中国との貿易戦争の行方。仕入れが高いのはあなた(私)のせいではない。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月24日(土)記 暖かい
2日続けておはぎゃーとかほんと勘弁してほしいですね。
S&Pで2588.26ドル(-2.10%)と大幅下落でした。
金曜なので下落の可能性は心配していましたが、やはり引け際が大幅に下がって終わっていますね。
チャートです。
かろうじて200日線の上です。
出来高が不十分でセリクラを過ぎたとは言えません。
RSIは30以下と十分売られすぎを表しています。
これはやはりトリプルトップと言っていいのでしょうね。
上昇しても前回の高値を下回れば、下落トレンドになります。
貿易戦争の行方
中国の報復措置が気になって下落しているそうです。
トランプがまともなら(ディールとしてなら)どこかに落としどころはあるはず。
今回のケースが、長年不動産業で成功してきた彼の体験に基づく「譲歩を引き出す手口」なら、中国は歩み寄る姿勢を見せていますから早晩収束に向かいます。
トランプの「殿、乱心」なら世界経済は破滅に向かいます。
中国が米国に、我慢比べで負けるはずがない。
中国には、「はっきり勝てるようになるまで米国とは事を構えない」という基本方針があり、今まで堅持されてきました。
しかし、この方針を習主席がひっくり返せば(ちゃぶ台返し)中国に分があります。
耐乏生活の我慢比べを米国ができるとはとても思えません。
一方、中国は、話が古いですが、党主席の毛沢東は、「兵の損傷を全く気にしなかったことで有名です。」
兵を失うことを恐れる軍幹部に「兵はいくらでも集まる、気にしなくていい」と言い放ちました。
彼が気にしていたのは、兵が死ぬことではなく、「熟練兵」が失われることでした。新兵の命は眼中になかったのです。
共産党がきちんと残るなら、国民の数%、数十%が失われても構わないと腹をくくっているでしょう。
過去にも、三国志の時代には国民の90%以上が失われたそうです。
本気で米国に報復するとなると、手段はいくらでもあります。
保有している米国債も1.18兆ドルあるそうですから、「売るぞ」と言うだけで、米国、世界経済はクラッシュします。
でもこの方法は、中国の被害もすごいですから、核戦争と同じくらい仕掛けにくいですが。
結局は手打ちになると思うが、それがいつになるかがわからない。
私個人としては心配はしていないです。
彼は今まで何回もこんな方法で、不動産を売買してのし上がってきただろうからです。乱心ではないと思います。
長期的に見て安いわけではない。
ここまで下げると「すわ、チャンス」と買いたくなります。
しかし、長期的な視野で見れば、まだ安いわけではありません。
さらに長期線、200日線を下回るかどうかも気がかりです。
短期的には「大幅反発」が期待されるところですが、いわゆる「落下するナイフをつかむ」行為になります。
ということで、しばらく見守ることにします。
留保していた高配当デフェンシブ株の処置について。
KOコカ・コーラや、JNJの保有があります。
買値よりは上にあるものが多いですが、MOアルトリアは既に下回っています。
ちょっと高く買いすぎただけ、そしてそれは私の(あなたの)せいではない。
と結論しました。
株価の水準は、環境によって異なります。特に金利水準には大きな影響を受けます。
昨年米国のバフェット指数が1.5を超えていても、当のバフェットも「この金利水準ならこの株価は高すぎるとはいえない」とコメントしていました。
ところが、長期金利が上昇した今日となっては、「仕入れが高すぎた」という結果になっただけです。
株式投資をするからには「長期金利の動向」は読んでおくべきだろう、という意見もあるかもしれませんが、長期金利や為替はプロでも当たりません。
この先、株価が下落すると、含み損状態になりますが、投資先企業に問題がない限り、保有で問題ないと考えます。
最長5年は含み損状態になりますが、それは仕方ありません。
いつまで金利上昇が続くともわからない。
それに今こそ、「強気の金利上げムード」一辺倒ですが数年先はわかりません。
何かの原因で腰折れすれば(たいていが中央銀行の引き締めすぎ)、急いで緩和に戻ることになります。
その時が待ちに待った「全力仕入れ時」になります。
以上です、いつもながら自分勝手な記事でした。
それではみなさんのよい投資を!
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