チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

「高配当株ETF」が威力を発揮する時、リタイア後の収入源に有力!

米国株への参入が浅い方、予定の方、迷っておられる方向けの記事を書いています

順調に上昇が続く米国株ですから「参入したくなる気持ちはわかりますし、それは正解です」

とはいえ、投資のやり方はいくつもあります。

昨日記事にした「高配当株」は一番人気です。

私も始めは、高配当目的が主流でした。

しかしはっきり言って上手くいかなかったです。インデックスを上回わらず、しかも投資も思うように進まなかったのです。

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もちろん原因は私の能力不足にあります。

 

しかし私のように「平凡な能力しかない多くの方」にとって難しい投資法であることは確かです。

 

なぜなら私自身も始めから勉強し直して試行錯誤し切り替えたらうまくいくようになったからです。

しかしその間長い時間がかかりました。

 

もしみなさんに私と同じような方がいたら、私のような長い時間をかけて欲しくありません。時間は何にも代えがたいものだからです。

 

だから私の経験に基づいたこれらの記事が一人でも役立つなら嬉しいです。

 

ですから現在の投資が上手く行っている人は軽く流していただければ結構です。

また特定の投資法や個人を批判する目的はありません。

 

みなさま全員が米国株で成功されることを心から願っております。

 クリスマスプレゼントを運ぶエルフのイラスト

さて今回は「高配当株投資」の利点について書きたいと思います。昨日の記事のフォローとも言えます。

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ハイブリッドと考えれば、比べる相手はS&Pだけでなく債券も入れるべきだろう!

昨日の記事で「高配当株はS&Pに劣後しやすい」と書きました。

しかし、高配当株が競合するのはS&Pだけではなく債券もいれるべきかも知れません。

 

プロの機関投資家は高配当株を債券のように使っているからです。

私達も同じように使えるかも知れません。

使えそうなETFをバンガードから抜き出しました。

銘柄   年間経費 配当%
VOO S&P 0.03% 1.8
VYM 米高配当株 0.06% 3.06
SPYD 米S&P80種 0.07% 4.42
BND 総合債券6.1年 0.03% 2.73
VGLT 米政府債券14.1年 0.07% 2.4
BLV 長期債券15.3年 0.07% 3.34

年数は保有債券の平均残存年数です。債券は適格債券以上です。

これを見ると高配当株ETFの配当が債券の利率を上回っています。

さらに株式の方が伸びは大きいはずです。

確認のためチャートを見てみます。

過去5年の比較チャートです。

上からS&PのVOO、高配当ETFのVYM、同じくSPYD、債券ETFのBLVそして最後がBNDです。

f:id:tingisuhan:20191214194318j:plain

5年間の上昇率は上からVOO53.8%、VYMの34.87%、SPYDの30.29%、BLVの7.38%、BNDの1.23%です。これには配当が入っていませんから5年分を単純に加えると

VOOが62.8%、VYMが50.8%SPYDが52.3%、BLVが23.4%、BNDが15.2%です。

◇高配当ETFはS&Pをマイルドにした感じ。VOOが伸びている時の伸びがやや少なめ

◇債券よりは断然パフォーマンスがいい

 

ここまでのまとめ

1 高配当ETFは過去5年ではS&Pに10%ほど劣っている。

2 しかし5年で配当込みで50%伸びており十分なリターンとも言える。

3 債券ETFは毎月金利がもらえる、動きが少ない、利点があるが株式の半分以下のリターンである。

4 将来の投資期間が長い場合は債券を買う必要はないと考える。

 

♡年齢がお若くてリタイアまでの年数が20年以上ある方の「リタイアに向けての資産づくり」という観点からは「債券ETF」はオススメしない。

また金利動向を読むのは大変高度で株式とは別の情報を必要とするので仕事が増える欠点がある。

リタイア以降の「配当収入」として「高配当ETF」の利用はどうか?

ひとまず「増やす」段階から「受け取る」段階に移行するのなら大いに利用価値があります。

債券よりは「より積極的」だからです。

さらに保有資産の動きをよりマイルドにする働きが期待できます。

♣とはいえ株式には違いないので「債券」ほどの安定度を期待するのは虫が良すぎる。

自分の年齢や資産状況、リタイア後の収入によって比率を決めればいいと思う

リタイアの時期が決まって、その後の収入を計算する段階になった時に「高配当株ETF」は「引き出しの一つ」「重要な手段」となります。

つまりより多くの「配当収入が得られる」からです。

3千万をSPYDで運用すればそれだけで年間120万強(税込み)の配当収入が得られます。

年金を補う心強い味方と言えます。

年を取ったら「債券割合を増やす」は杓子定規に取り入れないほうがいい

ファイナンシャルプランナーが作るシニア向けの資産構成を雑誌なんかで見ると

「債券割合」が多くを占めます。70%以上。

 

しかしこれは問題だと思うのです。

それは「人生百年時代」に適合していないからです。

女性の6人に1人は今でも100歳以上生きます。将来はもっと多くなるでしょう。

 

早々と「安全だがリターンが少ない」資産構成にしていると「長生きリスク」に対処できません。

債券の欠点は「インフレリスク」に強くないことです。

ちょうどインフレ率を打ち消すくらいのリターンはありますが、他を補うほどのパワーはありません。

 

だからその前に「高配当ETF」が利用できないか?検討すべきと思うのです。

退職金やイデコの受け取りで3千万は現実的な数字

上記のリタイア時の3千万は退職金やイデコの受け取り、手持ちの現預金を合わせればそんなに飛び抜けた数字ではありません。

むしろより多くなる方も多いでしょう。

必要な収入が分かればその分をSPYDなどで補うのは気分的にも債券より増えていくので楽しみが多いと思います。

 

今日の結論

◯「高配当株ETF」は「配当収入」をメインに考える局面では「強力な武器」になる。

◯リタイアに向けて「資産を作る段階」ではインデックスに劣後する傾向があるのでオススメしない

◯リタイア後に杓子定規に債券優先の姿勢は「人生百年時代」にマッチしていない

 

今回は以上です。

それではみなさまの良い投資を!

 

今回の記事に関連した動画は→https://youtu.be/5WJicvzt2GQ

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