【株式投資】「マイナスでもインデックスに勝てば勝ち組です」←えっ、おかしいでしょ?
こんにちは、どうもです。
去年投資した人はマイナスの人が多いですね。全体としてもそうだったので仕方ないです。ところで昨日スマートニュース見てたらこんな記事があって驚きました。主旨は
株式投資のプロはトピックスや日経平均のインデックスに対してのパフォーマンスで評価される。
だから個人投資家もトピックスを上回っているならたとえマイナスでも投資としてはよくやっている。いわば勝ち組なのだから胸を張って自分に自信を持ってほしい。
- でもそれはプロの話でしょ?
- プロは常にフル投資を強いられる。個人投資家は投資しない自由がある。
- 休むのは意外と難しい。
- プロの基準で動くとミスが起こりやすい。
- しかしプロの動きも考える必要はある。
- インデックスを相手に勝ち負けを判断していると素人はわけがわからなくなる。
- プロと同じように動いたとすると
- 私達個人投資家はどうすればいい?
でもそれはプロの話でしょ?
スポンサーリンク
言いたいことはわかります。プロの場合は確かに対インデックスでの勝ち負けを気にしますしそれが評価なんでしょう。
しかし私たちは素人です。プロの評価基準を当てはめるのは違うと思いますね。
だって何もせずにいた人に負けているわけですから。これは素直に負けでしょう
プロは常にフル投資を強いられる。個人投資家は投資しない自由がある。
プロが何もしないでいると叱られます。だからどんな局面でも利益を引っ張ってこなければならないのは理解できます。
しかし素人は常に投資する義務はないので難しいと思えば休んでいればいいです。
昔から休むも相場という格言もあります。
だからプロの判定基準を素人に当てはめるのはおかしいです。
何もしないでじっとしていればよかったのですから。
休むのは意外と難しい。
常に投資する癖がついているのでしていないと落ち着かないのです。
投資して利益を得る機会を逃しているように感じるのですね。
「チャンスに乗り遅れまい」とする気持ちはなかなか制御が難しいです。
バブルが起こる原因になりますね。
上がるから買うという循環です。
買う理由はあとから付いてきます。
昨年のハイテクもそうでした。
もっとももともとアマゾンとかPERが300もありましたから割高の基準が曖昧です
プロの基準で動くとミスが起こりやすい。
常に投資を強いられるプロはその分技術力も高いです。逃げ足も早いです。
素人が同じスタンスで投資していると逃げ遅れるリスクがあります。
上昇している株を売って逃げるのはとても難易度が高いです。
10%くらい下げてもまだ売るのは難しいです。
そういう面では「逆指値」を常に設定していくのは有益な武器になります。
現在はマネックスにしかありませんが、楽天やSBIにも対応が望まれます。
私は難しい局面ではプロのように市場に居続ける必要はないと考えています。
しかしプロの動きも考える必要はある。
とはいえプロの立場を理解してその動きを知っておくことは有益だと思います。
かれらは市場のメインプレーヤーですから大きな影響を与えます。
昨年末からの動きはハイテク→ディフェンシブ銘柄の動きがありました。
だからインデックスが下落しているのに高配当株はむしろ上昇しました。
下はディフェンシブ銘柄の代表の一つPGのチャート
インデックスが下落したのにも関わらず10月からむしろ逆行して上昇しています。
下は投資指標ですがかなり買われていることがわかります。(SBI証券)
1,17 | 株価 | 予想PER | 配当% |
PG | 91.4 | 20.8 | 3.2 |
JNJ | 128.0 | 20.2 | 2.8 |
MCD | 179.4 | 23.7 | 2.6 |
KO | 46.29 | 25.64 | 3.32 |
S&P500の予想PERが16弱ですからやや高めと言えます。
この動きはまだ続くと考えて市場の動きについていくのか
「今は買い時ではない」と考えて距離を置くのかに分かれます。
安く仕入れるのならもっと安い局面もあったからです。
昨年の半ばまでは逆に売られました。金利が上がるだろうという予測が多かったためです。
インデックスを相手に勝ち負けを判断していると素人はわけがわからなくなる。
と感じますね。上のPGの例だと下落して割安だと思ってもインデックスに負けると思えば買えません。
むしろ高くなった現在とこれからのほうがインデックスに勝ちそうです。
安いときに買わなくて高くなってから買うというのは理屈に合いません。
ずっと保有するなら安い時に仕入れる方が有利なのは当然です。
インデックスを相手にしていてはその当たり前のことができません。
プロと同じように動いたとすると
スポンサーリンク
下は過去1年間のS&Pインデックス青色とPG、KO、MCDとMSFTを比べたものです。
これを見ると昨年の10月まではハイテクが買われて上昇し10月の下落から潮目が変わりディフェンシブ銘柄がインデックスを逆転しているさまがよくわかります。
つまりプロたちはインデックスを上回るものに常に資金を動かしています。
私達個人投資家はどうすればいい?
単純に考えればプロと同じように動けば常にインデックスを上回ることができます。
とはいえ能力や情報力に劣るので同じように動けるとは思えません。逃げ遅れる可能性は高いです。現にこの10月からのハイテクの下落でうまく逃げた個人投資家は少ないように思います。
そうすると逆にインデックスに負ける可能性が高いです。
私の答えはインデックスです。これならインデックスに負けません。当たり前だけど。
同じように常にディフェンシブ銘柄に投資する方法はデータがないのでわかりません。選ぶ銘柄と時期によると思います。
今日のまとめ
プロたちによって市場は動かされているがかれらについていくスタイルはリスクがある
インデックスなら各ジャンル間の資金移動の影響を受けにくい
とインデックス押しの姿勢が出ました。
以上です。それではみなさんの良い投資を!
お知らせ 永久保存型の別ブログ「チンギスハンの安心の資産運用」も御覧ください。
新記事はこちら個別株のリスクと対応を知ろう。逆張りの誘惑に勝つ
お願い 読者登録お願いします。またランキングに参加しています。下の看板をクリックして応援お願いします。
スポンサーリンク