警戒モードは継続中。下落が終わったとはいえない。これからの展望は。
米国株投資家の皆さんこんにちは、チンギスハンです。
2018年2月7日(水)記
とりあえずNYは反発して、連続の下落は回避しましたね。
今日はダウを見てみます。ここ1週間の動きです。
昨日も結果として上げただけで、最初は下落しています。上昇エネルギーが強くないことがわかります。
買い戻す人や、ショートをしていた人が、とりあえずの成果を上げて買い戻した感が強いです。
新規に買い進むほど、割安でもありません。
ここ6か月では。ダウチャート。
ダウでも1月末の下落サインは明確ですね。
今後は上昇は緩やかに、下落は激しいだろう。(個人の意見です)
1 今後はRSIが86とかに過熱することはないだろう。
今回の件もアリ、今後は早目に利確に励むはずですから、従来の「70以上は買われすぎ」がRSIの指標になると思います。
2 心理面で売られているので、戻りは遅いと思う。
「引き締め懸念」とかの憶測で売られているのですが、心理面での改善は時間がかかると思うので、戻りは緩やかになると思っています。
3 今後、長期金利が3%に接近したり、あるいは超えたりすると、「引き締め懸念」から大きく下落すると思われる。
FRBが何かをコメントしたわけでもないのにこの下落ぶりですから、今後、長期金利や、FRB高官のコメントで激しく売られると思います。その都度弱気にならないようにしたいです。
4 FRBは助かったと思う。
FRBは資産バブルを心配していましたが、今回、市場が勝手に調節してくれましたから、「余計な心配をしなくて済んだ」と喜んでいるでしょう。予定通り3回の利上げでも十分と思ったでしょう。
ブレーキをかけたければ、「論議する」というだけで、市場は反応するでしょうから。
5 中央銀行発の景気腰折れリスクは減った。
景気が腰折れするパターンは、引き締めが遅れて資産バブルになりそうになり(インフレも行き過ぎて)、あせって引き締めに走り、腰折れ、が一般的です。
日本のバブル崩壊もそのパターンでした。
この株下落で長期金利が下落しています。2.768%(-0.93%)
引き締め懸念が出るたびに市場が忖度して、調節機能が働けば、バブル化の可能性は減ります。その分、腰折れリスクは減りました。
6 EPS上昇分は上昇するだろう。
PERの水準が同じでも、業績が伸びれば、株価は伸びしろがあります。
予想PERは(bloomberg)
米国S&Pが18.8、ダウが18.4、ナスダックが23.4、日経平均が19.4、ドイツが13.8.
日本が割安とは言えないようですね。
この水準が妥当だとすると、今後のEPSの伸び分は株価の伸び分になります。
米国では、ナスダックの方が伸びしろが大きいと見ているようですね。
7 将来の景気に懐疑的な人が多いことが分かった。
引き締め懸念は、深い調整のことが多いと書きましたが、それにしても大きな下落でした。
今後は、何かの材料が出てくるたびにかなり上下する展開が予想されます。
8 対応、利用するには。
今後も神経質に上下するなら利用価値もありそうです。本格的な下落は別にして。
(1)高値では一旦売って、安値で買い戻す。・・・私には無理。
(2)数か月に1度は下落がきそうです。
買う予定があるなら、これからチャンスは多いかも知れません。
以上です。どちらにしても、心配しすぎる必要は全くないと感じています。
それでは皆様のよい投資を!
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