チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

シニアの投資は大変だ。

米国株投資家の皆さんこんにちは、チンギスハンです。

2018年1月17日(水)記

さて、毎日読んでいる「たぱぞう」さんに気になる記事がありました。

「老後の投資が不利な理由」 老後の投資が不利な理由 - たぱぞうの米国株投資

私もぴったり対象者です。

読むとなるほどと思います。というか全くその通りです。

詳しくはブログを見ていただくとして、

私なりにシニア投資の難しさをまとめました。

(1)経験や投資リテラシーが低い割に持っている金額が大きいこと。

日本の雇用制度では、リタイア時に退職金をもらいます。ほとんど税もかかりません。(公務員・大企業と中小企業と零細企業の格差が一番現れるのに、税の優遇があるのは不思議です。)

それはともあれ、一時的に数千万円のお金を手にするのです。

経験なしにこれらのお金を運用するのはリスク大です。また、「専門家に預ければ大丈夫」と思っている隙の多さはさらにリスキーです。

(2)「投資は邪道」という世代に過ごしてきたこと。

日本では、職場で本流を歩む人は、投資はしてきませんでした。その方が重みがあり信用があったからです。

「あの人株をやるらしいよ」とかいう情報が人事に知れると、マイナスに査定される時代が長かったのです。

「競馬」などのギャンブルの方がむしろ明るくていいイメージだったのではないでしょうか。

だからその年代の本流を歩いてきたリタイア者にとっては、投資のへの道は、「違法ドラッグ」や「違法カジノ」に足を踏み入れる心境かも知れません。(妄想です)

私なりにシニアの投資のあり方を考えてみた。

1 金融資産のバランスが悪いこと。

(1)現金・預貯金の割合が大きいこと。

(2)日本円資産の割合が高いこと。

の問題があると思っています。(個人的意見です)

2 日本円の現金、預貯金の将来をどう見るかで大きく変わる。

日本円は長い間、安定した価値を保ってきました。今後もそうあり続けるか、それとも変化するか、どちらに見積もるかで危機感が全く違います。

将来的にも日本円は大丈夫、そして年金も大丈夫と見れば、特に苦労して投資する必然性はないです。

現に多くのシニアが、ほとんどを現預金で保有して何の疑いも、心配もなく、楽しく暮らしています。私は心配性なのでしょうか?

3 私は日本円の価値が大きく下落する可能性は大と見ています。

ドルなどの他の通貨もそうですが、特に日本円には問題点が多いです。

だから私が死ぬまでの今後20年間にそれが起こる確率は100%だと思っています。(個人の感想です)

だから、「少なくとも資産の半分以上は円建て以外で持つ」を目標にしています。

海外資産の割合を高め、現金の下落からも逃れるのは、海外株式投資が一番。

4 リスク回避が主目的なので、パフォーマンスにはおおらかでいいと思う。

若い方の場合は、今のパフォーマンスの1%の差は50年後には複利も考えると、とても大きな違いになります。

でも先の年数が限定されている(失礼!)シニアでは、その影響は限定されます。

細かい差よりもポイントとなるのは

(1)投資のしやすさ、手続き面で、そして心理面で

 通貨では円建てが心理的にも手続き的にも易しいです。

その点では円建ての楽天バンガードシリーズは便利です。「米国高配当VYM」と「新興国」ができて。「全世界」と「全米」に続いて選択肢が増えました。

(2)分散がちゃんとされているか。

実は分散せずに「一本勝負」の方が当然リターンは大きいです。(正しく選ぶ、あるいは当てれば)

しかし、シニアではそれは王道ではないと思うのです。

地域や業種ができるだけ分散しているのを選ぶなら、「全世界」が最強ですし、世界の半分を占める「全米」もOKです。変動に強く、再投資の手間が省ける「米国高配当」も選択肢に入るでしょう。

(3)楽しみという観点からは「高配当銘柄」は十分に価値がある。

高配当銘柄についてはいろいろ論議がされます。

でも、3か月ごとに配当をもらえるというのは、「楽しみ」なことです。

日本ではこれに代わって「優待株」という特殊なジャンルが存在します。

でも、日本の優待株よりは米国の高配当株の方が有利に思えます。海外投資ですし。  

だから、配当が自然に再投資される、楽天シリーズよりも、ドル建てでNY市場で買った方が、「受け取った感」は強いと思います。好みの問題ですが。

4 無理をしない。

 自分が死んだ時に1億残っているか、1千万かはたまた百万円かは死んでいく当人には関係がないことです。残された家族(私の場合はカミさんだけ)には関係あるかも。

そう考えると、増やす、あるいは増えるのはもちろん歓迎だけど、そのためにたくさんのストレスを抱えて、健康を害したりするのは損です。

無理してリスクを抱える必要はないと思います。楽しみでやるのはOKです。

5 言ってることとやってることが矛盾してないか

と言われそうです。私は十分シニアですが、ハイテク株を買ったり、仮想通貨を買ったりしています。「もっとおとなしく地道な投資に専念したら」と忠告を受けそうです。

私の考えはこうです。

確かに私は投資経験の年数だけは長いけど、(40年余)その実ちゃんとした勉強やら、経験やらはまだまだだと思うのです。

ITが進化しているように、投資の世界も進歩が激しいです。本格的に衰える前に(バフェットさんみたいに衰えない人もいる)、勉強やら経験やらを初めから積んでおこうと思っているのです。

幸いこのサイトには、達人も多いですし、本当にこの一年で進歩したと思います。

実際の投資では「早とちり」が多いですが。

まとまりのない記事で恐縮です。

それでは皆様のよい投資を!

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