FBとGOOGLの四半期決算が出たが。どちらに投資?
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年7月27日(木)記・・・今日も蒸し暑いです。
自分はシニアですが、「攻めの気持ちを忘れないよう」にしたいです。ということで、米国IT銘柄を代表する、FBとGOOGLを検討したいと思います。FBはまだ未保有です。結論からいうと、「FBがいい」と思っています。
グーグルはワイドモートの成長株として問題あり。
先日発表の第2Q決算については、このブログサイトでくわしい解説をされている方がいらっしゃるのでそちらをご覧ください。
<GOOGL第2Qまとめ>
(1)EU制裁金27.4億ドルを除くと、対前年比28%の増益だった。〇
(2)EUの制裁は、他の2点についても制裁の可能性が高い。大幅な改善がなければ追加の制裁もあり得る。✖
(3)広告クリック数は52%の増加だった。〇
(4)広告単価は低下している。スマホ中心になったから。中立
(5)トラフィックコストが増大している。✖
(感想)
グーグルは、EU委員会の言うように、検索分野で支配的な立場を持っています。それを悪用して他の人たちを、不当に排除したというものです。悪代官というわけです。公正という立場からするとその通りです。私も使っていますが、どう排除したかは素人ではわかりません。それだけに気をつけなければ、悪くとられやすい点はあります。実際そうしてたのでしょうし。
私が、グーグルを格下げしたのは、「成長サイクルを見直す」必要がある点です。高成長企業というのは、高成長するビジネスモデルを持っていることが魅力です。しかし、それを見直してフェアにやった時の利益率が、今の時点ではわかりません。だから、現在の数字はそのまま受け入れられません。どの国の公取委もOKなモデルでの利益率が知りたいところです。デフェンシブ株のように「割安」を目指して買うわけではないですから、その点が見通しがつかないと買えないと判断しました。
もう一点はyoutubeの問題です。何かと問題投稿が多いです。先日テレビで韓国の有名ユーチューバーの話題がありました。地下鉄にコンロを持ち込んでラーメンを食べていました。若者でしたが年間数千万円(ウオンではない)の収入があるそうです。日本でも、「ヒカル」というユーチューバーが今年5億円の収入になるそうです。こちらの動画は見たことがありませんが、このような「楽して社会に迷惑をかけて本人が大儲けという不道徳」な面は、各国でたたかれやすいです。そうすると、「良質な上品な優良な」クライアントは逃げますから、広告収入の質は低下します。
数字的には、予想PE31.7と成長率の割には低いですし、圧倒的なコンテンツもありますが、リスクもまたあります。ということで、しばらく放置して研究します。
FBのことを何にも知らないので魅力的に見える
日本ではラインですが、世界的にはフェイスブックが人気だそうです。とりあえず自分もアカウントをつくりました。
<数字的には抜群>単位は百万ドル、EPSはドル。
年 | 2016 | 2016 | 2016 | 2016 | 2017 | 2017 |
Q | 1 | 2 | 3 | 4 | 1 | 2 |
売上 | 5382 | 6436 | 7011 | 8809 | 8032 | 9321 |
前比 | 56 | 51 | 51 | 45 | ||
経費 | 3372 | 3702 | 3889 | 4243 | 4705 | 4920 |
前比 | 28 | 29 | 40 | 33 | ||
営利 | 2010 | 2734 | 3122 | 4566 | 3327 | 4401 |
前比 | 114 | 78 | 66 | 61 | ||
営益率 | 37 | 42 | 45 | 52 | 41 | 47 |
税 | 0 | 790 | 965 | 344 | 594 | |
税率 | 0 | 25 | 21 | 10 | 13 | |
純益 | 1738 | 2283 | 2379 | 3568 | 3064 | 3894 |
前比 | 166 | 128 | 76 | 71 | ||
EPS | 0.6 | 0.78 | 0.82 | 1.21 | 1.04 | 1.32 |
前比 | 165 | 124 | 73 | 69 |
(1)経費の伸びを売り上げや利益の伸びが上回っている。
(2)営業利益率が高い。・・・ワイドモートとして十分。
(3)営業利益率が下がっていない。安定している。・・・収益構造が安定
(感想)何しろ具体的なことは知らないので間違いがあればご指摘ください。想像の部分もあります。
(1)グーグルは不特定多数を相手にしているが、的を絞っている分(会員登録がある)メリットが多いか。①情報が特定されやすいので反社会的な行動がとりにくい。②会員制ですと言い逃れができる。③質の高い、単価の高いクライアントが獲得できる。・・・大企業が広告を出しやすい。(批判を受けにくいので)・・・大企業は長期間の広告を出す。・・・経費が増大しにくい。
(2)グーグルより支配力が弱いと見てもらえる。・・・独禁法にかかりにくい。
<投資指標は> 7月26日SBI証券
FB 168ドル予想PE33.9予想EPS5.41ドル(アフターマーケット、3.43%上昇)
成長率の割にはPEは高くないです。割安度も0.77と割安水準です。(私の個人的な指標です。成長率は26%と控えめに計算しています。)
<チャートは>2012年5月上場です。
5年で6倍になっています。次は2年チャートです。
全体が下がるときには連れて下げて長期線に触れています。それ以外は安い時がありません。最近のチャートは
7月になってから10%強上昇しています。RSIが75と過熱感はあります。はっきり言っていつが買い時かはわかりません。最高値をどんどん更新していますから、一時的に下げることはあっても、順調な成長を四半期決算ごとに確認すれば、上昇は続くと思われます。
研究したばかりで買うのもはしたないですが、とりあえず少し買ってもいいかなと思っています。
以上です。皆さんのよい投資を!
お願い 下の米国株のところをクリックしてランキングに戻っていただけると、ランキングの点数が上がるのでうれしいです。よろしくお願いします。