KOの1Q決算、どう見る。買い増しはどうする?
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年4月26日(水)記
一気にリスクオンモードになりましたね。NYダウは20996.12ドルで+232.23ドル
ナスダックは史上最高値をつけました。原因は、主要企業の決算が良かったこと。税制改正への期待。だそうです。
まあ、4月5月が高値になりやすいのはいつもので傾向ではあります。しかし、今年はトランプ大統領で異例でしたから、例年通りになるのはそれはそれで価値のあることです。
一方原油は下げています。WTIが49.50ドルです。①供給過剰懸念と②減産合意が不透明なこと。だそうです。47ドルを割らなければ大丈夫ですが。原油価格については、ずっと神経質な展開が続きそうです。ボックス内の動きならあまり神経質にならないようにしています。
MCDマクドナルド(明)とKOコカ・コーラ(暗)の1Q決算発表がありました。
愛読している、「バフェット太郎氏」と、「正直者」氏の最新のブログにわかりやすく出ています。KOは保有株です。MCDは候補です。MCDが候補でないのは、わずかに配当が3%に足りなかったからです。これでますます遠のくかもしれませんが。黄金の14銘柄については、両氏には及ばないと思いますが自分なりに決算の検証をしていく予定です。
< KOの1Q決算 2017年4月25日>
1 売上高 91.18億ドル(▼11.3%)
2 営業利益 19.82億ドル(▼7.4%)
3 純利益 11.82億ドル(▼20.3%)
4 EPS 0.27ドル(▼19%)
非米国会計基準(non GAPP)では0.43ドル(予想0.44ドル)
と悪い内容です。しかし、株価は43.11ドル(▼0.39%)と市場は高評価しています。いつも厳しく売り浴びせる市場ですから、この内容ならもっと売られるのが当然と思えます。 わからないので調べてみると、SBI証券にトムソンロイターの記事として
コカ・コーラは四半期利益が予想に届かなかったことを受け、ジェームズ・クインシー次期最高経営責任者(CEO)の下で事業合理化の取り組みを強化する。飲料大手のコカ・コーラは25日、30億ドル(約3300億円)の節減計画に加えて年8億ドルのコスト削減も実施する方針を表明した。これに伴い2018年末までに1200人を削減する。同社はまた、数十年ぶりの大規模な戦略変更の1つとして、ボトリング業務の大部分をスピンオフする措置も進めている。クインシー次期CEOは、世界各地のボトリング工場の売却を進めるムフタル・ケントCEOから5月1日に経営を引き継ぐ。同社は新しい飲料の開発や提携先への原料販売に事業を集中させる収益性の高い企業としての再浮上を図っている。
ただ、こうした改革は今のところ業績を圧迫している。同社が25日発表した1-3月(第1四半期)決算では、1株利益が43セントと、アナリスト予想の44セントに届かなかった。炭酸飲料の出荷量減少や為替変動の影響が売上高に重しとなった。売上高は同四半期に11%減少。減収分の10%は組織改革の影響だという。
とありました。なるほど。理由があるといいたいわけですね。
会社のいう通りだと、売り上げ減は▼1.1%です。少し気持ちが落ち着きました。
<2016年実績と2017年予想> 米国株四季報より
売上高 営業利益 純利益 後EPS 1株配当 性向
16’12 418.63億ドル 97.44億ドル 65.27億ドル 1.49ドル 1.4 94%
17’12 344.88 97.20 80.78 1.86 1.47 80%
17’03 88.75 0.44 0.37
17’06 96.88 0.57 0.37
17'09 84.95 0.48 0.38
市場は今回の決算は予想しかつ織り込んでいたということでしょうか。
ダイエットブームでの炭酸飲料離れを克服すべくがんばっている姿がうかがえる記事です。トムソンロイターも類似の内容となっています。
コストカットやボトリングのスピンオフはうまくいくと市場は見ているようです。
<株価・指標>4月25日SBI証券
株価43.11ドル 予想PE23.13 配当3.42%です。
これだけ見れば、割高とも割安とも言えない水準です。
<今後の方針>
私は売らない方針なので、①買い増しする②何もしない。の2つです。何となく、悪い数字でも売られなかった理由はわかりましたが、積極的に買える理由もありません。
念のため、チャートを見てみます。10年、2年、6か月です。(by yahoo)
順調にそしてゆっくり上昇しています。このチャートだけ見ると万全の銘柄に見えます。
かなりの変化をしています。今は上昇中のようです。
米国株全体としては調整した3月から少しですが上昇してきました。理由は不明です。
<結論>
世界で最も有名な企業の一つです。バフェット銘柄としても有名です。売上が減少しながらも利益率が向上して、株価も上昇した例ではタバコ株があります。コカ・コーラがそのような株になるのか、それとも転換につまづいて、じり貧になるのかは私にはわかりません。しかし、市場は「うまくいく」と見ているようです。
売上高が減少する銘柄を買うのは、よほどの確信が必要です。多くの市場参加者にはその確信があるのでしょう。しかし私にはそこまでの確信はありません。たぶん私が知らない多くのことがあるのでしょう。
買い増ししたい銘柄ではありますが、買うのなら自信を持って投資したいので、「今後も研究を続ける」ということで、当面の買いはしないことにします。
個人的に割安の目安としては、配当4%近くかなと見ています。そこまでは下げないでしょうが。
以上、うまくまとまらないレポートでした。ここまでお読みくださりありがとうございます。
それでは皆様のよい投資を!
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