米国集中投資も問題なし。中期的には米国株が有利な理由。
こんにちは
米国株に対して「米国集中は危険だ」との意見があります。
広く世界に投資したほうが「分散ができている」という意見です。
30年とかの長期的には私もそれは賛成です。
しかし10年くらいの期間で見れば米国優位は続くと思ったので記事にしました。
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現時点でも米国株は「やや割安」と見ている。
3・1の予想PERは(ブルームバーグ)
米国S&P16.8 ナスダック21.8
日経15.7 東証1部では12.41(3月13日取引所グループ)
英 12.5 独12.6 仏13.6 韓国10.8 中国上海 11.2
とPERだけでみれば米国は他の市場より割高を表しています。
しかし私は米S&Pは17から20を適正と見ているのでまだやや割安という見方です。
理由は金利が高くないと思うからです。今後も上昇は考えにくい。
米国の会社が一番自由度が高く富を生みやすい。
と思うからです。
これについて橘玲さんの「人生は攻略できる」ポプラ社1500円3月6日刊
にわかりやすい説明がありました。
1 世界(米国)ではクリエーター・スペシャリストを得やすい。
米国ではフリーランスが50%に達するそうです。専門家は会社や役所から独立して技術を磨いておりより待遇の良いところへ移動する。
→日本では専門家は会社に属しており、会社や役所を移動したがらない。
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さらに日本ではスペシャリストが育ちにくい。
理由 大企業に属せば一生安泰なので技術を磨く必要がない。
その結果米国では世界の一流の専門家を集めたドリームチームで開発ができる。
2 米国ではやったこと(プラス)が評価され日本ではマイナスで評価される。
橘さんは閉じられた世界を「伽藍」と表現されています。それに対してオープンな世界を「市場」。
閉じられた空間は息苦しく「不幸を感じやすい」・・・日本に当てはまります。東アジアにも。
世界中の能力の高い人は米国に集まります。だからこれからも米国が開発の中心。
中国も有力だが政治では「共産党独裁」で少数民族の弾圧とかしているので能力・意識とも高い人は近づかない。
3 日本の会社員はリスクをとらない。→発展性が乏しい。
日本では会社員であり続けることが人生の最適解です。だから正社員はだれもリスクをとりません。つまり新しい冒険は生まれない。日本のPERが低いのもうなづけます。
発展性のない市場に投資するのはリスクが高いです。
欧州もいろんな制限が多いですから、先進国では米国、カナダと北米一択です。
4 過去のパフォーマンスも圧倒している。
過去5年のパフォーマンスを比べました。ドル建て。yahoo finance
上から
VGT 米国ハイテクETF・・・113.15%上昇
VOO 米S&PETF・・・50.90%
VT 全世界株式ETF・・・23.38%
VWO 新興国ETF・・・9.0%
VEU 米以外先進国・・・2.31%
現在産業構造が転換中です。
発想、設計、工場、労働力を全部集めて垂直型で製造する欧州・日本は高率で遅れをとっています。
これから順調に追いついたとしても10年はゆうにかかると見ています。
ここまでの結論
1 米国が新技術をリードする構造になっている。技術力の高い人は米国を目指す。
2 フリーランスで世界の各地に住みながら米企業の仕事をする人が増えている。
3 日本はスペシャリストが育ちにくく息苦しい。幸福感を感じにくい社会。
4 10年ほどは米国集中投資で問題ない。日・欧・中が伸びてくればその時に移せば問題なし。
5 イデコとか積立ニーサ以外の「自由投資」では昨日紹介のVOO+VGTが効率がいいと思う。
♡自分は今はVOOを積立中です。VGTもそのうち買います。
以上です。
下げ止まった感のあるBAの買い増しを考えています。
それではみなさまの良い投資を!
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