投資・株の話は周囲に話しても大丈夫か?
2020年4月29日記述
今日も雑談が多いです。
ご質問をいただきました
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「自家用の不動産」以外では投資の話はリスクが高い
積極的に自分から話したことはない
周りには投資の話はしないのが賢明、リスクなし
1 日本はお金を稼ぐことに否定的な社会
「孟子」だったかに「商人の卑しさ」についての記述があります。ある人が市で卑怯な行為によって利益を独占しようとした。商人ならではの発想だ。このようなことがあってはならない。みたいな話です。有名な箇所なのでご存知の方も多いでしょう。しかしこの卑怯な行為というのが「高いところから市を見る」というだけなのです。良い品物を持っている人をだれよりも早く発見して有利な取引をした。というだけなのです。
そんな行為でさえ孟子は「してはならない」行為としたのです。
さらに「商人」という言い方自体も差別を含んでいます。
商は周の前に中国を支配した国です。
殷という言い方の方が一般的ですね。
この国は「宗教」「祈り」「生贄」によって国を治めました。シャーマニズムですね
だから残酷な儀式がいっぱいあって、人を犠牲に捧げたりもしたのです。
有名な甲骨文字にはその人数なんかが書いてあるそうです。「30人でいいですか?」「いや50人に増やしなさい」みたいな。
周辺にいた遊牧民の羌族(きょうぞく)なんかがその対象とされたようです。
だからやられた方は恨み骨髄なわけです。
殷を倒して国を建てた周の軍師の「太公望呂尚」は羌族です。
彼が殷に対して強硬だったのは当然です。
立場が逆転して今度は殷の民が追われ、差別される立場になりました。
農耕に有利な土地を追い出されたので彼らは商業に従事しました。
なんかユダヤ民族と似ていますね。
彼らは文字や算術の知識があったので商業で生きていくことができました。
商の人なので商人なんですね。
孔子や孟子は周を理想としていますから商は「非合理」「打倒すべき」対象で侮蔑の対象でもあったのです。
その商の人のやっている生業をも蔑んだのは当然の流れかもしれません。
儒教社会では「金儲け」を嫌います。
これは現代にも続いているように感じます。
江戸時代には旗本は秋に「切米」を支給されましたが、直ちに出入りの「札差」に売却させてお金に換えています。
みんなが売るので米相場は安くなり、米を売るには一年で一番不利な時期です。
そんな中で時期をずらして米の足りない時期、米価が高い時期に売った少数の人もいました。
しかし彼らは旗本仲間からは「商人みたいな武士」「武士の誇りを捨てた武士」「ご先祖さまが泣いている」と言われて出世できなかったそうです。
現物の売りの時期をずらすだけなので、しかも確実に得ができる行為ですが、大変奇異に見えたのですね。
2 明治以降も伝統は息づいている
さつま長州出身の指導者もあくどいことをずいぶんやっています。
西郷隆盛、大久保利光、伊藤博文・・・
対して岩崎弥太郎とか安田善次郎とかは必死さを感じます。
しかし、財閥の祖というだけで「悪いやつ」「きっとあくどいこともしたはず」という
印象を持つ人の方が多いのではないでしょうか?
そして好感度では西郷隆盛や伊藤博文の方が「英雄」らしく感じますよね。
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だからこれは仕方がないことだと思うんです。
お金儲けが蔑視される伝統というのは。
3 苦労して得たお金以外は評価されないという風潮
お金儲けでも段階がありますね。
最下層は「お金を動かして儲ける」です。
だから株式投資をしている私達だって「村上ファンド」なんかがニュースになって「会社に要求」とかすると「悪人」に見えてしまいます。
「投資ファンド」「投資家グループ」という名前だけで「水戸黄門に成敗される側」という意識を持っちゃいます。
見たこともないけどどっかで「美女をはべらせてシャンパンなんか飲みながら悪だくみを相談しているイメージ」ですね。
「これであの会社は俺達の言いなりで金が引っ張れるぞ」みたいな妄想ですね。
4 お金と女は嫉妬される両横綱
「嫉妬心ほど厄介なものはない」と言われます。これは下層民から上級民まであって、上に行くほどそのパワーは強烈だそうです。
オリンピックでも、6位の人は入賞で満足だし、銅メダルもメダルで満足ですが銀メダルは悔しいでしょうね。ほんの僅かの差なのに世界一ではないのですから。
立場が似ていると「競争心」「嫉妬心」も強烈になります。
兄弟、同級生、同じ会社の同僚、知っている人・・・
重なる部分が大きいほど嫉妬心は強烈になります。
質問者さんのように「会社の同期」というのは比べる相手としては「重なる部分が多い」ですね。大学も多分似たようなものでしょうし、知的レベル、立場が非常に近いわけです。
だから実家が裕福というのはこの際あまり問題になりません。
「自分だけがヘマをやった」というのは「耐え難い屈辱」なはずです。
「おれやっちまったよ、原油先物で1千万飛ばしちゃった」
といえる人も百人か千人に一人くらいいるかも知れません。
しかし一流会社の社員にはいない感じですね。自分の弱みは外には出さないタイプの人が多いでしょうから
嫉妬されない場合
相手より下位レベルの場合は「自慢されて」無事終わるかも知れない
自分が100万ほど浮いていて、相手が数千万浮いていれば「教えてやるよ」となるかも知れません。
しかし投資では学歴が高い人がうまくいくとは限りません。
ノーベル賞学者でも大損をします。
昔では、かのアイザックニュートンも大損をしています。
知的レベルとは比例しません。
またうまくいっていてもうまく行かない時はあるものです。
日本株と米国株の組み合わせは最悪
同じ株式投資でも米国株と日本株は相容れません。
特に日本株の人は米国株の人に対しては強烈な対抗心というか「身構え」ています
それは株ブログの世界でも同じです。
私のブログなども好意では見ない人の方が主流です。
「どうせ米国株が有利ですとか言うんだろ、偉そうに、ほっとけや」みたいな感じです
対して米国株の人も「いつまで日本株みたいなローカルに固執してるんだ、頑固者め」みたいに思っちゃってます。
例外は「高配当」投資でしょうか。
彼らは割とグローバルに高配当な対象を探していますから、米国株でも欧州株でも偏見はないでしょう。中国や韓国にはありそうですが。
だから米国株にも「高配当」で入る方が多いですね。
「お二人が今まで情報交換してうまくやっていたこと」の方が奇跡です。
本来は10分と話すことはないはずです。
「米国株は孤独なのです」(笑)
金と女は「誰かに話したい両横綱」
困ったことにこの2つは嫉妬を買う両横綱でありながら反面「だれかに話したい」ツートップでもあります。
だから「実は俺には秘密で付き合っている女がいる」という話を相手から聞いたら「勘定を払うことはまずない」です。
「ここはおれが払う」というに決まっていますから。
話したら満足感でいっぱいなはずです。コソコソやっているだけでは満足感が足りないんですね。きっと。
逆に言えば、それを相談というか自慢話を聞いてあげることができるなら相手にとっては「貴重な同性の相手」になるでしょう。
だから「金と女」の話は「聴く専門」に徹するのが吉です。
相手がいくら金持ちでもお金で嫉妬しないとは限らないし、いくら女にもてていても女に嫉妬しないとは限らないからです。
「世の中の女は全部自分のもの」と考えているような輩もいます(笑)じゃなかったいるそうです。
先日はナイナイの岡村さんがラジオで失言というか「本音」をトークして叩かれていますね。まあ叩かれて当然のひどさですが。
多分あの程度の話は仲間内の男同士ではツッコまれることはないでしょう。
ロッカールームトークというやつですね。
しかし電波に載せるのはいただけません。
「金儲けがうまい」「女にモテる」は自分で思っているだけで十分な気がします。
米国では主婦たちが集まると「SEXトーク」も投資話もあからさまにするそうですが、文化が違うのですね。
今日も「無用な話」で長くなりました。
もし投資の話をだれかにしたくなったら「これは女の話題よりヤバい」と自分にストップをかけられたらどうでしょうか?
以上です。何かの参考になればいいです。
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