投資をしないデメリット、期間が長いほど株式投資は有利
米国株投資家の皆さまこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月29日(木)記 桜ほぼ満開、暖かい。
余りに陽気がいいので、買い物のついでに花見に行きました。
ほぼ満開と言うところでしょうか。
さて、NYはハイテクがさえません。
トランプがアマゾンへの課税を検討中だそうです。
1431.42ドル▼4.38%と急落しています。でも一日の引け味は悪くありません。
まあ、さらなる発展のためには避けて通れない道ではあります。
これまでハイテク大手各社は、税を払わない魔術を駆使してきました。
経済の主流となるにつけ「タダ乗り」批判が起こるのは当然でしょう。
しばしの調整はやむをえないところだと思います。
ハイテク株については「期待が大きすぎる」と言えばどんなときにも当てはまります。
本来の営業に問題はないので保有で問題ないと思っています。
NVDAも、自動運転の事故で実験がとん挫しています。
株価も下落中です。221.35ドル▼1.85%
ビッグデータ、自動運転、AIの実用化は中国が体制的に有利。
早稲田の野口ゆきお先生がおっしゃっていたことが現実のものとなりつつあります。やばいです。
中国なら国家、党が個人よりも断然上位なので、事故で実験が止まることはないでしょう。これはAIにも当てはまります。(予測でモノを言ってごめんなさい)
数年後には、ビッグデータも自動運転もAI利用も中国が先頭を走る可能性は大です。
もともと制限されているところでは、人権も問題になりにくいです。
そういえば、ウオールマートがテンセントの「ウイーチャットペイ」を一部地域で導入予定だそうですね。
まさに「敵の敵は味方」の論理ですね。アマゾンに先を越されるくらいなら、中国と組んだ方がましという判断でしょうか。
習独裁体制は、産業界にはプラスとマイナスがあるそうです。
プラス面は、国家の目標に合致すれば強引に、素早く発達すること。
マイナス面は、「党の顔色を窺うために、意思決定が遅れる、自由な発想がそがれる」などだそうです。
当面は(ここ1、2年)はプラス面が多いと個人的には思っています。
さてS&Pを確認しておきます。
200日線を割らずに耐えています。今後に注目です。
さて、昨日は「投資をしないメリット」について書きました。
調べてみると結構ありますね。
特に投資をすることで、せっかくの経歴や名声や人間関係にマイナスになるようなら「投資をしない」選択はアリだと思います。
今日は逆に投資をした方がいい人、しないことのデメリットを考えてみたいと思います。
若い人は、有利さが拡大する。
長い間には「預貯金、債券」と「株式投資」の間には大きな差がつくことが知られています。
投資の期間が長いほど、複利効果もあってその差は開いていきます。
掛けて72の法則と言うのがあります。利回り×年数=72で2倍になります。
年6%の利回りなら、12年で倍になります。24年で4倍、36年で8倍、48年で16倍です。
24歳の時に投資した1万円は60歳では8万円になっています。(物価等は考えない)
人生100歳と言われる時代ですから、昔よりも投資の重要性、格差は大きくなっています。
株式投資は平等社会。
ネット証券と手数料の値下がりによって、世界中の株式に安価に投資できるようになりました。
投資額によってサービスが違うわけでも、投資商品に制限があるわけではありません。
まことに、平等な環境にあります。
社会の変化に強い
通貨の価値は長い間には下落します。また、過去には「預金封鎖」とか「新通貨切り替え」というようなこともありました。
しかし、株式は資本主義社会の根幹なので、その価値が無理やり減価されたりなしにされたりしたことはありません。(企業が倒産すれば無価値になる)
経済が発展すれば、その恩恵を受けられます。
シニアでもメリットはある。
自分の生涯の必要資金のメドがついている場合は、自分のことだけ考えれば、投資の必要性は特にありません。
通貨の大きな下落や戦争などがなければ、そのまま過ごせると思うからです。
でも、家族に資産を残そうとしたとき、一部は株式が有力です。
どの資産も絶対というものはなく、かつ社会変化があります。
「少子高齢化」で世界の先頭を走る日本では特に、わからないこと、予想がつかないことが多いです。
自分たちの生活資金を確保したら、残りは、うまく分散するのが安全です。
世界の経済に投資する、世界の優良企業の株式は外せない投資先だと思います。
NISAで定期積立、あるいは有利なタイミングでの投資など、機会をみて少しずつ増やしていくのがいいかと考えています。
最後に一つ
株式投資を経験していた方がいい理由。
傍で見るのと、やってみるのとでは大違い、というのは多くで当てはまります。
しないなら一生しなければ問題ないですが、リタイア時などに「時間もできたし、お金もあるしひとつやってみるか」
というのは一番危ないです。
だから、若いときの投資は「定期積立」もいいけど、別枠で「トレード」もやってみて「自分に特別な才能がないこと」を早く自覚しておくのは将来への財産になります。
「才能があった場合はどうするの?」
「うーん。わかりません。」「達人クラブ、VIPクラブ、・・・」の方に聴いてください。きっと素晴らしい生かし方があるでしょう。
以上です。この波乱も先になってみれば、いい経験になるのでしょう。
それでは皆様のよい投資を!
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投資しないメリット、しなくてもいい人。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月28日(水)記 暖かい、桜7分咲き
いやー昨日のハイテクの急落はすごかったっですね。
NVDAなんか7%の急落でした。
手間を面倒がるのは厳禁です。
昨日レポートのQQQを予定のいくらかを買いました。
始めは高かったですが、終わりごろにだれることが多いので、5時に目覚ましをセットして、しかし、朝起きると眠れないことが多いので、ついでに指値をして寝ました。
やや安めに指値していたのですが、簡単に刺さり、はるか下を航行していました。
ちゃんと起きて買う手間を惜しんだ罰です。3ドルは安く買えたのに。
やはり株式投資で手間を面倒がるのは厳禁ですね。戒めます。
しかし、ナスダックは3%超の下落で、乱高下が激しいです。
これだけ乱高下が激しいと素人、凡人、シニア、の私にはだんだん難しくなります。
さらに、私は「1Qは好決算」と見ていたのですが、「ハイテクを中心に業績が下振れか」という記事もありました。
そのような数字やらレポートやら出ているのでしょうか。
じっくり確かめてみたいです。とても大事なポイントですから。
NVDAは自動運転の事故で、実験中止が大きいようです。
今晩に注目です。
さて、リスク面から投資を見直しています。
今日は、逆の方向から、「投資をしないメリット」を考えたいです。
<投資をしないメリット>
投資をしない選択肢もあります。というか、まずこれから考えるのが本筋かも知れません。
見る方向が違えば、新しい発見もあるかもしれません。
1 投資にかかる労力、時間が不要になる。
投資は、他の能力とは別な部分も多いです。仕事とは別にこれらを勉強し、実践していくのは大変な労力です。それから解放されるメリットは大きいです。
2 投資に神経を使わなくて済む。
そうでなくても私たちは、多くのストレスを抱えています。
投資をすれば、銘柄により、タイミングにより、損がでることも多いです。
いくらお金持ちでも、損が出ていればストレスになります。
3 本業に専念できる。
メインの仕事や、それ以外のライフワークに多くの労力や、神経が必要なら、投資に関わることで、仕事に影響が出る可能性もあります。
本業に専念することでその道で抜きんでれば、充実感も大きいです。
4 評価が下がらない。
日本では投資は高評価にはつながりません。高いポストを狙っていたり、選挙に出る場合はマイナスにさえなります。
5 「普段」と「投資」で価値観を使い分ける必要がない。
投資の額によっては、普段の金銭感覚を乗り越えてしまいます。
株式投資では、2%程度の上下は日常的にあります。
1千万で20万円。5千万を投資していると、毎日百万が上下するわけです。
百円ショップで、便利なものがないかと探すのもやはり自分です。
同じ自分でも、投資の自分は、金銭感覚を別にする必要があります。
投資しなければ、ひとつの自分で通せます。
6 損をすることが決してない。
これが最大のメリットかも知れません。
7 成功を傷つけない。
あるジャンルで成功している人が(スポーツ選手など)大きく投資で失敗するケースが多いです。せっかくの栄光を投資の失敗で損なうのはもったいない気がします。
社会的地位が高い人も同じです。そういえばニュートンも失敗しています。
こうやって見ると投資をしないメリットは存外に大きいように思えます。
投資をしないでも大丈夫な人はどんな人?
1 将来の生活が大丈夫な人。
(1)年金が多い。
(2)手に職や、資格があり高齢でも仕事ができる。
(3)不動産収入などがある。
(4)支出が少ない。野菜などが自給できる。
現在多くの若い人が将来の社会保障の在り方に不安を抱いています。
そう心配させるに十分な根拠もあります。
将来、金額が減る、物価が上がる、貨幣価値が下がる、などいずれかの方法で、実質的に年金が「半分くらい」になる事態は考えられます。
年金が半分になっても、経済的に困らなければ、大丈夫に思います。
「持ち家がある」や「不動産収入がある」は心強い。
先日の「持ち家派、賃貸派どちらが有利」で記事にしました。不動産は素人にはハードルが高く投資としては扱いが難しいと書きました。
しかし、将来の年金不安への備えとしては、有効です。
家賃が不要ならリタイア後の必要な費用をかなりカットできるからです。
それに契約更改とかの面倒な手続きや保証人も要りません。
インフレにも強いです。
今は不動産は高いですが、リーマン後のような安値、買場がそのうちこないとも限りません。
今度のリセッションに備えて、今から「半値になったら買う物件」をいくつか目星をつけて置くのもいいかもしれません。
案外早く、オリンピック後に来るかもしれません。(私は勝手に2022年ごろからと見ていますが)
低金利の住宅ローンをシッカリ使えば、そんなに当面の現金も要らないでしょう。
複数所有できれば、賃貸収入にもなります。
リタイア後に住む場所も確保しておけばなおベターです。
賃貸に出しておいて、リタイアしたら、今度は都心の物件を賃貸に出せばいいからです。
でもどんなに買い手市場になっても、不動産に見る目が必要なことは変わりません。今は買う気がなくても、研究しておくのは将来役立つと思います。
リーマン後は不動産は、大きく下落して「絶好の買場」でしたが、実際に行動できて、購入した人は限られます。
その時になって突発的に思いついても「納得のいく買い物、投資」は出来ないように思います。
今日はリタイア後の出費を減らして「減額された年金」でもやれるか考えました。
先日は「私は賃貸派」というのと矛盾するようですが、それは現時点ではという意味です。不動産購入が有利な時も必ず来ると思っています。
そんな時は「自分の有利な方法をとる」ことで対応すればいいのではないでしょうか。
他に、シニアでもできる副業とかもありますが、いいのが思いつきません。
あったら教えてください。
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短期目的で仕込むにはどのETFが適当か?
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月27日(火)記
米国の大幅リカバリーに続いて日本も551円高と大きく戻しています。
とりあえずは200日線を割らなくて幸いでした。
ドル円も105.63円と戻しています。
MSFTが7.6%アップと急伸しています。レーティング引き上げによりです。
それにしても先週あれだけ「貿易戦争」とか騒いだのは何だったんでしょうね。
私はもう少し長くかかると見ていました。
今でも問題がすっかり解決したようには見えませんが、最悪の事態はないということなのでしょうか。
今年は、○○で大変だ!と大騒ぎしてそのたびに株価が大幅に下落するケースが多いですね。
今回で3回目です。
「戻したからいいや」と喜んでばかりもいられません。
大きく上下するのは「相場の終盤」と言われているからです。
チャートを確認しておきたいと思います。
S&Pです。
とりあえず200日線割れを回避しました。
今年に入ってから2回の経験則で言えば、そして、貿易戦争が峠を越したと見れば、50日線を抜けるように上昇すると考えられます。
ダブルボトム、トリプルボトムと見られないこともありません。
本来は4月末、5月初めまでは順調に伸びると見ていた。
この1Q決算はハイテクを中心に好決算が予想されることから4月末の高値を予想していました。
それがいろいろあって現在のような相対的には低い位置にいます。
本来の4月高値に向けて仕込んでみようかなと考えています。
Vビザ、FB、XOMをリスク回避で売った経緯があるからです。
(FBの不祥事と下落を予想したわけではありません、個別株にはリスクがあると思っただけです。ビザは対アマゾンリスクです、大したことはなかったようですね。)
QQQ(ナスダックトップ100)が候補。
VGT(バンガードハイテクセクター)と迷いました。
VGT今秋にセクター再編があるそうなので、短期で考えていますが、何かの原因で持つことになったら、QQQの方が持ちやすいかなと考えました。
でも双方とても似ています。
QQQ164.40ドル(3.72%)PER31.37(PEはスマホのサイトのです)
VGT175.04ドル(3.80%)PER37.19
IVV266.96ドル(2.74%)PER27.52
となっています。PERは予想かどうかわかりません、比較のために載せました
チャート的には、上記S&Pより好形です。上値、下値ともに切り上がって、上昇トレンドに見ることもできます。
そう思っていたら、このブログサイトにもう実行されている先駆者がいらっしゃいました。
「どにゃるど」さんです。リスクのとらえ方と、その対処がスパッとしていて気持ちがいいです。毎回見て参考に、勉強させていただいている達人の一人です。
先日の記事に「グーグルを売って、VGTを買った」とありました。まさに現時点での最適解を、実行されたわけです。(勝手に引用して恐縮です)
でも、私としては底を確認しないと動きづらいので遅いとは思っていません。
昨夜はMSFTが7.6%上昇と急伸しています。FBとの明暗は相当です。
ハイテク個別株保有には、相当な眼力と、精神力が必要と改めて思ったことでした。
(私には無理という意味です)
ハイテクセクターの方が、S&PよりPEも高く、本来はリスクが高いのですが、1か月くらいの期間に限ればそうでもないと思います。(私の勝手な解釈です)
以上です。実は今日は別な記事を予定していたのですが、いつもの癖でこの記事が長くなりましたので、そちらは急がないし、またにします。
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下落しにくい不動産の条件は?
米国株投資家のみなさまこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月26日(月)記 とても暖かい
心配された東京市場も148.24円高と反発しています。
ドル円もとりあえず105円を回復しました。
中国との貿易戦争は長い道のりになりそうだ。
短期間にスキッとした解決にはなりそうになりですね。
米中とも、これから時間をかけて条件闘争をやるそうです。
結局中国が米国からさらなる輸入を増やし、代わりにEUと日本が泣くということになりそうです。
とりあえず今夜は反発しそうです。
昨日の不動産投資(持ち家購入)の記事の補足です。
昨日の記事では、不動産投資は素人にはハードルが高いと書きました。
そして、不動産のような、適性と、スキルと、経験が必要な投資には深入りせずに、株式投資のような、金額によって、有利性に変化のない投資に専念する方が成功率が高いのではないかと書きました。
しかし、大家さんが収益を上げ続けていることからも、理論的には、うまくやれば、「不動産投資」は有利であるのは確かでしょう。
それを具現化する方法が、素人では難しいということです。
例えば、不動産でもマンションでは、評価がしやすく、売る際も大きく価格に差がないことから、マンションを低利で借りて購入する方法は比較的有望かもしれません。
値下がりしにくい物件の条件を考える。
中古物件の売買が盛んな米国では家が古いというのは何ら不利な条件にはなりません。
むしろ金持ち程、中古の家に住みたがります。その理由は
①環境が安定している。②住人構成が安定している。③落ち着いた雰囲気は新興住宅では得られない。④優良な隣人を得られる。です。さらに重視されるのが
レベルの高い公立高校の学区にあるかという点です。
この教育環境は今後日本でも重視される可能性が高いです。
日本では、私立に行く人も多いので、教育環境が優良な地域というのは、小学校の学区も含まれるのでしょうか。また、優秀な私学への通学が容易な地域も含まれます。
今後もその学区や、優良な教育環境が維持されるとすれば、そのような地域での不動産購入は、他の地域より、日本と言えども、年月による劣化と評価額低下から免れる可能性が高くなります。
お子さんをお持ちの場合は、当該学区に不動産を購入後、お子さんが成長された後に売却すれば、有利な利回りになる可能性はあります。(当方素人なのでこの通りになる保証はありません)
ともあれ、日本人が新しいものに大きな価値観を持つ国民性である以上、それ以外の大きなアドバンテージがないと、価格低下を防止するのは難しいと考えます。
新しい記事を書くつもりだったのですが
今日、ウドが安く出ていたので、「ウドとごぼうのキンピラ、親鳥炒め」をつくりました。作っている途中でお酒もかなり飲んだので、何か酔っぱらってしまいました。
キンピラは、ごま油と、ウドのアクが絡みあって、強烈な酒の供となりました。(ただ下手なだけかも)
ということでまたにします。
今晩の反発に期待です。
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賃貸、持ち家論争をリスクの面から考えると
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月25日(日)記 暖かい
中国の副首相が「あらゆる可能性を排除しない」と、報復姿勢を出していましたね。
「米国債の買い増しの減少」の可能性も否定しませんでした。
チキンゲームはほんと勘弁してほしいです。
今週も余波は続きそうです。
ちょっと動けないので今日は別の話題です。
「賃貸」「持ち家」どちらが有利かの論争があります。
これを「投資とリスク」の面から見てみたいと思います。
自分は「賃貸派」です。(すでに建ててしまったけど、今度生まれてきたらです)
賃貸の有利な点は
1 最初に大きな資金が要らない。
2 気に入らなければいつでも引っ越せる。
気に入らないには、隣人との相性も入ります。
一方、「持ち家」が有利と主張される方も当然多いでしょう。その中で、「投資」として見ていらっしゃる場合で考えたいと思います。
1 大家さんが儲かっているというコトは、自分が大家さんになればいい。
賃貸人と大家さんが同一人物ということです。
2 お金が低利で借りやすい。
大家さんとして見た場合のリスクは?
事業として不動産の貸し付けをしている場合はいろいろなリスクがあります。
1 空き家リスク
2 変なテナントが入ってくるリスク。
3 経年劣化。修繕費がかかります。
私は大家業をしていないので想像で書いていますが、それこそ他にもたくさんあるでしょう。
また日本独自の事情として、
日本人は欧米と比べて「新築を好み古い物件を回避する」という潔癖症の国民性です。
物件が古くなるとテナントが入りにくくなるので、手入れが欠かせません。
米国のように、築50年、100年が立派に現役稼働するわけではありません。
自分が貸借人の場合はその多くが軽減されはしますが。
不動産貸付業というのは、スキルと経験を要求すること。
不動産はロケーションがすべてとも、二つとして同じものがないとも言われます。
素人には扱いにくい、つまりミスしやすい、ジャンルと思います。
一軒だけの、自分が住むためとはいえ、物件選びで満足する確率はとても低いです。私の感覚では10%以下。私も大多数に入ります。
また、リフォームを経験したことがある方はお判りでしょうが、その相場はあってないようなものです。
ある修理を3社に見積もりを出しましたが、約160万円、240万円、300万円(ざっとです、また内容の違いもあります)という見積もりをもらったこともあります。結局は実行しなかったのですが、これだけ数字が離れていると、素人には何が何だかわかりません。
修理やメインテナンスの費用では、たくさんの物件を持っている大家さんが有利です。「相場を知っている」し、例えば百件の物件を持っている大家さんからは、業者は毎年、毎月仕事をもらえるでしょうからその分価格は下がります。
どんな分野にでもあるのでしょうが、建築関係の「業者間価格」は相当に開きがあるようです。そして素人は末端価格です。
ならばついでに「複数物件を保有で」となると本格的な大家業となります。
適性があり、好きなら問題ないですが、ほとんどの方には荷が重いと感じます。
自分で修繕するにしても、工具一式はそろえなければなりません。
不動産は売却が済むまでは利回りが確定しない。
どちらが有利かを検証するためには、数字で比べる必要があります。
賃貸の方はすぐに算出できます。
しかし、不動産業の方は、物件を売らないと確定しません。
しかし、日本で素人が不動産を売却するハードルは高いです。
米国ではMLSなどの不動産情報システムで、その家や周辺の家の売買履歴が見れます。
だから、自分の物件も「指値をして」株式のような売却も可能です。
でも日本では、必ず業者さんのお世話にならないと売買できません。
自分の物件にどのくらいのアクセスがあり、引き合いがあるのかはブラックボックスです。
晴れて売却できても、不動産〇〇税というのを何種類も取られます。
物件の売却価格が現時点ではわからないのだから、どちらが有利かは判別できない、というのが結論のように思えます。
自分の得意でないジャンルにはあえて手を出さないのがリスクが少ないと思う。
不動産という、適性がいり、経験を必要とする、素人としては扱いにくいジャンルの投資には、あえて近寄らないのがリスクがなくて賢明と思います。
そしてもっと取り組みやすい投資に集中する方が成功の確率が高いと思います。
株式投資も難しいとは言われますが、不動産と比べるとその扱いやすさは歴然です。
①投資額が少なくても不利にならない。1株でも大丈夫です。
②手数料が安い。いくら売買しても20ドルです。
③流動性が高い。いつでも売れます。
④業者に頼らなくてもできる。
不動産業者は「対人営業のプロ」です。素人に勝ち目はありません。
不動産が有利な面ももちろんありますが(お金が借りやすい)、それを使いこなすのは大変だと感じます。
以上です。今日も自己中心的で勝手な記事を書きました。でも自宅を検討の方の何かの参考になれば幸いです。
それではみなさんのよい投資を!
株式市場も今週で収束するといいのですが。
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中国との貿易戦争の行方。仕入れが高いのはあなた(私)のせいではない。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月24日(土)記 暖かい
2日続けておはぎゃーとかほんと勘弁してほしいですね。
S&Pで2588.26ドル(-2.10%)と大幅下落でした。
金曜なので下落の可能性は心配していましたが、やはり引け際が大幅に下がって終わっていますね。
チャートです。
かろうじて200日線の上です。
出来高が不十分でセリクラを過ぎたとは言えません。
RSIは30以下と十分売られすぎを表しています。
これはやはりトリプルトップと言っていいのでしょうね。
上昇しても前回の高値を下回れば、下落トレンドになります。
貿易戦争の行方
中国の報復措置が気になって下落しているそうです。
トランプがまともなら(ディールとしてなら)どこかに落としどころはあるはず。
今回のケースが、長年不動産業で成功してきた彼の体験に基づく「譲歩を引き出す手口」なら、中国は歩み寄る姿勢を見せていますから早晩収束に向かいます。
トランプの「殿、乱心」なら世界経済は破滅に向かいます。
中国が米国に、我慢比べで負けるはずがない。
中国には、「はっきり勝てるようになるまで米国とは事を構えない」という基本方針があり、今まで堅持されてきました。
しかし、この方針を習主席がひっくり返せば(ちゃぶ台返し)中国に分があります。
耐乏生活の我慢比べを米国ができるとはとても思えません。
一方、中国は、話が古いですが、党主席の毛沢東は、「兵の損傷を全く気にしなかったことで有名です。」
兵を失うことを恐れる軍幹部に「兵はいくらでも集まる、気にしなくていい」と言い放ちました。
彼が気にしていたのは、兵が死ぬことではなく、「熟練兵」が失われることでした。新兵の命は眼中になかったのです。
共産党がきちんと残るなら、国民の数%、数十%が失われても構わないと腹をくくっているでしょう。
過去にも、三国志の時代には国民の90%以上が失われたそうです。
本気で米国に報復するとなると、手段はいくらでもあります。
保有している米国債も1.18兆ドルあるそうですから、「売るぞ」と言うだけで、米国、世界経済はクラッシュします。
でもこの方法は、中国の被害もすごいですから、核戦争と同じくらい仕掛けにくいですが。
結局は手打ちになると思うが、それがいつになるかがわからない。
私個人としては心配はしていないです。
彼は今まで何回もこんな方法で、不動産を売買してのし上がってきただろうからです。乱心ではないと思います。
長期的に見て安いわけではない。
ここまで下げると「すわ、チャンス」と買いたくなります。
しかし、長期的な視野で見れば、まだ安いわけではありません。
さらに長期線、200日線を下回るかどうかも気がかりです。
短期的には「大幅反発」が期待されるところですが、いわゆる「落下するナイフをつかむ」行為になります。
ということで、しばらく見守ることにします。
留保していた高配当デフェンシブ株の処置について。
KOコカ・コーラや、JNJの保有があります。
買値よりは上にあるものが多いですが、MOアルトリアは既に下回っています。
ちょっと高く買いすぎただけ、そしてそれは私の(あなたの)せいではない。
と結論しました。
株価の水準は、環境によって異なります。特に金利水準には大きな影響を受けます。
昨年米国のバフェット指数が1.5を超えていても、当のバフェットも「この金利水準ならこの株価は高すぎるとはいえない」とコメントしていました。
ところが、長期金利が上昇した今日となっては、「仕入れが高すぎた」という結果になっただけです。
株式投資をするからには「長期金利の動向」は読んでおくべきだろう、という意見もあるかもしれませんが、長期金利や為替はプロでも当たりません。
この先、株価が下落すると、含み損状態になりますが、投資先企業に問題がない限り、保有で問題ないと考えます。
最長5年は含み損状態になりますが、それは仕方ありません。
いつまで金利上昇が続くともわからない。
それに今こそ、「強気の金利上げムード」一辺倒ですが数年先はわかりません。
何かの原因で腰折れすれば(たいていが中央銀行の引き締めすぎ)、急いで緩和に戻ることになります。
その時が待ちに待った「全力仕入れ時」になります。
以上です、いつもながら自分勝手な記事でした。
それではみなさんのよい投資を!
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逆アベノミクスにどう備える。(1)ドル円編
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月23日(金)記
まさにオハギャーでしたね。ダウは724.42ドル安。そしていつものことながら日経平均はそれを上回る974円安でした。
私は、オープニングでXOMエクソンモービルを売却しました。やはり上昇トレンドに戻るのは難しいと判断したからです。そしてぐっすり寝たのですが、朝起きたら・・・
スマホは電源を切って寝ます。主治医から「シニアは運動と睡眠が一番大切」と言われているので。
健康は失うは、精神的につらいはでは何のための投資かわかりませんから。
ダウは引き際にぐぐっと下がっているのは、金融機関のシステム売りかも知りませんね。(アルゴリズム)
ブラックマンデーで元凶とされて、それ以来「もう改善したから大丈夫」と言ってきましたが、やはり、一定以上下げたら「切る」というのは合理性があるのでしょうね。
私は、「素人の中の素人」で「凡人中の凡人」です。投資家の中心値かも知れないなと、時々感じます。
だから「一旦相場から離れてリスクを回避したい」という気持ちはよくわかります。
そんな時は、下落トレンドの株はもちろんのこと、上昇が大きかったBAボーイングなども利益確保、収支を合わせるためにやはり売られます。
BAは受注に生産が追い付かないほど好調だそうですが、それでも売られる時は売られます。
ボーイングだけでなく、世界で稼ぎまくっている米企業は多いのだから、鉄鋼だの、1ドルショップの雑貨だのに目くじらを立てるのは大人げないですが、それがトランプなのだから仕方ありません。
一見矛先は中国に向いているように見えるが・・・
2017年の米国の貿易統計を見てみると(毎日新聞より)
輸出 2兆3293億ドル(対前年比5.5%増加)輸入2兆8953億ドル(6.7%増加)
差引5660億ドルの赤字(12.1%増)対GDP比2.9%(0.2%)
国別では
1位 中国 3752億ドル(8.1%)
2位 メキシコ 711億ドル(10.4%)
3位 日本 688億ドル(0.1%)自動車関連が8割
4位 ドイツ 643億ドル(-0.7%)
このうち、メキシコは米国と分業している面もあるので、締めれば、輸出も減る面もあります。
中国は確かに巨額です。しかし、米国では代替できないような雑貨なども多く、どこまで削減できるかは、未知数です。
日本とドイツは、米国とダブっている製品も多いです。
日本とドイツに対する圧力は増しそうだ。
これだけ赤字が多くて大変だと考えれば(とらえ方にはいろいろある。トランプは何が何でも減らしたいのだろう)同盟国でも例外なく圧力をかけると考えるのが自然です。
中国がどうかわすのか、あるいは正面衝突するのかは不明ですが、次は日本だと身構える必要があります。
アベノミクスを真似ると思う。
公平に考えれば、アベノミクスは確かに、米国の理解と協力がなければできない作戦でした。
エゴイストのそして赤字を減らしたいトランプにしてみれば「うまくやったな」と思っているでしょう。
そして、今度は自分がそれをやるはずです。
ドル円は90円くらいまでは上昇が可能か?
対ドルで一番割安感が強いのは日本円です。USBの調査では27%割安と出ていました。
27%はちょっと・・・と思いますが、いくつかある購買力平価でも、90円くらいは自然な数字です。確かビッグマック指数では70円台だと思ったけど。
最近急激に円高が進んで今105円ほどです。
年初から7%ほどの上昇です。
私たち日本人からすると、そして米国株保有者としては、「もうこのくらいでカンベン」という感じです。
しかしこれはまだトンネルの入り口かも知れません。
ユーロドルを見てみます。EURO/USDなのでちょっと見にくいですが
年初から2%ほどの上昇です。円ほどはっきりしたトレンドではありません。そんなに割安でもないと思われているのでしょう。
米側の言い分は「適正レートに戻すだけ」
というでしょう。
現在のドル円レートは日米の金融緩和の迫力の違いによって生まれたものだからです。
米国の年3回の利上げは織り込んでの現レート。
年初のアナリストの意見の多くは、日米での金利差拡大から、年末のレートは115円程度が主流でした。
今回の円高は、利上げが4回はないかも知れないという失望からでした。
つまり「年3回はすでに織り込んでいる」ということになります。
何かの事情で、利上げが1回でも欠けると、「待ってました」とばかり円高に振れる可能性が高いです。
安倍・黒田そろってのアベノミクス。
この両者のタッグが強力な金融緩和のパワーの源です。
どちらかが、なんらかの事情で降りることになれば、これも「待ってました」となります。
何らかのアクシデントは「円高」となりそうです。
まして北への攻撃などあれば、強烈な円高が進みそうです。
為替への介入は出来ないことになっているが。
暗黙の了解を守るほど上品な大統領ではありません。
ゴールドマンサックス出身のムニューチンがそれとなく「米政権がドル安を望んでいる」ことをにおわせるだけで十分です。(かなり直接的だった)
忖度は日本の専売特許ではありません。為替で儲けたいプロたちが「よくぞそこまで言ってくれた」とばかりに飛びついて、ドル安に誘導します。
対円の場合は特に動きやすいように思います。
為替の予想ほど難しいものはなく、まして私は素人中の素人ですから、そのまま信じてもらっては困りますが、私はそのような理解をしているという意味で書きました。
日本の企業も「100円くらいまでなら仕方ない」と思っているようです。
いろんな条件が重なれば、90円くらいまではあると私は思っています。
保有のドルがあり現在ドルMMFで運用中ですが、半分くらい円に戻そうかと検討しています。
112円くらいで買ったドルなので気分は良くないですが、大きなトレンドは「円高ドル安」が当分続くと考えています。
FXでドルを売ってヘッジする手段もありますが、どうでしょう。
ドル円のスワップは1万ドルで40円程度だそうです。(ドルを売れば払います)
以上です。
今夜が気がかりですね。
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売らずに保有の場合は最長5年の停滞期を乗り切る必要がある。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月22日(木)記
<FOMCで起きたこと>
1 今年3回の予定は変えなかった。→4回を期待していた?人たちから失望のドル売りが出る。・・・円高ドル安。
2 穏便な内容だった。
初回なので、自重したのかもしれません。とりあえず無事に通過です。
昨日記事にした石油株ですが、原油が65ドルを越える上昇で、各社とも値上がりしました。
ただし値上がり幅には差がありました。シェブロン以外の保有があります。
XOMエクソンモービル75.04ドル1.42%、CVXシェブロン117.04、2.22%保有ナシ
RDSシェル、64.92ドル2.28%、COPコノコフィリップス57.04ドル4.28%
やはり人気度が影響しているようです。
この時期、投資家は「大胆な投資より、着実な稼ぎと株主への還元」を望んでいるようです。
10年続いた長期相場のそろそろの終了を感じているのかもしれません。
野球で言えば、7回か、8回か、9回かは見方が分かれるでしょうが、とにかく終盤。
昨日はXOMのチャートを上げたので今日はシェルです。
何と緩やかな下降トレンドでしたが変わることを期待です。少なくともすぐに売る必要があるようには見えません。CVX,COPはシェルよりなおいいです。
XOMは昨日の上昇で、下落トレンドが変わったとは確認できません。
なので、いつでも売れるように待機です。
原油値上がりの原因は、米国の原油在庫が減少していたという発表です。何か月も在庫が増加していたことも、株安の原因でしたので明るい材料ではあります。
ただし、いつまで賞味期限があるかは不明です。
石油株については下落トレンド入りまで保有です。XOMにも頑張ってほしいけど。
米国株は上昇してきたけど期間の取り方では、最長で5年くらいの辛抱が要る。
米国株投資の大きな支えになっているのが、「米国株が長期的には上昇を続けてきた」という事実です。なんと心強いデータでしょう。
しかし過去のチャートを調べてみると(すみませんうまく探せませんでした)
その代り、ネットで調べていたらすごく適切なグラフのブログを見つけました。
どうもその方が作成されたもののようです。「私の稟議書」というブログです。
金利と株価の関係 ~20年間のダウと米国金利の推移から見えるもの~
ダウと長期金利、FF金利、CPI物価上昇率とすべてが網羅されています。素晴らしい資料です。
解説も丁寧に書いてありますので、その表についてはご覧いただくとして
私のテーマは
かなり長期間の下げ、停滞もあったし、これからもあるということです。
「そのくらいの谷間は乗り切ってやる」と意に介さない方も多いでしょう。
しかし、私にはどうも自信がありません。
それは、辛抱する方にはそのあとに大きな財産形成の目標があるからです。
でもシニアの私の場合は現在進行形の生活や精神状態の方が優先です。
足腰が立たないのに、お金が少々あっても楽しいことはなさそうです。
辛抱するインセンティブがないのです。
年月で調整するとなると4年ほどかかりそうだ。
今の株価が、言われているように20%ほど過大評価されているとすると、それを解消するには、年5%ほどのEPSの伸びとして4年が必要です。最長5年になるかもです。
短いとも長いともいえる期間です。
その間稼ぎがある方は仕込みの好機になります。じっくりと投資を積み上げるチャンスになります。
要は立場で、人それぞれということになるのでしょうか。
先の短い私の場合は4月5月までに「売れるものは売っておく」方針は変わりません。
石油株の次は「高配当株」の処遇です。
MOアルトリアなどは昨日大きく売られています。-2.47%。会社には特に問題がないものが多いので、こちらサイドのはっきりした価値基準での対応が必要に思います。
以上です。
それではみなさんのよい投資を!
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石油会社のリスクを考える。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月21日(水)春分の日、雨
FOMCの声明が、明日早朝3時に出ますね。
パウエルさん初めての声明なので、過激でないことを祈るのみです。
利上げはもう確実なので、あとは予定通り3回でいくのか、4回に増やすのか、あるいはそのニュアンスだけの問題です。
2択ではないので、振れ幅は比較的少ないように思うのですが。
4回するにしても、3月、6月、9月としておけばその後決めても間にあいます。
でも、しゃくし定規な声明だと、「タカ派」と受け取られ株価は下落、景気は腰折れへ一直線です。
ど素人ですが率直なところを言えば、私は、やはり過去のFRBや他の中央銀行がしてきたようにいつかは「景気腰折れ」に進む確率が高いと考えています。
彼に問題があるとか、下手という意味でなく、腰折れさせないように、株式の大幅下落を招かないように金利を上げることの方が、希なことだと思うからです。
下落があるとすればその下落幅は
現在の株価は15~20%ほど標準より高いと言われています。相場はいつもオーバーシュートするので、一時的には20%超の下落になります。
もちろん、下落があるとは限りませんが、対応はしておきたいと思います。
下落を待っている人、平気な人もいる。
安値で買うチャンスになるので、むしろ大幅下落を待っている方も見受けます。
また、長期的な視野で投資なさっていて、動じない方もおられます。
私は、そのどちらでもなく、やはり心配しています。
4月5月の高値を待って売却方針だったが、そううまくいかないかもしれない。
好調な決算の前には売りにくいだろうから、4月5月初めは高値と見ていましたが、楽観すぎるかもしれないと思い、見直しています。
金利の影響を受ける、債券、リート、高配当株はすでに軟調です。
次に心配されるのは、資源価格です。といっても、鉱山会社の保有はないので、気になるのは原油価格です。
設備投資と並んで「景気減速」の影響を受けやすいです。
原油価格の今後は
供給側も、需要側もそれぞれ複雑な事情が絡むので、原油価格の予想は簡単ではありませんし、そもそもすべきかどうか疑わしいです。
NY原油先物です。
現在は62ドルほどと比較的堅調です。
1月にいったんピークを迎え、今は踏ん張っているところです。
無理やり今後を考えますと、供給側の方が苦しいように感じます。
<供給側懸念>
(1)サウジは減産で収入が減り困っている。→さらなる減産はキツイ。
(2)ロシアも同じく。
(3)オペック諸国はどこも財政が苦しく減産の余裕がない。
(4)米国は今年度末は日量1200万バレルと世界最大の産油国になる予定。
シェールの生産コストがさらに下がっていて、現在の60ドル台はうれしいので増産余地あり。油井の数は増やさずに、増産する技術が生産を伸ばしている。→コストはさらに低下。
(5)供給過剰が心配されるにも関わらず、米XOMはバーミヤン地区シェールオイルに多額の投資を決定。将来の供給過剰懸念の種を自らまいて首を絞めている状態・・・この暴挙でXOMは急落中。
石油会社の業績は1Qも好決算が予想される。
この油価だと各石油会社は前4Qをさらに上回る好決算でしょう。
石油会社の株価指標と推移 3,21 SBI証券
3,21 | 株価 | 予想PE | 配当 | 1y% | 6m% | 1m% | average |
VTI | 140 | 1.69 | 16.6 | 9.3 | 0.7 | 8.9 | |
XOM | 73.99 | 15.63 | 4.16 | -8.9 | -26 | -2.1 | -12.3 |
CVX | 114.5 | 18.69 | 3.91 | 6 | -2.4 | 4.6 | 2.7 |
RDSB | 63.47 | 12.83 | 5.92 | 14.8 | 3.2 | -0.9 | 5.7 |
COP | 54.7 | 19.82 | 2.08 | 24 | 11.5 | 0.3 | 11.9 |
PSX | 95.1 | 14.04 | 2.94 | 23.1 | 5.8 | 5.4 | 11.4 |
1y、6m、1mは1年6か月、1か月のそれぞれの上昇率、最後は平均。
※XOMエクソンモービル、CVXシェブロン、RDSシェル、COPコノコフィリップス、
PSXフィリップス66製油所業務
(1)XOMの株価の低迷が際立つ。
(2)PERが低く配当が高いのはシェル。
(3)コノコはリーマン後すぐに購入。(4)PSXは会社分割で割り当てられた。
<今後の方針>
1 リスクを見直しているので、原油価格に左右される石油会社は売却予定。
2 XOMは買い価格を割っている。買い価格82.3ドル。
3 他は買い価格を上回っている。
問題のXOMのチャートを見てみます。
1月が私にとってはマイナス無しで売却できる唯一のチャンスでした。
10%超の急落の後、いったん反発するも、再び下落基調です。
チャートからは残念ながら下降トレンドに入っているように見えます。
XOMの下落が大きいので、原油価格だけの問題ではなさそうだ。
シェール等への多額の投資が投資家からは「リスキー」と見られているのだろう。
心理的には石油へのイメージは悪い。
電気自動車への転換や自然エネルギーへの転換など、石油を取り巻く環境は一見厳しく見えます。
実際はそんなに早く、EVへの転換が進むわけでもないし、自然エネルギーにも限界や問題はあります。(でも太陽光で1KW3セントを割ってきている)
当面のライバルとしては、シェール開発で自然と湧き出てくる天然ガスの方が脅威らしいですが、ともかく素人の印象としては「石油の時代は終わり」と感じやすいです。
2通りの選択が考えられる。
1 人気がないのを利用して、安く仕入れ保有。→逆張り。
タバコと同じ発想ですね。
2 いったん処分してリスクから離れる。
私はシニアなので、リスク重視です。遅すぎた感はありますが、これから順次売却方針です。
XOMは損切りになりますが、他との合算ではプラスなので気にしないことにします。ずっと保有なら別ですが、チャートからは、当面上昇トレンドに乗るとは思えません。
以上です。私事の話で恐縮です。何かの参考になればと思い記事にしました。
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米朝首脳会談は攻撃のきっかけ作りかも知れない。リスクに備える。
米国株投資家のみなさん、こんにちは、チンギスハンです。
2018年3月20日(火)記 雨、寒い
昨日はダウでー335ドルとかなり大きな下げでした。
FBが震源らしいですが、今日から始まるFOMCへのけん制の意味もあるのでしょうか。
よく、市場は大幅下落で利下げをしてくれと「催促したり」、「利上げをきつくしないで」とお願いしたりすると言われています。
でもパウエルさんは「法律家」で、市場と距離を置いていますから、そのような目先の動きに方針が左右されるとはとても思えません。
彼が気にするのは、指標の数値だけでしょう。そして数字で利上げ決行!
イエレンさんのような、「微妙な市場への遠慮と気遣い」がないぶん「パウエルリスク」は十分にあると思います。
これで①利上げ強めリスク②パウエルリスク・・・市場を蔑視③トランプリスク・・・何をやるかわからない。
と3つが絡みます。
S&Pです。今後下落するようだと「スリートップ」を形作ってしまいます。
そうなると、「著名投資家Mさん」の指摘されたように、1月高値が相場の天井だったということになります。
今後どう動くかは、全くわかりませんが、その可能性を想定しての準備もいるようです。
私は企業業績が1Qは好調だし長期金利が2%台では、まだそんなに成長の阻害にはならないので、4月、5月までは上昇するというシナリオを想定していましたが、甘いかも知れません。
その理由は、株価は常に先を取り込んでいくことです。
1月までの上昇で、この1Qの好決算までをすでにある程度先取りしていたとも考えられます。
1Qの決算発表で好材料が出尽くせばそのあとに続く好材料が見えません。
それを見越せば、その前からの下落も考えられます。
逆に悪い材料はあります。私の想像、心配、妄想ですが。
トランプリスク
「トランプ政権」はかれの異常な思考と行動により任期まで持たないんではないかという気がします。
西洋は詳しくないのですが、東洋、中国などの過去の歴史を見ると、権力者が、疑り深くなり、外様の大名、譜代の功臣、近臣、身内いとこなど、身内兄弟など、と順番に粛清していくのが定番としてあります。
トランプ政権もその傾向が強くなっているように思うのですが。
あきらめてすんなりペンスさんに大統領職を渡せば、むしろその方がいいと感じますが、彼の性格から、その確率は低いと思います。
その前にしこたま悪あがきしそうです。
米朝首脳会談はきっかけづくりかも知れない。
話し合うと言えば私たちは「平和」をイメージしますが、逆もある可能性があります。
周囲とのコミュニケーション能力が不足していて、政治遂行能力もなくて、しかし、世界一の権力を保持しているトランプが「局面を打開したい」と思えば、古来の権力者がそうしたように対外戦争でしょう。
はっきりした証拠がない、フセインのイラクでも、ブッシュはたたきました。
それに引き換え、北は、証拠は十分です。
いつたたいても、非難はされるでしょうが、結局は「良くやった」となることでしょう。
障害は「北の代弁者」の文大統領です。
ヒーロー狙いか、ノーベル賞狙いかわかりませんが、とにかく「突っ走っています」
韓国の頭越しはまずいでしょうから「はっきりとした開戦理由」が欲しいところです。
「相手が絶対に飲めない条件を突きつける」のが近道です。
首脳会談は格好の舞台です。
「核放棄、即実行、見返りはあとから」という条件では北は譲歩できないでしょう。ついでに北の今後は「北の民衆が選挙で決める」とすればダメ押しができます。
副島氏の「6月米朝開戦」は十分にあり得ます。
ネットを見ると欧米でもその可能性を指摘する人もいるようです。
使えるおもちゃを使わずにトランプが終わるとは思えない。
現時点で世界最強の「米4軍」はかれの手中にあります。
大義名分があれば「使用可能」な状況にあります。
そして、「米本土を核ミサイルの脅威から守る」というのは十分な名分でしょう。
不人気のブッシュもイラク戦争で人気が持ち直しました。
時期としては「本来は共和党が負けるはずのない中間選挙」ですが、危ういとみればその前でしょう。
米朝首脳会談が、成果を上げて解決に向かう可能性は10%もないと思います。
心配が過ぎるかもしれませんが「全くないシナリオ」ではないと思います。
それを想定した対応も考えておく必要もあるかもしれません。
我が家では今「水、食料、燃料」の留保を検討しています。それから、上空の核爆発で金融機関のコンピューターのデータが消えたときの対応も必要でしょう。どうすればいいんでしょうか?
「杞憂」と笑われるでしょうが、これも何かの勉強や経験になるでしょうし。
長くなりますので、続きはまた書きます。
とりあえず今晩に注目ですね。先物は少し下げていますが・・・。
それではみなさんのよい投資を!
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