チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【米国株】将来の金利上昇からの株価下落の備えに「投資分散」は役立つか?<初心者、普通人対象>

1・26日記述アメリカンフットボール(アメフト)の選手のイラスト

昨日はあらっぽい動きで結局少し上昇しました。

さて現在は絶賛緩和中ですから「基本強気で問題なし」です、なので弱気は禁物です

 

しかし初心者、普通人では将来の下落が気になって「投資の手が止まる」という意見も多いです。

 

その中には「米国株」だけに「集中投資」していていいんだろうか?

分散しておくべきじゃあないのだろうか?

 

という意見や質問もあります。

 

「心配ないですよ」と答えています。

他にもそのような疑問の方も多いでしょうから記事にしました。

 

なお、初心者、普通人を対象にしていますので上級者にはまどろっこしい点もございます。

 

いつかはくる緩和縮小、テーパリング

いつかはわかりませんが何年か先にはFRBが緩和拡大をやめる→緩和縮小

 

の時がやってきます。

 

上級者の方にとっては何でもないことでしょうが、初心者、普通人には十分脅威です

 

将来の下落は「株を買わない強力な理由」になります。

 

将来の下落がこわくて投資できない

方はとても多いのです。

今回はそういう方の助けになればとの目的です。

 

さらに「米国株だけ」「株式だけ」に不安を感じる方はさらに多いです。

 

株式の中でももう少し幅を広げておいたほうが安心じゃないの?という考えです。

 

私の考えは逆です。

 

上級者の方は「手を広げて分散」してもいいけど初心者、普通人は「手を広げるべきではない」と主張します。

 

理由を順番に書きます。

 

理由1 金利上昇で有利な投資対象はない

株式、債券、不動産、不動産リート、金どれも金利上昇はマイナスです。

 

「でも金融機関の株なんか有利じゃないの?」とおっしゃるあなたはさすがです

 

金利上昇は金融機関にはプラスです。

 

だから金融機関ETFに投資しておくのは有力です。【VFH】とかが代表です。

 

しかしこれはかなりレベルの高い投資です。

 

それはS&P500とかVTIとは違う動きをするからです。

【VFH】をモーニングスター米国版で調べて【VTI】と比較します

◇10年リターンは?VTIが年率13.9% VFHが10.5%

◇2020年リターンはVTIが21.0% VFHがマイナス2%

◇標準偏差10年はVTIが14.1 VFHが18.2

◇シャープレシオ10年は VTIが0.94 VFHが0.61

 

とかなり劣っています。昨年なんか23%もリターンが違います。

今から準備してVFHに替えとくとVTIに対してかなり劣後する可能性があります

 

標準偏差やシャープレシオもVTIに劣っています。

 

→わざわざ数字の悪いETFを選ぶ理由はありません。

 

さらに細かいことを言えばVTIは買付手数料無料で年間経費も0.03%

対してVFHは年間経費は0.1%で日本円での投信の設定も知りません。

 

つまりかなり上級者向けの戦略です。

 

だからむしろS&P500に投資してピンチになったら別の方法を考えるほうが実戦的です。

 

結論

金利上昇に強い投資先はない

 

補足しますと

1 債券は金利上昇局面では下落する→弱い、特に長期の債券は要注意です

上がりきって下げる局面では有利、5年先10年先には来るかも知れない

 

2 不動産は弱いです

 

3 金も金利が付かないので弱いです

 

4 強いて言えば日本円が強い

 

2 株式の投資先を分散したほうがいいんじゃない?

 

株式一本で行くにしても「米国だけ」はさすがにマズイんじゃない?

という方はすごく多いです。

 

しかし現状では米国が下落すると他国はその「拡大コピー」で下落します。

新興国なんか真っ先にやられますね。

 

だから米国以外に分散しておいてもいいことはないです。

米国株との相関はとても高い

詳しく見るには「tarading view」でfxのところをたどってcc(相関係数)でみるとリアウタイムによくわかります。

株式では意外と日本株が米国との相関が薄いです。

 

不動産リート【IYR】も同様です。

 

つまり分散しても米国株下落の影響を避けることはできないのです。

 

ならばあっさり「有利な投信」がいい

となります。

数字的に過去10年の成績を比べると

2021年1月 全世界 先進国 米国 米国 新興国 日本 リート
  VT TOK VOO QQQ EEM EWJ IYR
  全世界 除日本 S&P500  ナスダック   日本 米リート
10年リターン% 9.3 10.2 13.6 19.7 3.4 6.1 8
標準偏差10年 14.2 14.3 13.5 15.6 17.8 15.4 15.4
シャープレシオ10年 0.66 0.73 0.98 1.23 0.22 0.56 0.56

 

◇一目瞭然で一番がナスダック100、次がS&P500です。もちろんVTIでオッケーです。

◇全世界、先進国も合格です。

しかし新興国やリートを長期投資で選ぶ理由はありません。

 

→普通人にとっては「米国+ナスダック100」が最適解になります。

その中での割合は自分に最適な配分をお決めください。

 

若い方は多めで大丈夫と思いますよ。

 

若いというのは「投資期間が長い」という意味で「見かけ」とか「気持ち」とかは全く関係ないですよ(笑い)

 

じゃあ下落が来たらどうするの?

何もしないのも立派な選択です。

たぶん動き回るより確率的には成績はいいですね。

 

しかし部分的に「現金」に避難するのも立派な戦略・戦術です。

たとえ統計的には「ずっと保有に劣る」としてもやってみるのはいいんじゃないですかね。

「納得することが一番ですから」

 

普通人がこれからできる対策は

金利上昇に弱い順に

小型ハイテク、グロース、高PSR株

普通の個別株、大型ハイテク株

QQQ

VOO

となります、普通の個別株とQQQのいち関係は微妙です。

 

だからハイテクが多すぎると思えばQQQやVTIに変換するのは有効です。

 

QQQもハイテクが多いですが個別よりは持ちやすいでしょう。

 

以下雑談です。昨日のNFLのチャンピオンシップの感想などです

キングカズもだけど43歳のトム・ブレイディもがんばってる

53歳ながら現役で頑張っているキングカズこと三浦知良さんは尊敬を集めています

 

それより10歳若いですが43歳と言えばアメリカンフットボールでは難しい年齢です

 

プレーのたびに激しいヒットを受けるからです。

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しかし今年21年在籍したペイトリオッツからフロリダ州タンパベイ・バッカニアーズに移籍1年めでNFCチャンピオンシップを勝ち念願のスーパーボウル出場を昨日成し遂げました。

 

昨日の相手は今年MVPのQBアーロンロジャーズのグリーベイパッカーズ

彼にも勝たせてあげたいけど残念でした。ミスもそうなかったです。

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さらにマイナス2度でのアウェイでの試合でした。

 

下馬評も圧倒的にグリーんベイでした。

ユーチューブでは近藤祐司さんがタンパのアップセットベルを鳴らしていました。

見事プレーオフすべて的中されてましたね。

スーパーボウルの近藤さんの予想が聞きたいです。

 

今年のスーパーボウルはタンパベイで行われます。

ですからバッカニアーズにとってはホームになりますね。

 

実は今までのNFLの長い歴史の中で

 ホーム球場のチームがスーパーボウルを戦ったことがない

だったので初めてになります。

もう一つの達成されていないことは意外ですが

 3連覇したチームはない

ことです。

 

21年間現役でスターターを張るのはできることじゃあないですね。

朝3時には起きてトレーニングを始めるそうです。すごすぎる

 

これでスーパーボウルには10回目の出場です。今まで6勝3敗

NYジャイアンツに2敗してますね。相性悪い

 

スーパー6勝は前人未到です。

今年勝てば7つ目ですが簡単ではないです。

 

何しろ相手が強いです。

カンザスシティ・チーフスのマホームズ

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バスケットもプロ級の天才アスリート

投げるのも一流ですが走るのも超一流、顔も一流!眼力が迫力あり!

年俸も10年540億円とこれまた超一流!

 

さすがのトムも体の動きでは差がありすぎますね。

デフェンスも強いしチーフスが本命でしょう。6:4くらい?

でも私は長年トムのファンなのでタンパ押しですね。

 

両方ともディフェンスがいいので締まったゲームになりそうです。

今回のタンパの勝利も多くはディフェンスの功績です。

 

日本ではアメフトの人気はさっぱりですね。

効率で言えば他のスポーツと違いオフェンスとディフェンスの担当が違うので効率悪いですね。一番いいのはバスケットボールかな?

 

余談でした。

 

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