チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

日本のハイパーインフレと米国株の暴落のどちらが先か?

米国株投資家のみなさまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                     2017年6月15日(木)
 明日が6月第三金曜日でトリプル期日〆の日ですよね。それをやり過ごして来週買いを再開しようと考えています。
 大前研一氏の新刊「グローバルマネーの行方」を読みました。
 最後の方に、日本のインフレ懸念についての記述がありました。ハイパーインフレでは年金生活者が一番打撃を受けてきた。というところが他人事とは思えない内容でした。私も少ないですが年金をもらい始めましたのでこの問題について今日は考えたいと思います。

 年金受給者や、これから受給される方には深刻なリスクです。
 年金は固定額ですから、インフレは年金生活者を直撃します。まして、私のように月額10万円ほどの年金では、物価が10倍になれば、数日しか持たないことになります。大前氏は、その可能性について、「近い将来起こり得る」と書かれています。理由は私はうまく言えないので直接本をご覧ください。

 氏は対策として投資を奨めておられます。収入が見込める不動産投資や、生活必需品の会社の株式などです。米国株が最適との言及はありませんでした。

 同時に世界経済変調のリスクも指摘されています。グローバリズムで発展してきた世界経済が各国のナショナリズムの台頭により失速する可能性があるということです。米国については、トランプがあまりにも見かたが偏狭でやり方が無茶苦茶なので、かれの公約が全部実現すると危ない。ということでした。私はほとんど実現しないと見ています。

 日本のハイパーインフレが起こる確率と、世界の株式暴落の確率を考える。
1 2042年までに日本がハイパーインフレになる確率とそのリスク。
 当分(ここ5年)は心配ないと私は見ています。しかし、私が90になるあと2042年までとなると、確率はうんと上がるように思います。計算は難しいですが、過去そうならなかった国がないので、ほぼ100%かと考えます。(主観的で申し訳ありません。若い方が自分なりに期間を設定してください)
 リスクは単純に生活していけなくなることです。私は地方に住んでいますが自給自足できる田畑は持っていません。庭にゴーヤを1株植えているだけです。どう安く見ても、現在の価格で、1~2万円の食費は必要でしょう。それが10倍になると、10~20万となり二人の年金はすべて食費で消えます。田舎ですが、車は保有できなくなり自転車で、活動できる範囲が自分の宇宙ということになります。

2 私が計画している、インフレ対抗策。
 とにかく、海外資産の割合を100%に近づけることです。円建て、ドル建てを問いません。中心は米国株を考えて実践中です。

3 全部海外資産にしておいた場合のリスク。
(1)海外資産の凍結。
 ドル→円の交換の停止はないでしょう。だから問題なし。逆はありあそうですが。ブラジルでは、給料をもらうと即ドルに換えたそうです。
(2)株式の暴落。
 暴落時も配当はもらえますから問題なし。(多少配当は下がるかもしれないが)本体はいくら下がっても売らなければいいのでこちらも問題なし。

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 S&P500のリーマンショック少し前からの10年チャートです。リーマン前の最高値ですべて購入していたとして、最安値から4年でリカバーしています。過去がこれからもすべて当てはまるとは限りませんが、過去を参考にするとリーマン級なら大丈夫だといえます。(あれよりすごい下落となると想像がつきませんが)

(結論)
1 海外投資で配当を当てにしている分には大幅下落もリスクはほぼナシといえる。売却益を当てにする場合は、下落時には影響を受ける。
2 日本のインフレがすぐにも起こると考える人は、今全額を米国株に換えてもいいかもしれない。一時的に下がっても、20年、30年の長期では上昇するから。
3 私は5年は大丈夫だと考えるので、その間に移す予定です。(迫られて焦ると、納得のいく投資ができないと考えるので、じっくりと、着実に進めるつもりです。)
4 日本は大丈夫だと思う人も、最悪の事態に備えても損はないように思える。
5 日本がインフレでも、ドルに対してはデフレになるだろうから、月10万くらいの海外資産からのリターンがあれば十分と考える。配当でもいいし、少しずつ売ってもいいので、高配当銘柄にはこだわらない。

以上です。主観的な検証でした。違う見方や意見の方はどしどしコメントをください。よろしくお願いします。皆様のよい投資を!

<補足>大前氏の本は、シリコンバレーの現在の状況など読みどころが多いです。日本のハイパーインフレのくだりはほんの一部です。どうぞ、本もご覧ください。

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