チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

【コメントへのご返事】素人はPERはいくつを目安にすればよいか?

コメントを頂きました。ご返事が遅くなりました。失礼しました。

 id:seiya1999 2019-08-30 11:37:59 さんより
素人は具体的にPERいくつ以上を目安に購入すれば良いでしょうか?

 先日の私の記事

で素人、凡人は「高PERの銘柄を選ぶのがいい」と書いたことについてのコメントです。

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<ご返事>

あくまで私の見方です。

PERは業種によって違う

最近はハイテクもPERが下がって来ておりまたディフェンシブ銘柄が上がって来たので接近しています。「超秘密の銘柄群」6銘柄では

超秘密 予想
  PER
MSFT 25.9
V 33.1
MA 36
MCD 27.3
SBUX 33.3
NEE 27.2

ハイテクも非ハイテクもほとんど差がありません。

しかし本来は成長率が高いハイテクの方がPERは高いのが普通です。

だから競合の業種で比べる必要があります。

競合については米国株四季報で業種内順位などが出ています。

また楽天証券などで銘柄を見ると業績などとともに「競合」との比較がでています。

リーディングカンパニーが一番高い

同業種では①ブランド力があり②ワイドモートがあり③業績がいい

リーダー会社がPERは一番高い(一番買われている)のが普通です。

そうでない場合は注意が必要

1位企業が順当にPERが高ければ問題なしです。

しかし1位企業が2位以下よりPERが低いときは要注意です。

何か問題がある可能性が高いです。

そしてその理由に納得がいけば問題ないですが、それを見つけるのは大変です。十分な調査、研究が必要です。

 

上記のVとMAでは1位企業のVよりMAの方がPERが高いです。

これは伸び率がMAの方が若干高いので納得がいきます。またアップルペイとかの楽しみもあります。そのプレミアムがついているのです。

とはいえVに欠点があるわけではないので、両方買っておくのが無難と見ています。

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プロたちが勝手に調整してくれる

割高を避けたいのは投資家の本能です。だからPERが高い1位企業を買うのをためらう人も多いです。

しかし割高を嫌うのは私達素人よりもプロの方が敏感です。

ほんの僅かなリターンの差でも問題視されるからです。

だからリスクをとってリターンを取りに行きます。

 

プロが多い熟成された市場ほど「割安株」が放置されることはなくなります。

そして米国市場は機関投資家が多いです。

かれらは機動力があり、果敢にリスクをとりますから割高、割安とリスクのバランスをとってくれます。つまり彼らはリスクを素人よりも軽く見るということです。危なそうならすぐ売りますから。

機動力のない素人が無理に「割安株」を追うメリットはないと思っています。

PERは時代により金利により変化する

金利が低くてお金が余っている現在ではPERは高くなります。

以前に買った時のPERの残像が強いと「買い増し」ができません。

だから株の本で「PERは15が基本」なんて記述がありますがそれは金利が5-7%ほどもあった時代の基準です。

金利がそのくらいの時代に戻る確率は非常に小さいと見ています。

個人的にはPERについては柔軟にとらえたいと思っています。

 

以上です。お答えが明確でなくて申し訳ないです。またコメント下さい。

それではみなさんの良い投資を!

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