「日経マネー8月号」読みました。+「東大王」の頭脳は生かされるか?
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年6月23日(金)
先週金曜はアマゾンショックが吹きましたが今日はどうでしょう?
バフェット太郎氏のブログに「日経マネー」に登場とあったので、早速読みました。バフェット太郎さんの主張がいつも通り明確に述べられていて、良かったです。日本株中心の構成なので、質問が米国株とはかなり違う面もあり苦労がうかがえました。
ついでに他のページも読みました。「これでもか」というくらいにいろいろ載っているので、読むのを諦めてしまいました。米国株の立場では、多くの内容が必要でなくなり、シンプルになるのでつくづく米国株を選んで良かったと感じました。
勉強になった点は、自分は上昇中で、高値更新中の株の「新規買い」「追加買い」を躊躇する傾向があります。(最近ではBA)しかし、魅力があるから上昇するわけですから、買うのに何の問題もありません。要改善です。
「東大王」を見て、「日本にも優秀な者は多いぞ」と喜んだけども・・・
昔はクイズ番組というと、「いかにレベルが低いかを競う」感じの番組が多かったように思います。でも最近のクイズ番組は、逆に超難問が多くて、ほとんどわかりません。クイズ番組にも流行があるんだと気づきました。その中でも「東大王」は難問が多いです。「えっ、こんなん無理だろう」と思うようなのを、次々と、東大生やら、早大生やらがこたえていく様をみると、「日本もいるところにはいるなー」と感心して見てます。
で、ふと「この優秀な頭脳はちゃんと生かされるんだろうか?」「この人たちは10年後何をしているんだろうか?」と疑問を持ちました。
米国では、起業により、フェイスブックやらグーグルやら、その他、時価総額何十兆円の企業が育ちました。今も生まれ続けていることでしょう。そして、大前研一さんのシリコンバレーのレポートでは、現在のシリコンバレーの主役は、①イスラエル人②インド人③中華系ということでした。イスラエル工科大学は卒業生の70%が起業するそうです。そのITテクノロジーのダイナミズムが、世界を大きく変えつつあります。
CMの間に目を閉じて、将来をイメージしましたが、どうも彼らがどんどん起業するイメージは湧きませんでした。「エリート」として官庁や大企業に入るんだろうな。というイメージがしました。
日本の課題として、少子高齢化や、生産性の低いこと、・・・が言われていますが、「せっかくの優秀な頭脳」を生かせないことも、大きい気がします。
「日本はメインプレーヤー狙いはあきらめろ」で、将来があるだろうか?
出典は忘れましたが、もう日本は、「世界標準だの」「世界基準」だのは諦めて、その下流の、部品とか素材づくりに専念すべきだという主張があります。近くの例では台湾が、アイフォンを初め、NVDAのGPU作りの先端を担っています。なくてはならない存在になっています。しかし、利益はアップルやらNVDAに多くもたらされているようです。日本の素材や部品も世界的に定評があります。しかし、完成品を作る自動車メーカーが日本から消えて、スマホのようになった世界で、日本はそれでも、今以上の地位を保っていけるのでしょうか。
「日本株永久投資」は問題あり。
個別に優秀な会社はもちろんあるでしょうが、全体をETFで買う選択肢はないと考えます。資本主義では、メインプレーヤーがほとんどを食い、サブプレーヤーにはほんの余りものしか回ってこないからです。世界中の科学者の成果を中心的に取り込んでいけるシステムを持っているところ、それは米国です。イスラエル工科大学生が開発した技術も、最終的には、米国企業に収れんしていきます。(本人はとんでもないお金持ちになるけど)
日本株中心の本を久しぶりに読んだので、つい対抗心を起こしてしまいました。
(補足)日本株がだめというつもりは全くありません。日本株は永久保有には問題ありという私個人の意見です。
以上です。みなさまのよい投資を!
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