セクターローテーション投資法はうまくいくか?
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
金利上げ打ち止めが意識される中でデフェンシブ銘柄が好調です。10月以来の大幅下落でもむしろ上昇しています。1か月のヒートマップで見ると
アマゾン、アップルが10%超の下落なのに(MSFT強し)デフェンシブ銘柄はむしろ上昇しています。今までハイテクの上昇を悔しく思っていた方々はさぞ気持ちのスッキリすることでしょう。なかには「ざまーみろ、ハイテクなんかに飛びつくからだ」という方もいますね。しかし1年のヒートマップで見てみると
AMZN、MSFTは40%、30%の上昇で悪いわけではないですね。つまりこの間にローテーションが起こったということです。
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一般に相場にはサイクルがあると言われています。
ただしこの図だと、金利は今上昇中なのでちょっと違うような気がしますが、もう一つ有名ブロガーの「退職金ぶち込み太郎」さんのブログを見ていたらいい図がありました。野村証券さんの資料だそうです。
この図だとハイテクはもう通り過ぎちゃっていますね。とにかく「デフェンシブ銘柄」にサイクルが向かっていることは間違いなさそうです。で今日の本題です。
セクターローテーション投資法はどうか?
こんな図を証券会社とかで見せられてうまい営業の人なんかに説明されると「よーしオレも」という気にみんななりそうですね。しかし現実はそんなに甘くないです。そもそも〇〇投資法でうまくいくならみんな採用してみんな大金持ちです。しかし実際に上記のような大きな流れができていることは確かです。するしないは別としてこの流れは理解する必要がありそうですね。株式投資の常識・基本でしょうから。
1 流れに乗っているのはだれ?
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世の中にはそんなにセクターローテ投資家が多いのでしょうか?巨額の資金が移動しているように見えますが。
2 流れに乗らないといけない人たちもいる。
私たちは「相場の流れが悪いな」と思えば「退く」こともできます。しかし世の中にはそれが許されない人たちがいます。ハイ、機関ですね。彼らはフル投資を強いられます。相場の流れが悪ければどこかに逃げ込むしかないです。
3 債券、デフェンシブ銘柄は受け皿。
この10月からの急激な移動もそう考えると理解できます。「安全パイ」というわけですね。これって麻雀をしない人にも通じるんだろうか?
ここまでのまとめ。
機関投資家の巨大な資金移動によりセクターローテーションが起こる。
これを利用してうまく儲けられないか?が次のテーマです。
結論からいうと「相当な能力、資質」が必要。と考えますね。何しろプロと同じリングで張り合うわけですから。さらに彼らは「死活問題」で「必死」ですからね。難しいと思える点は2点です。
1 タイミング・乗り換えの時期の見極めが難しい。
デフェンシブ銘柄は春まで激しく売られました。それがいつの間にか夏以降に上昇して、今回はS&Pの大幅下落にも関わらず上昇、候補のNEE電力などは最高値更新です。「えっいつの間に?」という感じです。もっともこれは私が「ボサー」としているせいもあります。しかし素人とプロの立場の違いが大きいと思いますね。彼らはローテーションの時期を逃すまいと「針の落ちる音にも耳を澄ませて」見張っていたでしょう。半面素人には必然性はありません。鈍感にもなります。とにかく、ハイテクがピークのころにすでに移る準備をしていたということです。プロより先回りするのは容易ではないと感じます。
2 デフェンシブ銘柄といっても銘柄選びは大変だ。
タバコのように大幅下落もありますしね。簡単ではないですね。以前から「デフェンシブ銘柄中心」を実行していた方は「心地よく」過ごせたでしょうが。
長くなりますので、とりあえずここまでにします。結論は「安易に考えるのは禁物」としておきます。それではみなさまのよい投資を!
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