新しい世界のNGワードベスト3、高すぎる、遅すぎる、下落が来る!
2020年6月4日(木)記述
米国株の勢いが止まりません
昨日は復活組、出遅れ組の日でした。上昇が大きい方から
ラッセル2.39%、ダウ2.05%、S&P1.36%、ナスダック0.78%
本当にこの序列はここのところ不動ですね。
復活の日はこの順番が決まりです。
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したがって航空とかカジノとか不動産は上げました。
DALが7.8%MGMカジノが11.3%不動産ETFのRWRが4%、XOMが4.1%上昇
この中で不動産はもっと出遅れると予想していましたがもう始動したようです。
下はETFのEWRです 83.38ドル
これを見ると「しまった、もっと早く買っとけばよかった」「8営業日前なら10%以上安く買えたのに!」「もう遅すぎる」
と感じますよね。長期的な買いはわかりませんが中短期の売買の教科書的には
→「そんなことはない!買うなら今でしょ!」というのが今日のテーマです。
なぜなら
1 8営業日前は確かに50日線を越えたけど①出来高減少中②MACD?③下落トレンド中と受け取れる
ので長期はともかく短期では買いのタイミングとしては確実とは言えません。
2 前の2つの高値を越えた昨夜がまさに「買タイミング」と言えます。
→逆にそれがわかっているので昨日急伸したのだろう!
3 だから昨日を起点と考えるべき。買遅れていない。
といえます。
もう一つのETFのIYRとの比較は
IYR 82.32ドル 経費0.42% 配当3.7% 3.2B
RWR 83.38ドル 経費0.25% 配当4.5% 1.5B
です。迷うならどちらも買えば問題なしです。
経費や配当的にはRWRが魅力を感じます。確かもみあげさんに比較記事がありました。
米国リートETFがオススメの理由とは?リートの投資方法 - ”もみあげ”の米国株投資-お金で幸せになる!-
こんな人にオススメ
「航空やカジノに今から入るのには抵抗がある」人へ。まんま私ですね(笑)
S&Pと比べても出遅れ感があります。
◇S&Pが200日線を越えて航行中なのに対して不動産リートは「50日線と200日線のちょうど真ん中」で伸びしろを感じます。
リモートワークで不動産需要が減るんじゃないの?
オフィッスや商業用不動産についてはそのリスクはあります。
しかし住宅用については「郊外の物件が上昇中」とありました。
米国の話ですよ。
郊外に引っ越せばより広くて快適で自然が多い環境に住めます。
不動産価値が上昇する米国では多額の購入でもリスクは少ないです。
むしろ教育環境が良ければ価格の上昇が望めます。(高校のレベル)
これも有名高校がリモートを使って分校を郊外に出店する計画が進んでいるようです。
これだと優秀な先生はリモートで掛け持ちできますからね。
ちょうど林先生がやっているように。
住宅ローン金利が安くなっていることも追い風です。
今後高収入層を中心に郊外への移転、あるいはセカンドハウス需要が期待できます。
となると上記の2つでは住宅の割合が多いRWRの方が伸びが大きい気がします。
(当てにしないでくださいね!)
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今後の投資の基準、考え
1 今までの基準、チャートはとりあえずリセット
ビフォアーコロナの時代はいったんリセットする必要があります。
それまででも予想PERは古くは15が適正基準でした。
しかしそれではここ2,3年は暴落時の短い期間以外は買うことが出来なかったですね
だからPER20まではありかな?みたいなのがこの2月までです。
それでも19台では「高すぎる」という声が多数派でした。
今でもそう唱えている人も多いです。
つまり以前の水準に帰るためには「暴落するしかない」
という主張です。
その方向に向かっていると思いますか?
今後「暴落がない」「下落がない」といっているのではないです。
基準の問題です。
今どきPER15を基準にしていたらロシアの株くらいしか買えませんよ(笑い)
→チャートでも谷の左半分はカットする!
出直しなので以前の水準との比較はそんなに意味がないです。
2 新しい基準での適正株価はいくら?
FRBの政策に変更がないとすると長期金利は現在0.76%ですがこれよりそう高くはならないです。
長期金利への上乗せプレミアムの過去の動きは3%から4%です。
(過去10年の平均は2.77%)フジトミさんのサイトより
平均を取ると 2.77+0.76=3.53%
1÷0.035=28.5がPERになります。ちょっと高すぎる気がします。
3%から4%で計算すると
3%では
1÷0.0376=26.6(予想PER)
4%では
1÷0.0476=21.0になります。
さて現在の予想PERは(multpl.comさんによると)
22.4です。
上記の範囲に収まっていますね。むしろ下限近くです。
だから過去の例からすると「高すぎる」という指摘は当たりません。
上限まではさらに20%ほどの余地があります。
現在の市場は現時点の株価は「高すぎる」とは見ていないです。
3 遅すぎると言えない理由
機関投資家が債券→株式に資金を動かし始めたばかりです。
現在でも10年国債で0.76%の金利は得られます。
さらに社債もFEDが買い取るとしているので債券も十分魅力的です。
だから大部分のお金は債券市場にあるでしょう。
具体的な調べ方は知りません。だれか教えて下さい。
上記のS&Pのチャートの出来高を見ると7営業日前くらいから出来高の増加が見られます
個人投資家の分もあるでしょうがメインプレーヤーは機関投資家なので、彼らが少しずつ資金を動かしているのでしょう。
この流れは①株式市場が順調②大きなリスクがないうちは継続します。
→個人投資家が出遅れているわけではない
といえます。
チャートを見て「遅すぎた、もっと前に買っておけば」と思うのは多分株価だけ見て出来高を見てないからそう思うのではないでしょうか?
なので有望と思う投資先があれば「今からで大丈夫」といえます。
特になければVOOでOK。全部入っています。
4 「下落が来る!」がNGなワケ
株式市場にはいつでも下落リスク、暴落リスクはあります。
だからそのリスクは今もあります。
しかし現在が他の時期に比べてそのリスクが特に高いとは思わないのです。
「暴落が来る、下落が来る」という方の意識の中には「現在の株価は不当に高すぎる」ので「下落して本来の姿に戻るだろう」という底流が感じられます。
しかし現在の株価が上記のように適正なものならどこかに戻るということはないです。
むしろ今後機関投資家が債券→株式と資金を移す流れが本格化すれば上限に向かって株価が上昇するのが自然です。
何かが起こればその分下落するでしょうが、解消すれば本来の株価に戻るでしょう。
リスクを過大に見積もることは「投資行動ができなくなる危険」があります。
考えられるリスクは①コロナの2波②トランプ再選がない③ワクチンできない④米中悪化などが考えられます。
バイデンさんになって下げるとも限りません。ワクチンできないは現状のままです。
米中悪化はポーズの可能性が高いです。
となると第2波が一番のリスクです。
第2波が来るとやはり大幅に下げるでしょうね。
しかし今から「来るのを前提にして待っている」必要もないんじゃあないかと思うんですがいかがでしょう?
おまけ 現在のNG行動 今しては行けないのは「空売り」「逆レバETF」
現在の株価が「説明できないほど高すぎる」ことはないので「適正に戻るのが自然」と考えての「空売り」はNGですね。
一昨日の引けで急伸しています。空売り勢が「買戻しで踏み上げた」可能性が高いです
昨日の記事の補足
昨日ZMの例を出しましたが決算発表を見ないでチャートだけで書いたので補足します
もうご存知でしょうが好決算で株価は昨日急伸しています。223.87ドル7.6%上昇
以上です。現在の株価が「説明できないくらい高すぎる」「バブルだ」と思ってらっしゃる方の参考になれば幸いです。
それではみなさんの投資の成功を願って記事を〆ます。
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