は変わらない。

債券市場は株式市場の2倍以上の規模があります。

 

機関投資家としては、どちらかにお金を置くしかありません。

 

そして、債券は株式以上に先安観が強いです。

新発債の金利が上がるのに合わせて既発債の金利も上がるから。→価格は下落。

 

機関投資家にもいろいろなポジションがあるでしょうが、全体としては多くの債券を抱えて、しかも含み損が発生中ならさらなる債券投資はしにくいでしょう。

 

米国株の優位は変わらない。

米国株は他の国と比べて相対的に割高と言われています。PERも高いです。

 

しかし、PERがいくら低くても新興国への投資はできません。米国の利上げが継続中だからです。

 

また、AIなど大きな変革で産業構造への対応が進んでいるのは、米国と中国です。

 

中国は貿易戦争その他で買えないとすると、消去法で米国になります。

 

米国株の中で考えると

大手ハイテクの優位は変わらない。

今後の利上げに対応して業績を伸ばせる企業は米国でも限られます。

 

さらに今後の政治的な影響を受けにくいとすれば、ハイテク大手、金融大手・・・が浮かびます。

 

情報セクターETFのVGT1年チャートです。SBI証券。

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前回2月の下落では、下落後S&Pより早く大きくリカバリーを見せました。

昨日下落しましたがそれでも1月の高値から10%高い水準にあります。

今回の下落が大きいのは利確の面が強いと思います。

 

もちろん今回も当てはまる保証はありませんが・・・

 

<まとめ>

1 長短金利差は縮小トレンドにある。

2020年ごろまでに逆転して、そして株価も下落に転じる可能性大。

2 長期金利の上昇ごとに株価の下落は起こりそうだ。

→そしてリカバリーを繰り返しながら上昇していく。これは順調な場合のシナリオ。

3 長短金利差は接近しているがもう少し余裕があると思う。

4 今回は政治がらみなので判断は分かれる。

5 前回ほどの過熱感はなかった。

 

私は今回も一時的な下落と考える。そのわけは

 

下落トレンドに至るメインな道筋。

①実体経済が金利上昇に耐えられなくなる。②それでもFRBが金利引き上げを止めない。③腰折れする。

それを予見すると長短金利の逆転が起こります。将来を悲観して緩和に戻るだろうと予想するから。

今はまだその段階ではないと思ってます。

 

サブの道筋

政治的に混乱が起こる。

 

以上です。長い記事をご覧くださりありがとうございます。

私は、最近買った株の一部を利確して底を確認して買い戻し、買い増しを計画しています。

 

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リタイア前後の投資のまとめ つい準備不足で投資しがち、しかも大金を

こんにちは、昨日はダウ以外は少し調整でしたね。

 

新しく始めた「ケンの楽しいリタイア生活」をお読みくださりありがとございます。

今日の記事は「リタイア生活は新しいスタート、準備ができていなければ先延ばしが賢明」という内容です。

これからリタイアを迎える方に参考にしてもらえればうれしいです。

ケンの楽しいリタイア生活

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上記のきれいなお嬢さんは河村友歌さんです。フリー写真の「ぱくたそ」からです。

 

昨日まで「リタイア前後の投資のポイント」を10回にわたりあげました。

 

今日はまとめとして、なぜリタイア時に投資のミスが起こりやすいか、そしてその対策を考えます。

 

「そんなこと自分には起こらない」「関係ない」とこの記事をお読みの方はお思いだと思いますし、実際そうでしょう。

 

しかし実際には退職金をつぎ込んで失敗したという例は多く見られます。

 

どうしてこういうミスが起こりやすいのでしょう。

 

1 計画通りに物事を進めるくせがついている。

会社であれば、迅速に計画通りに進めることは必須です。

 

「できる」人ほどその習慣が根付いています。

 

そしてその時の優先順位は、完成度、納得度よりも早いが優先されます。

 

うかうかしているとライバル会社に先を越されてしまいます。

 

枝葉末節にこだわるより、まず実行することが求められます。

 

2 それをリタイア時の投資に応用すると

退職金が入った。→そのまま寝かせておくのは効率が悪い→運用しよう→

しかし自分には運用経験や知識がない。

 

よしこういうときは専門家に任せよう。

 

おっ、知り合いに銀行のやつがいるな。あいつなら安心だ。きっと相談に乗ってくれるだろう。

 

という流れになります。

 

「余裕資金が3千万ですね、はいちょうどいい投信があります」

 

その投信が良くないと言っているのではありません。

 

その友達が良くないわけでもありません。

 

しかし、利害が反するセルサイドに丸投げするということ自体が大いに問題です。

 

彼は、会社に属している以上、会社の利益も考える必要があるからです。

 

自分としてベストと考える投資商品は、扱っていないかもしれないし、手数料の安さから、上司から「積極的な営業は控えるよう」お達しが出ているかもしれません。

 

だいたい、そんなこともわからないようではその立場にいないでしょう。

 

3 リタイアしたら別の流れで進める必要がある。

いつまでに、どれだけ投資しなければいけないという制約があるわけではありません。

 

週刊誌や雑誌で、「退職金は投資で運用」みたいな記事で「そうしなきゃあ」と勝手に思い込んでいるだけなのです。

 

現役時は「迅速にテキパキ」が最善だったでしょうが、リタイア後は時間は十分にあり、期限もないので「納得できるまで研究、吟味」する余裕があります。

 

だから、自分ではよくわからない→専門家に相談ではなく→「自分でじっくり勉強」が最善になります。

 

退職時にした投資は、勉強が進むにつれて、「解約、乗り換え」となるケースが大半です。

あとで考えると、「こんな高リスクの商品を勧められていたのか」と思うそうです。

 

4 自分で投資するとリスクに見合った商品を選ぶようになる。

そして乗り換えると、よりリスクが低い商品になる場合が多いそうです。

 

つまり「人任せ」にすると、「身の丈以上のリスク」を取らされるケースが多いというコトです。

 

自分にピッタリではなかったということですね。

 

5 安全な商品から、インデックス投信から始めるとレベルアップしやすい。

記事で、楽天とかスリムで全世界あるいは全米へのインデックス投信を勧めました。

 

私も、昔から続けているインデックスの積み立ては今でも続いています。(ニッセイ外国株投信、MSCIコクサイ準拠、日本以外の先進国株式です)

 

慣れていない場合は、これらの「角のない丸い」インデックス投信から始めるとステップアップが容易です。

 

積み立ては継続しながら、その利益を担保として、他の投資もできるからです。

 

また、それらのインデックス投信でのパフォーマンスを基準にできるからです。

 

たとえ勉強が進んで、個別株を買うようになっても、例えばスリムシリーズなどは売らずにそのまま継続する人がほとんどだと思います。

手数料も下げる余地がどんどん少なくなっています。今くらいでも十分です。

 

6 大きなリターンを求める必要はない。

リタイア時の投資の金額が大きくなり、また尖った商品が好まれるのは、リターンの大きさに目が行くからです。

 

20%は増えるとすると100万なら20万、1千万なら200万か、じゃあいっそ2千万ほどいってみるか、となりがちです。

 

現役時はさらにけた違いの金額の世界にいた人も多いでしょうから。

 

しかし、最初の投資があとで考えて満足のいく商品であることはまずありません。

 

「たぱぞう」さんに相談できればいいのですが、めぐりあう確率は低いです。

 

じっくりいくと投資機会を逃すとも言えるが

今のように相場がぐんぐん上がる時は、「早く買わないと上がってしまう」と焦る気持ちが出てきます。

 

だれかが大きな利益を得ているとなおさらです。

 

しかし、リタイア者は「大きく増やすことが目的ではない」ことを確認しながらじっくりと進める方が合っていると思っています。

 

くどい表現もありました。長いシリーズをお読みいただきありがとうございました。

 

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インデックス投資でも損切りラインは設定すべきか? 退職前後の投資(10)

みなさまこんにちは。日米ともに同時株高ですね。

 

さて、もう一つのブログを書き始めました。

「ケンの楽しいリタイア生活」と言います。

ケンというのは私の名前です。写っているのは愛犬です。

そのうち私の写真を撮って入れ替えます。最近の写真がないので。

ケンの楽しいリタイア生活

ritaia.hatenablog.jp

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リタイア生活は仕事をしなくなるので、ぽっかりと時間ができ、それをどう埋めるかが大きなポイントになります。

また新しいことの発見の連続でもあります。

年を取るに連れて幸せ感を感じなくなるといいます。

小さな楽しみ、喜び、発見を無理にでも見つけて、楽しいリタイア生活を追求するブログを書いていけたらいいと思っています。

よければ読んでやってください。

 

さて退職前後の投資シリーズもほぼ終わりです。

最後に「損切り」についてリタイア者、シニアの視点で考えたいと思います。

 

個別株については一般的な「損切り」だが、インデックスではどうか?

インデックス投資では必要ないという意見も散見します。

その理由は

(1)個別株と違って動きがおだやかである。

(2)会社特有の問題、東芝とか、GEとか、FBとかで見られたような種類の下落は発生しない。

(3)米国株などでは、必ず復活してきた歴史がある。

 

実際はリーマン以降、この10年では米国株インデックスでは累積投資をしていれば「損切り」することにはならなかった確率がほとんどでしょう。

※タイミングによっては、始めて間もない時の損切りは発生したかもしれませんが。それでもそのあと投資を再開していれば利益が積みあがっているはずです。

 

だからすでに投資を継続中の方には関係ないとも言えます。

 

しかし、これから始める場合はわかりません。

 

インデックスでも損切りラインを設定すべきと思う理由。

それぞれの立場によって異なりますが、これから始める人は設定すべきと考えています。

リタイア前後の方の立場から見てですが。理由は

(1)相場がどう動くかは予測できない。

(2)収入が限定されるのでリカバリーが難しい。

(3)損失が限定できて精神的に楽である。

(4)パートナーが安心する。

 

「損切り」を設定する利点は「損失を限定する」ことです。

損失が50万円とか100万円とか、自分の範囲内に設定できるメリットは大きいです。

大幅下落時の投資家心理は「どこまで下がるんだろう」という気持ちが強くなります。

 

それが大切な退職金などの資金ならば余計に大きくなります。

 

設定せずに、売らずに乗り来ることができたとしても「圧迫された、気分のさえない」日々を送ることになります。

 

現役なら仕事で気が紛れますが、リタイア者では、考えることがないので「わー、損した。するんじゃあなかった」という不安や後悔が強くなります。

 

しかし、損切りを実行していれば、そんな心配から解放されます。

 

実際問題としては、例えば5千万の資産がある人が、その20%を株式投資していて、それが25%下落したとしても、全体の資産から見れば、5%の損失でしかありません。

 

その人が数千万円も残して死ぬとしたら、その損失で心配するのは意味がないといえます。

 

自分と周りの安心感は大事だと思う。

しかし、当の本人はそんなに達観はできないです。

 

奥さんから見れば、「何で毎日不機嫌なの」と思うかもしれないし、「余計な事するからよ」と投資自体を否定されるかもしれません。

 

だから、「損失は最大で50万円、あるいは100万円の範囲で投資する」と初めから伝えておけば「あれはプラン通り処分した」と言えば、納得してもらえます。

 

個別株に比べると値動きは小さいですから、毎月積み立てで投資している場合損切りにかかる確率は少ないとは思いますが。

 

損切りラインはどう設定する?

投資指南本によると10%くらいがおおいようです。計算も楽ですし。

熟達者になるほど6%とか幅が小さく設定するようです。

 

利益が出てきたら設定ラインをあげる。

私の読んでいる本では、20%以上の利益が出たら、損切りラインを損益ゼロに設定しなおすようにアドバイスしています。これにより損切りしても「損はしない」状態になります。

私はこれに従っています。実行したことは幸いまだないですが。

 

これで「退職前後の投資」については終わりです。

 

長いシリーズをお読みいただきありがとうございました。

また、引き続き書いていきます。よろしくお願いします。

 

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