チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

成長率で割安度ランキングを計算してみました。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
       2017年7月19日(水)記
 さて昨日はBAを検証しましたが。今日は他の成長銘柄やデフェンス銘柄も併せて比べてみたいと思います。
<成長率も加味して割安度を比べる>
〇成長率は変化するのでやっかいです。特に高成長株の成長率は予想しにくいです。しかし「勘」で投資するのは嫌なので昔使っていた式を使うことにしました。(教えてもらったものです。私のオリジナルではありません。より適した方法があれば教えてください)
割安度=(成長率%+配当%)÷PER です。0.5くらいなら優秀という判断です。数値が高いほど割安で、低いほど割高です。主な銘柄を計算してみました。(データはSBI証券)ランキング形式にしました。

順位 チッカー 成長率 配当 合計 予想PE 割安度
    % % %   合計÷PE
1 JPM 10 2.19 12.19 13.49 0.9
2 FB 24 0 24 32.86 0.73
3 BA 10 2.72 12.72 19.73 0.64
4 UNH 10 1.61 11.61 20.16 0.58
5 HD 10 2.31 12.31 21.25 0.58
6 IBM 3 3.92 6.92 12.94 0.53
7 GOOGL 16 0 15 28.86 0.52
8 JNJ 7.5 2.54 10.04 20.33 0.49
9 NEE 7 2.79 9.79 20.28 0.48
10 PG 5 3.15 8.15 16.84 0.48
11 PM 8 3.5 11.5 24.25 0.47
12 MSFT 11 2.13 13.13 29.29 0.45
13 MO 6 3.33 9.33 22.26 0.42
14 V 13 0.68 13.68 33.1 0.41
15 ORCL 8 0.6 8.6 20.86 0.41
16 MCD 7 2.42 9.42 24.5 0.38
17 AMZN 50 0 50 150 0.33
18 KO 5 3.31 8.31 24.85 0.33

(1)成長率は四季報より将来の伸び率を予測しました。正確なものではありません。
(2)成長率の取り方ははっきりしません。少しの違いで数値に影響します。
(3)割安度は絶対的なものではありません。あくまで目安、参考です。
<感想>
1 FBやGOOGLが意外にも割安という数値になった。
2 FBやGOOGLに投資しにくいのは、成長率の予想が立てにくいからだろう。変化もおおきいだろうし。
3 IBMは低成長でも割安度が高い結果が出た。
4 これだけ上昇しているにも関わらず、JPMはまだ割安という判定になった。
5 デフェンシブ銘柄は割安度は低い様だ。原因は成長率が大きく下がる可能性が低いからと思われる。JNJやNEE電力が健闘している。
<投資指標としては>
成長率が維持できるかどうかは、①競争相手がいるかどうか②ワイドモートのパワーがどれだけ強いか③その分野が成長するかどうか、が大きく影響すると思われる。
上位から個別に見ていくと
1位 JPM・・・まだ景気の3合目くらいと考えればアリか。自分はWFCをかなり所有なのでパス。
2位 FB・・・使っていないのでどのくらいすごいかがわからない。米国の人には圧倒的に人気らしい。したがってワイドモートについては判定ができない。要検討
3位 BA・・・先日レポートしました。ワイドモートは十分です。高値ですがまだ割安という判定です。
4位 UNH・・・医療保険首位。オバマケアからは撤退しています。新しい健康保険の仕組みに大きく影響を受けるか。でも今よりもマイナスはなさそうです。要検討。
6位 IBM・・・成長率は低いですが配当の高さとPEの低さでランキングイン。ただ、昨日発表の2017年2Qでは利益は昨年比ー5%となっていましたから、こちらを採用すると割安ではありません。
7位 GOOGL・・・EUの巨大制裁金にもかかわらず株価は下げていません。900ドル割れは必至と思っていましたが、むしろ上昇しています。この数値通りであれば、まだ割安の判断になります。
8,9,10位 JNJ、NEE、PG、デフェンシブ銘柄としてはよさそうです。成長率の下振れはなさそうですから安心感があります。KOは割安ではないと出ました。
AMZNはさすがに期待が大きいようです。私には買えそうにありません。

<まとめと投資方針>
 高成長株は買いにくいです。でもこうやって数値化すると、他の銘柄との比較ができて便利です。(成長率の取り方で割安度は変わるので注意が必要です。)
FB、UNHは今後研究、BA、GOOGLは買いねらい、今2Qの決算が出ているところですから、それも併せて見てみたいです。
以上です。みなさまのよい投資を!

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