「米国株超入門」原稿下書き(13)ダウ30種と私の銘柄を選ぶまで。
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年5月9日(火)記
ドル円が113.2円です。このまま上に行くでしょうか?注目です。上に行けば下降トレンドは終わり、はね返されれば、下降トレンドに戻ります。あるいは108円~113円のボックスを当面は動くかもしれません。韓国の大統領選は材料にはならないでしょう。
さて、昨日は日本株の経験者が米国株に臨むときに感じる違いを書きました。
日本株の経験者の一般的な傾向は
(1)上下動の激しい日本市場でもまれているので、レベルが高い。また高くないと日本市場では通用しない。
(2)銘柄選びがポイントとなるので、情報や将来性を分析する力に優れている。
(3)下落も激しいし、そのまま下落ということもあるので、「一定の利益が上がれば売って確保しよう」といういわゆる利益確定の行動をしやすい。
(4)じっくりと保有して、資産を増やそうという方が主流ではない。
と個人的には考えます。したがって米国市場に対しては(あなたが一攫千金を目指すタイプでなく、じっくり資産を増やそうとするタイプなら)
1 ゆったりと構えていれば大丈夫。
2 長期的には上昇していくので利益確定は必要ない。私は売らない投資を目指している。売らないで済む銘柄を選ぶ。日本株の急な変化に辟易していた方は、米国株の方が単純で合うと感じます。私がそうですから。
3 個別銘柄でも8銘柄ほどで十分分散投資ができる。
4 銘柄選定に当たっては、ダウ30種、やS&Pを基準にして選ぶ。
日本株ではいかに知られていない銘柄を選ぶかがポイントですが米国株では、その業界の1位から選んでいけば大丈夫です。これもデータが出ています。
銘柄研究の前にまず有名なダウ指数から
ダウは「肉食系軍団」だ。相当に攻めています。
ニュースでおなじみのダウ平均株価については、みなさんご存知だと思います。しかし、有名なゆえに、その実体というかパワーについては、私はなめていました。
<ダウ工業株30種>いろいろなところに説明があるのでここでは簡単に。私がわからなかった点を重点的に。
(1)30種というのは30社という意味です。
(2)工業株とありますが、金融などもあり、単に米国株市場を代表するという意味です。ただ工業株が多い気がします。また市場もNYSEとNASDAQの混成です。ダウ指数にはほかに「公共株」と「輸送株」がありますがこちらは知られていません。
(3)算出方法は、単に株価の足し算です。時価総額は関係ありません。ですから、240ドルのGSゴールドマンサックスは30ドルのGEの8倍の影響力があります。株価が高い銘柄群が指数を左右します。
(4)入れ替えがあります。ですから、現在のトップ30を選んでいます。日経平均は225社ですから、破壊力が違います。
個人的な感想では、ダウを超えるパフォーマンスを出すのは容易ではないです。
使い方や利点としては
(1)基準になる。銘柄を決める時、その業界に全く不案内な時にはダウから選べば問題ない。株価などはCNNMONEY でどうぞ。また配当については Divident Com でどうぞ。
分野ごとに分けると
<IT>AAPLアップル、CSCOシスコシステムズ、MSFTマイクロソフト、IBM、
<石油>XOMエクソンモービル、CVXシェブロン
<金融>AXPアメリカンエクスプレス、JPM銀行、TRVトラベラーズ保険、UNHユナイテッドヘルス保険、Vビザ
<小売り>WMTウオールマート、HDホームデポ、NIKEナイキ
<通信>VZべライズン、
<工業・技術>UTXユナイテッドテクノロジーズ、INTCインテル、GE、DDデュポン、
CATキャタピラー、BAボーイング、MMMスリーエム
<娯楽>DISウォルトディズニー、
<ヘルスケア、薬品>JNJジョンソン&ジョンソン、MRKメルク、PFEファイザー
<食品>KOコカ・コーラ、MCDマクドナルド、
<日用品>PGプロクター&ギャンブル
入っていないのはGOOGLアルファベット、FBフェイスブック、AMZNアマゾンです。そのうち入るでしょう。
(利用法)
1 ダウ銘柄から調べれば、その銘柄の位置がわかる。迷ったらダウ銘柄を選ぶ。
2 私が選ばないだろう銘柄が多く入っている。だから、ダウETFを買うことによって、選り好みをカバーできる。
3 歴史的にみて、パフォーマンスが良い。配当もよい。
4 配当を多く得たいとかの、特別なニーズがなければ、S&P指数とともにダウ指数のETFを買っておくのは有力です。銘柄も勝手に入れ替えてくれます。将来的には私も組み入れようと予定しています。(東証でも買えます)下は私のファンド一覧の記事です
また、単純な足し算ですから、10株ずつ買っていってもインデックス投資はできます。これなら年間経費はゼロにできます。簡単にできることもダウ連動の投信が少ない理由かもしれません。
まずインデックス投資を利用できないか考える。
ようにしています。でも、インデックス投資で目的が達せられないときは、自分で選ぶしかありません。私の現在の目的は
(1)配当収入を月に10万円得る。
(2)投資額は必要最小限にしたい。
(3)元本も増える銘柄を選びたい。
というぜいたくなものです。単に高配当な銘柄を選べば(1)(2)はOKですが、(3)が心配です。これがそろった10銘柄ほどのETFがあれば最適ですがそれは不可能です。なぜなら、10銘柄くらいでしかも比率まで明らかになると、米国では1株から買えるので、だれも投信を買わずに市場で買って自分で運用するでしょうから。
そこで苦心してつくったのが「黄金銘柄14種」です。
(私が勝手に名付けたものです)
2017 | MAY | 1st | 保有 | |||||
前月株価 | 今月株価 | 現PER | 予想PE | 配当 | % | |||
1 | MO | タバコ | 71.42 | 71.78 | 9.29 | 22.05 | 3.41 | 8 |
2 | PM | タバコ | 112.9 | 110.84 | 25.24 | 22.78 | 3.78 | 8 |
3 | KO | 飲料 | 42.44 | 43.15 | 28.11 | 24 | 3.44 | 8 |
4 | SO | 電力 | 49.78 | 49.8 | 19.38 | 16.69 | 4.63 | 8 |
5 | DUK | 電力 | 82.01 | 82.5 | 26.38 | 17.93 | 4.13 | 8 |
6 | JNJ | 薬品 | 124.55 | 123.47 | 20.63 | 18.82 | 2.72 | 6 |
7 | PFE | 薬品 | 34.21 | 33.92 | 29.01 | 16.9 | 3.78 | 4 |
8 | MET | 保険 | 52.82 | 51.81 | 83.87 | 10.24 | 3.07 | 5 |
9 | PRU | 保険 | 106.68 | 107.03 | 10.84 | 10.36 | 2.8 | 5 |
10 | XOM | 石油 | 82.01 | 81.65 | 43.64 | 20.31 | 3.79 | 8 |
11 | RDS.B | 石油 | 55.83 | 54.12 | 23.66 | 14.08 | 6.95 | 8 |
12 | IBM | 174.14 | 160.29 | 14.03 | 13.55 | 3.74 | 8 | |
13 | GE | 工業 | 29.8 | 28.99 | 33.1 | 19.59 | 3.3 | 8 |
14 | BA | 航空 | 176.86 | 184.83 | 22.98 | 17.84 | 3.1 | 8 |
総計 | ||||||||
平均 | PE | 17.94 | 配当 | 3.83 | % | |||
月手取り10万円に必要な投資額 | 3916.5 | 万円 | ||||||
現在の投資額 | 104464 | $ |
注 PE:PER・・・株価÷1株利益
・性格がちゃらんぽらんなので、きちんと計算して買い進めているわけではありません。
・割高でないと思われるものをその都度買っています。まだ買っていない銘柄もあります。
・配当狙いですので相当にデフェンシブな構成です。でもこれでも元本は成長すると思います。元本の成長は配当が高い分ダウには及ばないでしょう。
・手取り配当額は、外国税が申告により戻ったものとして計算しています。
以上です。ここまでお読みくださりありがとうございます。今までの重複の内容も多くかったるかったかもしれません。
では皆様のよい投資を!
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