チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

本当は難しい高配当株投資を易しく感じるのはなぜか?

こんにちはチンギスハンです。

ところでみなさんは「高配当株」投資をしてますか?

ここでYesの人もNoの人もその存在は知っていますよね?米国株だと一番に取り組む戦略がこれだと思います。自分もそうでしたから。たぶんインデックスよりも支持派は多いと思いますね。有名ブロガーもこの分野の方が一番多い気がします。これは自分が経験したから言うのですが「難しい投資法ですね」。しかしその難しさを理解するのはかなり後なんですよね。

「株式投資はどれも難しい。わかりきったことをいうな!」と言われそうです。いやそういう意味ではなくて「見かけ以上に」という意味です。今日はそのことを掘り下げて考えます。まず 高配当株投資法とは?

生活用品とか食品とかの主にデフェンシブな高配当銘柄に投資する方法。配当は再投資する。

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1 入りやすいわけ。

(1)ウォーレンバフェットの影響。

「投資の神様」がバークシャーを投資で世界有数の会社にしたのは伝説です。投資対象がKOとかジレット(現PG)とかクラフトとかのデフェンシブ高配当銘柄でした。ドットコムバブルの時には、ハイテクを買わない彼は「時代遅れ」とバカにされました。ITバブルの崩壊で被害を受けなかった彼の正しさが証明され神様回復。また保有株をずっと長年持ち続けるイメージがある。(最近はそうでもない、入れ替えが激しい)彼のように「優良で地味な大企業」を持ち続けることで「大金持ちになれる」という神話ができている。

(2)対象企業がコカ・コーラとかマクドとかなじみがある。

日本人ならだれもが知っている企業が対象です。親しみやすさがあります。会社の存続性も信頼できます。

(3)実績が証明されている。

私も愛読のシーゲル教授は「高配当株再投資」戦略が過去においてS&Pを上回る実績を上げたことを証明した。

(4)米国株有名ブロガーの影響

(5)マネー雑誌などでの紹介も多い。etc・・・

実際はどうか? 見た目ほど簡単ではない。ここからは私の経験と独断もあります。

難しい理由その1 銘柄選びが難しい。

人気ブロガーでこの戦略を実施中の方に「バフェット太郎」氏がいます。かれは10銘柄に投資中です。JNJ、PG、MCD、KO、VZ、XOM、MO、PM、IBM、WMTです。詳しくは氏のブログを見ていただくとしてその動きを見ると

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青がS&Pです。インデックスとの優劣はとる時期によって異なるのでここでは論じません。ここでの特徴はS&Pインデックスとはかなり違うという点です。最近はS&Pは調整しているのにディフェンシブ銘柄は上がり気味ですね。

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ここまでのまとめと結論

(1)S&Pインデックスとはかなり違う動きをする。

(2)各銘柄間の格差は大きい。

從ってS&Pインデックスのつもりで買うのは間違っている。

難しい理由2 対応が難しい。

例1 タバコ業界 FDAの規制方針で最近暴落しています。上記参照

例2 石油業界 原油価格の変動は激しいです。また将来の見通しも難しい。

例3 通信業界 例4 小売業界 アマゾンとかの影響を受ける。

それぞれの会社・業界をよく理解していないと大幅下落時の対応ができない。→投資した業界・会社に対する深い知識・理解・自信が必要→研究に多大な時間と労力が必要→初心者には不向き。

私の結論

1 S&Pインデックスでいいならその方が簡単。

2 銘柄選び・維持に多大な労力と能力を要する。→インデックスでは不要

3 シニアの自分はインデックスを選びたい。→この先さらに能力が退化するから。

となりました。ただしインデックスとは違う動きをするのでS&Pが下落気味のこれからは規模は小さいですが買い増しも考えます。それではみなさんのよい投資を!

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暴落待ちの自分は投資家には入れてもらえないかもしれない(涙)

おはようございますチンギスハンです。

尊敬するブロガーの「正直者」さんの記事を読みました。ブログ村の米国株カテゴリーを「実践投資家」と「評論家」に分けるというものですね。

まず「正直者さん」は私がこのブログ村を見るようになって最初に感銘を受けた方です。「高配当株再投資」戦略一筋で長年実行され年に200万以上の配当収入を得られているとか。素晴らしいの一言です。

「高配当株」戦略は米国株を志す人ならだれもが一度は「夢見る」戦略のように思えます。私もその一人でした。そんな人たちにとって、氏は目標であり続けます。私も氏を慕って自分から「相互リンク」のお願いをしました。快くお受けくださって今でも私のブログの中にリンクがあります。

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投資家にはいろいろな立場がある。

そんな尊敬する方の提言なので「もっともだ」と思う反面、「違う面もあるのでは」と思うのです。それは事情で自分の手の内を公表できない人もいると思うのです。例えば私の場合は奥さんは公表することに賛成していません。まさか離婚してまでも公表したいとも思わないので。

投資家のタイプでは100%キャッシュもあり得る。

フル投資の方とかは保有株を見ることでその人の投資がわかり内容もわかります。しかし、「売る」タイプの投資家の場合は、あるいは自分のように「暴落待ち」の場合はほとんどがキャッシュという事態になります。そうすると、毎月の投資額=キャッシュです。それを公表するのはいかにもいやみに思えます。投資ではなくてお金の額を自慢しているように思われるからです。そういう方も「投資家」の中に入れてもいいように思いますが。かくいう私も現在資金の95%以上がキャッシュポジションです。

日本円も投資の中に含めるべきだと思う。

昨日の記事にも書きましたが私は「日本円も投資の一種」と考えています。しかも強力な投資商品だと考えています。リーマン時に一番効率の良い投資は日本円→株式でした。株式のちょうど180度反対に位置するからです。債券や金もその役目を果たしますが強力さは劣ります。リーマン時は対円では下落しましたから。手数料や税もかかります。その点日本円は日本人の私たちはノーリスクです。税金も発生しません。

年を取ると人のことなど「どーでもよくなる。」あっ私だけかも。

私は健康寿命を75歳としています。それ以上ならもうけ。今66歳なのであと9年です。その間をいかに楽しく充実して生きるかが第一の関心事です。だから他の方の投資額が気になるのは若さの証拠かもです。

ということでひとつここは自分も「米国株投資家」の仲間に入れてやってください。と思うわけです。今後ともよろしくです。それではみなさんのよい投資を!

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株価下落時に使える個人投資家2つの特権。1つは日本人限定。

株式投資家のみなさんこんにちはチンギスハンです。

世界で元気だった米国の株式市場も長期平均線を抜け出せず調整が続いています。

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長短移動平均線でデッドクロスも発生しています。日経平均はこちら。

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また先日OECDがGDPの下方修正を発表しました。

11,21 2018 修正幅 2019 修正幅 2020
世界  3.7 0 3.5 -0.2 3.5
米国 2.9 0 2.7 0 2.1
ユーロ圏 1.9 -0.1 1.8 -0.1 1.6
日本 0.9 -0.3 1 -0.2 0.7
中国 6.6 -0.1 6.3 -0.1 6

修正の幅は小さいものの下方修正です。2019年は日本を除いて2018年より減速予想です。米国については「減税の効果がなくなる」という理由がありました。じゃあ2020年については?と言いたくなります。ざっくりいって景気後退を想定しているのでしょう。日本もー0.2%の引き下げがありました。来年の消費増税などを考えると達成は難しいように思えますが。また、中国は例のごとく数値自体が・・・。2020年の世界で3.5%というのは見通しというより「希望」という気がしますね。とにかくさらなる下方修正もあり得るでしょう。

将来を悲観している株式投資家も多い

「これからの投資をどうしよう」と悩んでいる方も多いと思います。不透明なことが多すぎますからね。しかし個人投資家ならではのそして日本人としての特権があると思うのです。

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1 投資しない自由。

市場から離れる、追加投資をしない・・・いくつかのパターンはあると思いますが。基本的にフル投資を強いられる機関投資家と違って「素人」である私たちには投資の義務はありません。「わからないもの」「はっきりしないもの」「はっきり有利が確認できないもの」にわざわざお金をつぎ込むこともありません。「市場から一旦離れて高みの見物」と時期を待つことができます。「待つのも相場」という格言もあります。

2 日本人だけの特権。

日本人以外の場合は①高配当株への転換②債券への転換③キャッシュで持つ。の3通りの対策があります。①②ともに投資商品で変動があります。③の場合、ドルは強いですがインフレによる減価はあります。(MMFなどでその分の金利はあるが)

日本円は不況時に上がる性質がある。

不況時にはドルは他の通貨に対して強くなります。しかし日本円はそのドルに対しても強い性質があります。これはリーマン時を初め株価下落時、リスクオフ時には例外なく起こったことです。理由は省略です。従って日本人である我々は上記の①②に加えて「日本円で持つ」手段が使えます。他国の人でも日本円を買えば同じことですがハードルは高いです。

日本円、債券、高配当株のどれが有利かはケースバイケース

従って私たちは、有利と判断したときだけ「高配当株」「債券」を選択することができます。理論的にどれが有利かはその時の状況によるでしょう。下落が浅ければ高配当株、深ければ日本円と感じます。基本的には日本円の保有がある日本人としては、放っておいてもそれなりのリスクオフ対策ができるのは大きなアドバンテージと思います。精神的にも楽ですからね。

今日の結論

2つの特権を持つ私たち日本人投資家は市場の調子が良くないときは「市場から離れてじっくり待つ」戦略も有力。余裕を持って有利なものがあれば投資する姿勢で十分と考えます。

以上です。みなさんのよい投資を!

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ゴーン失脚で下落、高配当の日産を買うのはどうなの?

こんにちはチンギスハンです。

ゴーン会長の逮捕で揺れる日産自動車です。「高配当の日産を買うのはどうなの?」という質問を受けました。私は日本株は詳しくありません。しかし逆に離れたところから冷静に見れるかもしれないと思い記事にしました。まず投資指標から

11,22   株価 増減 PER PBR 配当 配当性向
7201 日産 961.5 0.78 7.52 0.69 5.93 44.6
7203 トヨタ 682 1.58 8.58 1 3.23 27.7
7267 ホンダ 3158 0.58 8.27 0.66 3.51 29
7211 三菱自 674 0.15 9.12 1.23 2.97 27.1

(1)他社に比べて配当と配当性向が高い→43%の株式を持つルノーへの上納金の意味もあるのだろう→ただし今後のアライアンスの行方次第で変更の可能性がある。

(2)PERは各社10を割っており割安水準と言える。→電気自動車化など不透明な部分が影響しているのだろう。日産がわずかに低い。→明らかに割安とはいえない。

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(ここまでの結論)

1 配当が6%ほどなのは魅力だ。しかし配当については今後経営者が変わることから方針変更のリスクがある。

2 PERから見ると自動車業界は割安水準にある。→投資家は将来の業績に自信が持てないでいる。

3 高配当デフェンシブ銘柄のカテゴリーには入らない。→業界全体が大きく変化する可能性があるから。

<チャートから見てみると>まず5年チャートです。

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今年に入ってから下降トレンドに見えます。次に最近6か月では

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今回の不祥事で窓を開けて下落、下げ止まってやや戻して現在です。この程度の下落で済んでいるのは私には驚きですね。欧米なら20%くらいの下落もあったでしょう。高配当のなせる業ですね。あと日本株では下落に立ち向かう人が比較的多いですね。

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最後に全体の動きを見てみます。日経平均チャートです。2年です。

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10月以降の世界的な株安を受けて下落しています。2020年ごろからの世界的なリセッションに身構える動きもあり将来の予測がつきにくいです。さらに日本独自では

1 2019年秋の消費増税の影響が読めない。

2 2020年の東京オリンピックの反動がありそうだ。不動産なども。

3 半導体関連の世界的な企業が多く半導体が不透明な現在、米以上の落ち込みもあり得る。

4 米FRBと日銀の政策の組み合わせがどうなるのか予測が難しい。

(ここまでのまとめ)

1 自動車業界が不安視されている。チャート的にも下落トレンド。

2 日経平均も先が読めない。来年の後半以降は大きなハードルがあり予測が難しいです。とにかく波乱の展開かと。

<結論>

1 バイアンドホールドを考えているのなら「買わない」方がいいと思う。理由は①日産の経営の根幹がどうなるのかわからないこと②当面世界的に不透明な要素が多いこと③日本独自の問題も加わること。とわからないことが多すぎる。

2 高配当な銘柄は下落しにくいのは事実ですが経営や業績の根幹にかかわる時には売られます。

3 短期的なリバウンドの値幅狙いについては当方はわかりません。12月のソフトバンク巨額IPOの影響もあります。

「有利な時だけ参加する」というのは個人投資家の特権です。参加しての果実も限られることから「買わない」選択が賢明に思えます。ただしあくまで私個人の見方ですので売買判断はご自分でお願いします。それではみなさまのよい投資を!

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暴落に強い高配当株投資は満足度最大。向いているのはどんな人?

こんにちはチンギスハンです。今日は人気の高配当株投資です。

高配当株投資は独立している、他と比べる必要なし。

よく投資法の優劣が問題になります。主にパフォーマンスが基準になっているようです。でも私はこれには異議ありです。他の要素も大きいからです。

高配当株投資は満足度が高く幸せ感が大きい。

会社は配当、自社株買い、投資といったことにEPSを使います。この中で配当と自社株買いは投資家に直接の恩恵があるので「満足感」を得やすいです。そんなメリットを考えると他の投資法との比較は無意味に思えます。

デメリットはあるのでしょうか?

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インデックスとのパフォーマンスの優劣は採用する時期と期間によりますので一旦除くと他の面ではデメリットはあるのでしょうか?考えられるものをあげました。

1 銘柄選択が難しい。

高配当になる理由は2つ考えられます。

(1)配当性向が高い。・・・多くを配当に回している会社です。設備投資が少ない分野に多いです。

(2)会社の業績が悪く、あるいは見通しが悪く、株価が下落している。これは良くないです。他には通信のように競争が激しかったり、石油株のように原油価格に大きく左右される銘柄もあります。またタバコ株のように当局の規制で大幅下落するものもあります。選ぶ銘柄によって天地の差ができるのが大きな問題です。次は代表的な5社を比べました。2年です。

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+60%からマイナスまでの開きがあります。ここまででまとめると

問題点1 銘柄選択が非常に難しい。

高配当を専門にしていらっしゃる有名ブロガーの保有株をみてもタバコ株や石油株の保有があります。初心者の場合は大幅な下落やハプニングには耐えられないでしょう。

→銘柄選択が間違っていた場合も「耐性」「判断力」が必要だ。

2 金利動向に大きな影響を受ける。

今年前半の下落は金利の上昇によるものでした。企業の業績ではありません。

→企業に問題がない時は割り切る必要あり。

逆にこれからのように金利の上昇がとまる時には上昇しやすくなります。まさにこの10月からがそうでした。

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最大メリットの追加です。暴落時も下落幅が小さい。

上下の変動に弱いのは個人投資家の最大の悩みです。それが小さいのは大きなメリットです。暴落時でも下落幅は小さめです。高配当が下げ止まりを助けます。

<まとめと結論>

1 高配当株投資は満足度が高い。他の投資法と比較する意味はない。暴落時も値下がり幅が小さく文字通りディフェンス力が高い。

2 銘柄選択がとても難しい。また保有株が急落することもある。その時どうするかの選択が必要。保有株の理解と絶対の自信と見通しがなければ困難時に保有が難しい。

向いているのはこんな人。

1 投資力が高く各銘柄の選別と理解があること。

2 下落時に対応できること。

3 暴落時も自信を持って保有あるいは買い増しができること。

向いていないのは上記ができない人になります。

オマケ VYMバンガード高配当株ETFを使えば銘柄選択の手間はクリアできます。S&Pと似ているけど少しマイルドな動きです。日本円でも楽天Vにあります。

それではみなさんのよい投資を!

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知らないとチャンスを逃す暴落時の知恵、PERは上昇する!

こんにちは暴落準備投資家のチンギスハンです。2018年11月23日(金)記

 

ところで株価収益率PERってごぞんじすよね?

「当たり前だ。基本中の基本じゃあないか」って言われそうです。念のために

PER=株価÷EPSですね。米国ではPEと表示されます。

あなたはこのPERをどういう風に使ってますか?

「それは株価が割高か割安かの尺度が主な使い方だなあ」という人が多いかと。ご存知の方には釈迦に説法ですがいくつかの要点をまとめると

1 実績PERと予想PERがある。普通に用いられるのは予想PER。

2 2018年10月時点での実績PERは全世界で16.5、米国21.8、日本12.(MyIndexより)

3 低いほど割安、高いほど割高。標準は予想PERで15とされている。 

4 PERからみると日本株は割安、米国株は割高と言える。

5 予想PERは次年度の予想EPSを用いるのでずれが生じる。各サイトで数値が違うこともある。また切り替わる時期もサイトによる。

日本株の低さが目立ちますね。「やったー、さすが日本株」と喜ぶのはちょっと待った。ですね。PERが低いのは将来の成長性が低く見られているということでもあります。わかりやすく言えば「大して伸びないだろう」ということですね。反面米国は突出しています。そのなかでもハイテクは50以上とかもありますね。

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PERの尺度が効かないことがある。

というのをご存知でしたか?

 リセッション時(不況時)はPERは突然効果を失います。これは知らない方が多いですね。また投資経験が長くないと経験することもないですしね。典型的な例はリーマン時でしょう。

株価が暴落しているのにPERは上昇しているのです。

PERが10を切ったら買おうと思っているのに逆に20、30と上昇していくのです。結局買い時を逃してしまいます。PERに頼り過ぎが原因です。

「ではなぜそういうことが起こるの?」

これはみなさんもうおわかりですよね。冷静に考えると簡単な理屈です。

PERと株価の動きのモデルケース 銀行株なんかが典型か

(1)景気後退の直前。PERは最低を記録します。

この時会社の収益は最大化していることが多いです。ところが株価は将来を先取りして伸び悩み。ちょうど今年か来年の前半の雰囲気ですね。

(2)景気後退入り。株価下落、収益も下落。

なのでPERはあまり変わりません。どちらかと言えば上昇か。

(3)不況期。株価さらに下落。収益は劇的に下落。赤字転落も。PERは急上昇。

株価は下落しますが、収益が果てしなく下落するのでPERは急上昇します。赤字転落ならPERはマイナスで表示なし。この時株価は最下点を通過。

(4)不況脱出期。株価上昇。収益はまだ上がらず。PERも高い。

株価は常に将来を先取りしますから不況のさなかに最下点を打って上昇を始めます。しかし、収益は低いか赤字のままなのでPERはでたらめな数値を示します。

ポイント→個人投資家は高PERに足がすくんで買えない。せっかくの絶好のチャンスを逃すことになります。PERが正常値を示す頃にはもう大きなチャンスは去っています。

おっともうこんな字数ですね。今回はここまでとさせていただきます。「ではどうするか?」は次回にします。みなさまのよい投資を!

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わざわざ移民問題を抱え込むこともない。外国人労働者問題。

こんにちはチンギスハンです。2018年11月22日(木)記

実は「外国人労働者受け入れ問題」について記事を書いたのですが、ブログ村をみたら「チョコ」氏の記事がすでにありました。さすがの見事な内容でした。私も同意見です。詳しくは氏の記事にあるので自分は違うテイストで書きました。

先日高校の旧友と昼食を一緒にしました。

かれは今一部上場企業の顧問の立場で会社寄り。経団連寄り、政権寄りの立場です。自分は一介の年金生活者でブロガーです。自分は安倍応援団でもなければアンチでもありません。中立です。

年を取ったら「週に2回は肉を食べなきゃあ」というので、近くの「いきなりステーキ」へ。私は300g、かれは450g。がつがつ食べまして近所のコーヒー店へ。

そこで「外国人受け入れ」問題が話題にのぼりました。

ボク「あれ問題多すぎるよね」

友人「だけど背に腹は代えられないね、ここまで労働力が足りないと。外からでも入れないと回っていかない」かれの会社は比較的単純労働力を必要としています。くわしい内容はごめんなさいです。

友人「早く通してもらわんと現場が持たない」との意見。

ボク「経団連は安い労働力ばかりに目がくらんでいるけど、その後はどうなのよ」「問題山積でしょう?」「とにかく文化が違いすぎるよ」「日本の文化を理解して同化していくとは思えない」「多民族には慣れているはずのヨーロッパや米国であれだけの問題になっているのに、単民族の日本が対処できるとはとても思えない」「必ず軋轢がおきるよ」

友人「お前の言うことはよくわかる。しかし、何ともならんのよ。AIとかロボットは間に合わんし。このままじゃあ立ち行かん会社がたくさん出る」とのことでした。

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安倍政権がどこまで将来の問題を考えているかは知る由もありませんが、私はこれは転機だと思うのです。それは

せっかく日本だけが移民問題なしでうまくいっていたのにわざわざ抱え込むこともないと思うからです。

1 日本文化は世界の中でも独自性が強い。

だからクールジャパンといわれ多くの観光客が来ます。これがプラスの面。一方ガラパゴス化している、グローバル化が遅れているという指摘もあります。

2 外国人が日本の文化に同化することはできないと思う。

食べ物や風土が近い韓国の人との間でもこれだけの溝があります。まして風土、宗教、習慣が大きく違う外国人が日本の文化を理解して同化することはないと思いますね。

3 これから問題が多いのに新たな問題を抱え込むことはないと思う。

これから日本は少子高齢化、地方の衰退、産業の転換・・・と山積みです。さらに外国人問題が加われば大変です。さらに日本の福祉・医療は定評がありますが、これを食われることになります。

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4 日本は住みやすい。

おだやかな気候。風光明媚な国土。四季の美しさ。食べ物のおいしさ。みんなの親切さ。サービスのよさ。差別感のなさ。日本人は空気と同じで普段意識していませんが、どれも他国より勝るものばかりです。これらはもともと与えられたものもあれば国民の長年の努力で得たものもあります。これらを得た外国人が簡単に退去するとは思えませんね。あの手この手で日本に住みつきます。そして現在でもすでに問題は起きています

5 強烈な民族主義の台頭が起こるだろう。

現在でも「反韓・反中」の動きはあります。しかし、反面そのような行き過ぎた行動を苦々しく思う人たちも多いです。しかし、欧州やトランプを見ればわかるように一旦民族運動の渦が起これば強烈な動きになり一色に染まります。日本人は特にその傾向が強いと言われています。

ということで「外国人」の受け入れには反対です。ここは安易な「移民」に頼らず智慧を出し合い工夫しあって解決するのが日本の国益だと思うのですが。

今回は政治的な話題でした。ご意見もお待ちしております。

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鉄板S&PインデックスETFを今買っていい人買わない方がいい人

こんにちはチンギスハンです。2018年11月22日(木)記

昨日はS&Pは0.3%高と少し切り返しました。今日の祝日を控えて引けにかけて上げ幅を縮小しました。VIXは20.8、△7.47%と少し減りましたがまだ20越え。

個別株は買いにくい展開。

さて、10月以降米国株は軟調な展開です。牽引してきたハイテクが大きく下落して「一つの相場」を終えた感があります。今後多少のリバウンドはあるでしょうが新値を追うことは考えにくいです。また、10月以降上昇してきた高配当、ディフェンシブ銘柄もそろそろ利確の動きも見えます。またタバコの急落、BAの急落とどこから火の手が上がるか予想がつきにくいです。個別株はなかなか難しい段階に来たと感じます。ならば鉄板中の鉄板「S&PインデックスETF」の買いはどうかを検討しました。5年チャートです。

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2016年1月の下落は今から考えると絶好の買い場でした。今後も上昇すると考えれば、やはり10%以上下落している現在は後から考えれば「いい買場だった」になるでしょう。とはいえ投資家のタイプや方針おかれた立場で大きく変わるでしょう。タイプ別に考えました。

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1 買っていいと思う人たち 長期的に投資する人たち

S&P長期的には上昇してきました。ITバブルの崩壊やリーマンショックといった大幅下落もありましたが、その期間もめげずに投資を続けた人たちは大きく報われました。これは今後も続くと考えれば「なるべく安い時」に投資するのは理にかなっています。ドルコスト法もありますが「安い時期を狙って買う方法」もあります。2年でみると

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今年の年初に戻りました。今までの一年をみると現在は一番安い時期になります。

問題点は?

(1)上昇トレンドが続いているかどうかが不明なことです。つまり今買って将来さらに安くなる可能性もあることです。短期的に「含み損」がでる可能性があります。これを気にしないなら問題ないです。

(2)将来のリセッション時の対応も考えておく必要がある。

2020年ごろからの世界的な減速、景気後退が言われています。あくまで可能性ですが。その時の対応も考えておく必要があります。一時的に30%程度の下落が予想されます。A その時も①売らずに②さらに買い増し方針の人は問題なしです。B①売らない②買い増しはストップの方も同様。C①売るかも?という方は、今一度全体方針の見直しが先決かも知れません。

2 今はステイした方がいいと思う人たち

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(1)将来下落して「含み損」を抱えたくない人たち

今後どう動くのかを予想するのが難しいチャートです。個人的にはこのまま下落を続けるとは思っていませんが、さりとて新高値を追っていくとも思えません。「わからないときは動かない」のは個人投資家としては賢明な選択と思います。

(2)将来のリセッションで「保有」を決めていない人たち

売る可能性があれば「保有株は少ない方がベター」です。

(3)将来のリセッションで「買い」を考えている人たち

大幅下落時での買いを計画しているなら「荷物」は少ないか無い方がいいです。考えなくて住むからです。私はこれに入ります。

(まとめと結論)

1 これからの労働収入が見込めて投資を拡大しておきたい方は今の安い時期に買っておく選択はアリだと思う。今後一時的な下落があってもずっと保有すればいいからだ。

2 今後の下落時に「保有」を決めていない方や、下落時に「大幅に仕込もう」と計画している人は今買う必要はないと思う。今後2年くらいの間新値を追って上昇していく可能性は高くないと思うので、逃したとしてもその果実は多くはないとの判断です。

以上です。今後このような波乱はずっと続くのではと見ています。それではみなさまのよい投資を!

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今年の米国株の動きを冷静に見てわかること

こんにちはチンギスハンです。カリスマ経営者のゴーン氏の件で大揺れですね。

さて10月から軟調な展開が続く米国株をニュートラルな立場で見たいと思います。まずS&Pです。

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2016年のトランプ以降順調に上昇してきましたが、それは2017年までだったとわかります。2018年に入ってからは乱調な展開です。チャートだけ見ればこのまま下降トレンドに入っても不思議ではありません。ただし、FRBがまだ利上げ中であることなどを考えるとその可能性は低いです。

米国株は「割高」であるとの指摘がずっとされてきました。平均EPSが上昇する中での調整は「割高感」を薄める役割がありそうです。現在S&Pの予想PERは16倍台と言われていますが、これをもって「割安だ」「買い時だ」と飛びつくのは早計に思えます。相場の終盤ではEPSの伸びと株価が比例しなくなるからです。

もう少し短期的に見てみると

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11/6の中間選挙で「イベント通過のあく抜け」を予想していましたがリバウンドは息が続かず、再びというか3度下落して現在に至っています。200日線の下方に位置しています。チャート的には長短平均線でデッドクロスが発生しており(この図ではまだだが)下落を示唆しています。企業やヘッジファンドの会計年度に向けての「益出し」「損だし」も考えられ、上げている株、下げている株ともに売りの材料となります。

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ここまででの結論は

(1)チャート的には良くない形で今後予断を許さない。

(2)10月からの下落については「浅くて短い」調整をしてもとの軌道にもどることを予想していました。しかし、ここまで「深くて長い」下落が続くと、簡単にもとの上昇軌道に戻るのは簡単ではないですね。

(3)S&Pとしては「安い」と思って買うのは根拠がなく危険と思う。

(4)利上げの段階で、米国だけで考えると「本格調整入り」にはまだ早いと思っています。

ついでに他の重要指数も見てみると今回の下げの主導的役割をしたナスダックは

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「今年がなかったこと」になっちゃてますね。S&Pに似ていますがこちらはもうすでに下降トレンド入りしているとも受け取れますね。割高は常に指摘されてきましたが、着地点を探す動きになりそうです。

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当面の売買の方針

1 動きが激しいので売買はしない方針。

2 「安い」と思って買うのは違うと思う。

3 リバウンド狙いは、トレンドが下落トレンドとも受け取れるので危険と思う。

4 10月以降上昇のデフェンシブ銘柄JNJとかPGとかを買うのは、割安な時期でもないし、全体があれているのでなしです。下はJNJ2y

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RSIが80を超えており買われすぎを示唆しています。以上です。「研究投資」については別の記事にしたいと思います。

追伸 来年後半からの「リセッションと株価下落」についての記事が増えてきています。モメンタムが悪いことの一つの表れなのでしょう。それではみなさんのよい投資を!

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メンソール禁止予告で急落中のタバコ株は買いか?

こんにちはチンギスハンです。タバコ株の続きです。

私はMOアルトリアの保有があります。急落中ですが買えるかどうか考えました。

まず投資指標から (SBI証券)

11.19 株価 増減 PER 配当
MO 56.78 -0.87 14.2 5.59
PM 86.33 0.58 17.15 5.31
BTI 34.54 -1.81 10.05 7.53

MOアルトリアPMフィリップモリスBTIブリティッシュアメリカンタバコ

予想PERは割安ですね。PMはそうでもないけど。配当は大変魅力的。特にBTIは。

次にチャートを、まず2年です。

f:id:tingisuhan:20181119102443p:plain

今年の中盤以降の上昇を帳消しにしています。

f:id:tingisuhan:20181119102527p:plain

f:id:tingisuhan:20181119102458p:plain

こちらは下落に拍車をかけたような形。

ここまででの結論。下落トレンドに見えるBTIの買いはなしですね。いくら配当が高くてもちょっと持てない。メンソールの打撃も一番大きいし。

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ではMOとPMの最近のチャートをみると

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発表がなされたのが先々週の金曜。それから急落中ですね。RSIは30を割りましたね。しかし底は確認できませんね。ただし先週の金曜は下げてはいますが下ひげつきで上げて終えていて引け味は悪くないです。もっとも週末のショートカバーかもしれませんので安心は禁物ですが。7月の水準に戻っただけと考えれば少しは気が楽かと。

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米国内での規制ですから海外部門担当のPMには直接関係はないわけです。道連れ、とばっちりをうけただけですね。だから下げ幅もMOの15%ほどに対して5%ほどです。早くも反発に転じていますね。

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(まとめ)

まず大きく見ていくと「金利上昇の打ち止め」がほぼ確実な現状では、タバコ株などのディフェンシブ銘柄はS&Pに対してアウトパフォームが期待されます。だから大きな流れではプラス。直接関係のないPMが最も買いやすそうですね。懸念だったドル高も会計年度が替わってレパトリ減税の影響がとりあえず無くなる来年は潮目が変わる可能性大です。なので一押しはPM。

保有のMOはまず下げ止まってないので動けないですね。メンソール禁止は確かに痛いですが法制化も必要でまだ決定までは時間があります。ただしアイコスへの過剰な期待もなくなりましたね。FDAの「推奨」など期待するのは全くの方向違いですね。早く売り出して利益を稼ぐのが賢明でしょう。その点ではプラス材料。今回が「過剰反応」と見れば安値ではPER的にも配当的にも「買い増し」はありでしょう。ただし今後もFDAの規制を巡ってたびたび波乱、急落への準備は必要かと。

安い時期での買いが有利と考えると今回は「いいチャンス」とも取れます。とりあえずこの1週間の動きに注目ですね。以上です。それではみなさんのよい投資を!

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