チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

根拠のない「あおり」に気をつけよう。

米国株投資家の皆さま今日は。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。              2017年5月22日(月)
 今週の米国株は先週の370ドル安のまだ戻していない分を徐々に戻す展開でしょうか。私は悲観的になる必要もないし、割高ではないと思っていますが、イケイケどんどんの状況ではないと感じています。理由は、米国経済の両トップである、住宅と自動車の販売のうち自動車がピークアウトしたことです。住宅はまだ伸びていますが、とてもこれからFRBのいうような年3回のペースで利上げをこなしていけるような力強さはないと見ています。したがって、これからの投資は、ある程度の下落も覚悟しながら丁寧に進めていく必要があると感じています。
 トランプ政権に実力以上のものを期待していた、投資家からの「失望売り」「利益確定売り」が予想されるからです。先週の下げが第一弾でしょう。これから第二弾、第三弾、・・・と出てくるはずです。
 下げるのがいやなら、今のうちに売って利益確定しておく手はあります。ちょうど「米国株は高すぎる」という人たちもいますから。 しかし、もともと、トランプのぶち上げた政策がすんなり議会を通過して、実現すると考えた人は少ないのではないでしょうか。米国の赤字も深刻です。その中で、「法人税を15%にする」とか、「公共投資を1兆ドル」とか、さらに赤字が膨らむ政策ばかりです。「小さい政府」を望む共和党主流派がすんなり承知するわけがないのです。これは「ロシアゲート」とは関係がありません。煽っていた人が「ロシアゲート」のせいにしているだけです。そうやって、確たる根拠もなく、本人たちも思ってもいないくせに、あおるグループや個人がいます。気をつけないといけません。

 つまり、上げて下げて、今もとに戻りつつあるのです。事実を整理しましょう。
1 米国経済は、基本的に堅調である。その根拠は、①利上げをこなしている。②経済指標が、おおむね向上している。③決算で企業の収益力が増加していることが確認できた。(1Qで14%増益)
2 石油などの商品市場は、一応低値安定している。
3 欧州の政治リスクが減退した。
一方リスクは
1 中東、東アジアのリスク
2 中国経済の好調がうわべだけなこと。

これから起こりそうなこと。
1 何かにつけて、危機をあおる人たちが多くなる。(きっと空売りを仕掛けているのだろう)
2 強弱まちまちの経済指標に振り回されて「右往左往」する人が出る。
3 政治がらみなどで、先週のような「一時的な下落」
ドル円については
 現在111円台です。113円台がキープできないと、ドルの下落トレンドは継続します。ただし一方的なドル高やドル安にはならないと考えます。いろんな経済指標や政治要因が入り混じるからです。

結論
 私自身は今の米国株が「割高」とは考えていません。金利水準も歴史的には低いからです。4%くらいの金利の時のPE15と比べて今が割高とは言えないと思います。
 しかし、不安を抱いた投資家が市場を去ると、当然株価は下げやすいです。下げたところは着実に買っていけるように準備をしておきたいです。
 今までの高配当デフェンシブ銘柄に加えて、「その業界で他を寄せ付けないワイドモートを持つ会社」の研究もしていきたいです。
以上です。今日は具体的な内容でなくて申し訳ありません。

それでは皆様のよい投資を!

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