戦線を拡大せずにポートフォリオを見直す(2)高配当株編
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年2月5日(月)記
日経平均も22682.08円(-592円安)とNYと仲良く下げていましたね。ドル/円は109.857円
円高というわけではないです。
日本株は考えることが多すぎます。やってる方には申し訳ないけど、というか尊敬するけど。
①NY市場の動向②為替水準③FRBの動向④日本経済⑤その企業の状況・・・
とチェックすることがたくさんあります。米国に加えて中国のウオッチも必要です。どう見ても米国株の方がシンプルに見えます。それでいてパフォーマンスが劣るわけではないですし。
昨日の続きです。投資を拡大せずに、何とかリスクが減らせないか見直す作業です。個々の会社を詳しく検討しなければいけないのでしょうが、とりあえず大まかに整理したいと思います。
<高配当株編>
最初の頃は、高配当を目指していましたので、それらの保有がかなりあります。
初めに 高配当株を悪く言うつもりは全くありません。自分もリタイア後の当てとして、「配当金」を考え、それにふさわしい銘柄を選んだのです。
実際にリタイアしてみて、配当金なしでもなんとかなっているので、「高配当」の縛りをなくしてよりシンプルに投資することにしたのです。
高配当株は結構管理に気を使うことも理由の一つです。「ほったらかし」にしないためには、その会社の状況を把握する必要があります。でもこれが私には負担に思えたのです。石油業界とか通信業界の将来を見通すことは難易度が高いです。
でもそれが煩わしくなかったり、大変に感じなければ、配当を受け取ることは大変な喜びで、「会社のオーナー気分」を味わえる瞬間です。
<保有の高配当銘柄をチェックする>
昨日の表の後ろが切れていて見にくくて申し訳ありません。今日は短くしました。
1年 | 6か月 | 3か月 | 予想 | 達成 | |||||
2,3 | 株価 | 上昇率 | PE | 配当 | 上昇率 | 上昇率 | 上昇率 | EPS | EPS |
VTI | 141.3 | -2.13 | 0.04 | 1.71 | 19.3 | 11.3 | 6.4 | ||
BRKB | 209.1 | -3.74 | 14.78 | 0 | 27.5 | 19.3 | 13.9 | 1.76 | ? |
XOM | 84.53 | -5.1 | 18.07 | 3.64 | 2.4 | 8.1 | 1.9 | 1.04 | 0.88 |
RDSB | 68.81 | -2.99 | 13.76 | 5.46 | 19.6 | 19.8 | 4.3 | 1.03 | 0.6 |
VZ | 52.98 | -2.43 | 11.87 | 4.45 | 8.2 | 10.2 | 18 | 0.88 | 0.88 |
KO | 46.73 | -1.52 | 34.22 | 3.16 | 15.2 | 2.5 | 0.4 | 0.39 | ? |
MO | 69.4 | -0.76 | 18.35 | 3.8 | -4.2 | 7.9 | 6.7 | 0.8 | 0.91 |
BUD | 111.8 | -2.05 | 41.72 | 3.62 | 5.6 | -3.5 | -5.4 | 1.22 | ? |
投資指標はSBI証券さんです。EPSは今四半期、yahoo finance
(1)シェルを除き、1年の上昇率がS&Pより下回っている。
下は2年の比較チャート。青がS&Pです。黒がバークシャー、配当は加味していません。
(2)それでも石油メジャーは原油価格があがり持ち直している。
(3)MOアルトリアはニコチン規制などが嫌われ下落した。現在は持ち直してきたところ。しかし、「低害食品の認定は難しそうだ」
(4)高配当を目的に買っている人(機関投資家)は「長期金利上昇」で債券に乗り換える人もいそうだ。
(まとめと感想・方針)
1 高配当銘柄を保有する必要はなくなったので、純粋に保有が適切かどうかで判断する。(個人的事情です)
2 インデックスの方がリスクが少ないなら移したい。
3 この4月に検討の予定でしたが、ちょっと早めて検討します。
低配当でデフェンシブな銘柄はないか?・・・バークシャーはどうか。
配当が要らないとすると、「低配当デフェンシブ銘柄」が理想です。
と考えて、バークシャーを思い出しました。無配当です。
一見したところ、PEも低く、伸び率もS&Pをオーバーしています。チャートは上記をご覧ください。
ただ、BRKーBバークシャーについては詳しくないので、これから調べてみます。このサイトにも、保有の方、レポートを出している方も多いはずですから。
しばらくは、様子を見ないといけないので、したがって暇なのでこの機会に調べます。インデックスのVTIの代わりにBRKBバークシャーにする選択肢もありそうです。
(追記)
今後の米国株の動きをどう見ているかで、方針は変わると思います。私の見かたは先日も書きましたが
(1)大きな成長トレンドは崩れていない。継続している。
(2)長期金利の上昇、賃金の上昇、インフレ率の達成。
この3つはFRBが上げたかったのになかなか上がりませんでした。長期金利などはむしろ低下していました。それがこの2か月ほどで急上昇しました。
これに市場はビックリしたのですが、本来FRBが狙っていたことですから悪いことではありません。さらに今回賃金も前年比2.9%、インフレも2.1%と、数字に成果が表れてきたので「すわ、引き締めか?」と先走った。と思われます。(わざとかも知れないが)
(3)株価が高すぎることもFRBは懸念していました。だから、今後は調整を交えながら上昇していくというのが、私の見かたです。
(4)個人投資家としては(全く個人の意見です)
売りには気をつけたい。
①利確の売りはアリ。一旦売って利益を確保するのは悪い選択ではないと思います。
②悲観の売りはナシ。長期トレンドが崩れる要素は見当たらない。
買いにも気をつけたい
①下げたといってもまだ1月初めの水準より高い。
②ここ数日だましのリバウンド(テクニカルリバウンド)の可能性もある。
そのまま保有は全く問題ない。
以上です。金沢に行ったカミさんは大雪のために列車が大幅に遅れて、帰宅は1日伸びるそうです。ということで今日もお留守番。
それでは皆様のよい投資を!
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