チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

電気自動車へのベストな移行の仕方は?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 2017年8月3日(木)記
 欧州各国が電気自動車への急な移行を表明しています。2030年とか2040年とかです。自動車と言えば日本の基幹産業で将来の日本の行方も左右します。考えてみました。

電気自動車の欠点はほとんどない。
電気自動車がガソリンエンジンに劣っているのは2点しかありません。
(1)エネルギーの補給に問題がある。航続距離が短い。
(2)値段が高い。
 それ以外は、すべての面でガソリンエンジンを上回っています。走行距離が短いのは困ります。遠出して夜の山道で電気切れになったら目も当てられません。燃料補給も、ガソリンをパッと入れて終わりにはなりませんから課題が残ります。しかしいずれも、解決できないようには思えません。時間とともに解決されるでしょう。
 価格についても、部品数はエンジン車に比べて少ないので、電池が安く供給できれば、解決できます。あとはどのように置き換えていくかということが大きな問題となります。やり方によっては、すそ野の広い自動車産業などに大きな悪影響を与えるからです。 

性急で感情的に強行すれば失敗の確率が高い。理由は・・・
 欧州は具体的に電気自動車への置き換えのスケジュールを発表しています。2030年とか2040年とかです。しかし、このように思想に基づいた画一的な方法は失敗する確率が高いです。ドイツが先行した自然エネルギーへの置き換えがいい例です。調査の結果環境への負荷はほとんど改善されず、ドイツ国民が、フランスの2倍の電気代を払うという、マイナスだけが残りました。始めるときには、緑の党は、アイス1個分の負担増と言っていましたが、2016年の時点で、1家庭8000円の負担増です。「環境を守りたい」という強固な思想に基づいた行動でしたが成功したとは言えません。失敗の原因は、強固な思想に基づいているため、反対意見を聞かないからです。自分たちの計画に異論を唱えるものはすべて敵に仕立ててしまいます。「さてはお前は環境破壊推進派だな」というわけです。反対意見から学ばなければなりません。自分たちには見えないリスクが見えているかもしれないからです。今まで「すべての貧乏人をなくす」・・・などの高い理想を掲げた社会実験はことごとく失敗してきました。今回も「クリーンな国を街をとりもどす」という高い理想ですが、失敗の可能性は高いと見ています。

自然に置き換わっていくのがベストだ。
 電気自動車の方が安くて経済的なら、買い替えの時には電気自動車を選択するでしょう。しかし、世界の大都市の中には中国をはじめとして、「そんなに待っていられない」という深刻な大気汚染を抱えたところがあります。北京や上海の自動車が電気自動車に置き換われば、市民はマスクをしなくても暮らせるようになるでしょう。そうなっても国全体のCO2の排出量は実はあまり減らないそうです。中国の場合は電気を石炭で作るので、削減率は15%ほどです。地球規模でのCO2の問題なら、電気を何で作るかも問題になります。

大都市など大気汚染が深刻なところから少しずつ置き換えるのがスムーズだが・・・
 日本には、変な平等主義がありますから、「地方は汚くてもいいのか」という反論が出そうです。これだけ大きな事柄ですから、優先順位はあるのが当然です。中国のシャンハイなどでは、電気自動車には優先的に自動車保有許可を出して、普及を促しているそうです。日本の場合は、電気自動車の自動車税はタダにするとかの税制で対応する方法があります。その代りガソリン車は2倍とかにすれば税収も減りません。東京などの大都市圏はこれで乗用車は少しずつ電気自動車に置き換わります。コンビニやスーパーで充電できれば、待っている間に買い物ができます。台数が増えればインフラも充実します。大都市でノウハウが取得できれば、地方の大都市、都市、とだんだんに広げていけます。問題なのはトラックなどの産業用です。大型トラックを電気自動車にできるのかはわかりません。

日産のEパワーは優れた中間システムだ。
 日本ではハイブリッド車が多いですが、カリフォルニアなどの環境基準では、電気自動車のカテゴリーには入らないそうです。エンジンで駆動するのですからそういえます。中間的なシステムでは、日産ノートのシステムがより電気自動車に近いと思います。(モーターで走る。必要な電気はガソリンエンジンを回して作る)現在は充電できませんが、もう少し電池が大きくて充電できれば、ほとんど電気自動車といえます。電気インフラのない地方でも使えます。事実よく売れているそうです。私も今買うのならノートを買うでしょう。(ノートが海外の環境基準でどのカテゴリーに入るかはわかりません)

日本の自動車会社の将来は?
 日本の自動車会社はいい位置にはいると思いますが、アップルみたいな会社が出てきて、台湾で製造するようになるかもしれません。将来が全く分からないのも現代の特色です。油断はできません。電気自動車をめぐる今後の各国の対応からは目が離せません。

今日は、ちょっと話が米国株からはそれてしまいました。しかし、自動車産業が競争力を失うと、ドル円の為替にも影響しますから、関係はあると思い記事にしました。それでは皆様のよい投資を!

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「悲報」中国さん、ビットコイン強制分岐やらかす・・・www。仮想通貨バブルの行方は?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 2017年8月2日(水)記
 最近タブレットにスマートニュースを入れて愛用して読んでいます。コラムとかおもしろくて中毒になっています。気を引くタイトルがあるので悪のりしてマネてみました。
 かねてより懸念されていたビットコインが今朝ついに分裂して新通貨BCCビットコインキャッシュが誕生しました。日経新聞にも詳しい記事が掲載されています。

ビットコイン新通貨「BCC」誕生 分裂騒動収束へ :日本経済新聞

ビットコインの基礎知識
詳しくは各記事をご覧ください。ここでは私なりに簡単にまとめます。
1 ビットコインは代表的な仮想通貨で時価総額は5兆円ほど。現在1BTC30万円ほど。発行枚数の上限が決まっている。
2 電気代が支払えるなど、実際に使える通貨である。
3 値動きも安定している。今年になって3倍ほど上昇。他の通貨は30~100倍に上昇。
4 設計が古く処理能力の限界が低い。1秒に7処理。
5 10分ごとに業者(マイナー)が記帳処理。ブロックチェーン。
6 一回の記帳に、約400万円ほどかかる。BTCでの支払い。多量の電力も使用。1日で5億円、1年で約1500億円の費用が業者に支払われている。
7 運営責任者はいない。問題があれば集まって協議。
分裂の背景
1 マイナーとは
 16桁、17桁の任意の数字を当てはめてみて、当てはまる数字が正解。10分ごとに競争して、最初に正解を出したものに手数料として12.5ビットコインが支払われる。計算には、GPUと多大な電力が使われる。電気代の安い中国の業者が優勢。ビットコインについては難易度が高く、80%が中国で行われている。(日経新聞の記事では⅔とありましたが、根拠は不明)。寡占化が進んでおり、大手数社で独占状態にある。今回の分岐の提案者はその最大手会社。マイナーがいないとブロックチェーンは維持できない。計算のあと認証作業もある。認証は得られた正解を当てはめて検算するだけで支払いはない。無償ボランティアでマイナーが務める。複数の認証が行われて初めて、取引が成立する。(現在は認証が済むまで数時間かかることも多い)
2 中国のマイナーの力が強すぎる。
 寡占化が進むと、中国の数社以外では、マイニングや認証に参加できなくなる。今回の分岐の主役のビットメイン社は、ビットコインのマイニングの専用の機械の開発者でもある。
分岐してどうなった?
1 従来のBTC保有者には同数の新しいBCCが自動的に与えられる。
2 現在、BTCは30万円ほどで値下がりしていない。一方BCCは5万円くらい。保有者はBCCの分だけ儲けたことになる。突然7000億円が新たに生まれたことになる。全暗号通貨の中で20位くらい。

ビットコインは私は持っていませんし、たぶんみなさまもお持ちでないでしょうからこの話題はここまでにします。なお、他の通貨も値下がりしていないようです。

ブロックチェーン、フィンテックはどこへ行く?
 人間わからないものには幻想を抱きます。ましてそれが「夢のシステム」とか言われると、どれほど素晴らしいものかと思ってしまいます。以前のITという言葉もそうでした。ブロックチェーンもそんなイメージを持っていました。歌謡曲の歌詞じゃないけど、「ブロックチェーン、フィンテック、IoTのIT企業」というマザーズ上場の新規公開株などは、何倍もの新値が付きそうです。(そういえばそんな会社も申し込んだ気がします。外れましたけど)。自分が研究した範囲で、夢を壊す部分を書きます。
(1)維持に多くの電力を使う。(中国の空気を余計に汚している)
(2)まだ実験段階のものが多い。イーサリアムという素晴らしいシステムがあるが、今4段階中の2段階です。

仮想通貨バブルはどうなる? 
仮想通貨の中で、実際に使える、ビットコインと他の実験通貨は分けて考える必要があると思います。ビットコインについては今回の危機も乗り越えたようですし、このまま上下しながらも根強い需要もあるので続いていくと思います。

頭が良すぎる?それともただほど高いものはないのか?
 イーサリアムというシステムがあります。私は本命だと見ています。モルガンとロックフェラーとマイクロソフトが押しています。ブロックチェーンですが、契約内容も書き込めるのが長所です。ただし実験段階です。このシステムの賢いのは、(他もだけど)ブロックチェーンを維持するのにかかる膨大な経費を、ゼロから生まれた通貨イーサをマイナーに与えることで、経費を押さえていることです。イーサは、イーサリアムというシステムの中だけで通用する通貨ですが、ドルに交換できます。こうした工夫で年間千数百億円を節約しています。イーサリアムは誰でも参入可能なので、現在も加入が盛んにおこなわれています。したがって需要が高くイーサは今年だけで30倍にもなりました。
 参入した人は、イーサリアムの中のさらに自分たちのシステムの中だけで通用する通貨を発行します。(新規通貨発行ICO)こうやって、宇宙の始まりのように、無から有がどんどん生まれています。だれも損するわけではありません。新規通貨に応募する人たちは、目論見書を見てその新システムを完全に理解して投資するわけではありません。上がる確率が高いから投資するのです。(内容が理解できる人たちは、たぶん自分たちでICOを企画するだろう)実際に実用化したときに、通貨イーサがどうなるかはわかりません。ビットコインと違い運営者がいるのがたよりといえばたよりです。
 リップルというシステムは、日本のSBIが中心になってみずほなども参加しています。送金システムです。リップル通貨はそのシステムの中で便宜上存在する通貨で、投資の対象となるには、心細い感じがします。(個人的な意見です)というのは、銀行が実際に活用する際には、リップルは運営者が無償で貸与すれば事足りるからです。たとえは悪いですがパチンコの景品のようなものです。まさか換金せずに、自宅に景品を積み上げている人はいないでしょう。(ちなみに私はパチンコはしません。)

仮想通貨バブルが終わっても不思議ではない。
 株式市場と違って、根拠があいまいですから、ビットコイン以外は暴落しても不思議ではありません。逆にさらに上昇する可能性もまたあります。個人的には、ブロックチェーンやフィンテックの進歩と仮想通貨市場は本来は関係がないように感じます。だから名だたる大企業がその企画に参加しているからと言って、その通貨とは何の関係もありません。アルトコインに投資した人は将来梯子を外される可能性も大いにあります。(特にリップル。SBIの北尾氏は平気でそういうことをやる)

あとがき
分岐で大きく下げればビットコインを買うつもりで口座も開設していましたが、空振りに終わりました。でも勉強になりました。フィンテックという会社の株を買わなくて済みます。皆様のよい投資を!

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決算発表を受けての買いで学んだこと。

米国株投資家の皆さんこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 2017年8月1日(火)記
 8月に突入しました。買い候補のUNHユナイテッドヘルスを打診買いしました。

  7月29日 予想PE 配当 伸び率 割安度
UNH 191.15 20.28 1.59 12.5 0.69

191.19ドルです。金融株の中では健康保険に特化していて将来がわかりやすい点を買いました。
<2Q四半期決算>
売上高500.53(+7.7%)営業利益33.71(+16.5%)純利益22.84(+30.2%)EPS2.32ドルと順調でした。2年チャートです。

f:id:tingisuhan:20170801095900p:plain

 トランプ以降36%上昇しています。最高値圏での買いになります。次回の決算までに下げることもあるでしょうから買い増しを考えています。それまでにさらに詳しく研究しておきます。
<FBの買いについて>
FBは先週の木曜日に決算発表後に173.4ドルで少し買いました。結果的には早すぎました。

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好決算を受けて175ドルまで上昇しましたがそれまでに10%ほど上昇して織り込んでいた部分もあるようです。RSIが78と高い中での買いにも無理がありました。今回のハイテク全般の売りも重なりました。とりあえず発表前の165ドル、さらに下落するなら160ドルの25日線を目指して下落すると思います。今回授業料を払って学んだことは
(1)決算発表後少なくとも1週間は待って買う方が無難。
(2)いくら勢いがあってもRSIが75を超えていると危険。
と通常の株と何ら変わらないことがわかりました。会社の業績見通しに問題があるわけではないので、今後の下落は買い増しを予定しています。(25日線割れの160ドル、50日線割れの156ドルもあるか?)こつこつ少しずつ増やしていく方針です。
 やはり定期的に利確を受けて下落しながら上昇しているようです。昨日は売りを推奨したアナリストがいて株価下落に影響したようです。まあ、チャートだけ見れば、売って利確する絶好のタイミングと考えるのが自然です。

以上です。私の少しビターな経験が皆様のお役に立てば幸いです。他の記事も予定していたのですが、長くなりますので別記事にします。みなさまのよい投資を!

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将来を予想するのは(自分には)危険。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 2017年7月31日(月)記
 頭が働かないのを暑さのせいにしないようにしないといけませんね。そのくらい暑いです。今米国株は四半期決算の真っ盛りです。全体平均では8.5%程度と好調なようですが、個々をみるとそれこそ悲喜こもごもですね。自分はまだ、この四半期決算に慣れていなくて、その結果もよく読めません。増益でも予想以下で売られるとかします。その反対もあります。幸いメジャーな会社についてはこのブログサイトで詳しく説明してくださる方がいるので助かっています。マイナーな会社については自分で調べています。まあ、決算の直前、直後に売買しなければ特に問題はないと思います。FBは直後に買ってしまいましたが、今後自重します。

 まず決算とその反応について慣れること
 決算がきちんと理解できているわけではありません。チェックも売上高、営業利益、純利益、EPSとその増減ぐらいしかしてません。ですから業務内容が今後どう伸びるかなどの予想はできてません。きちんと説明している人のブログとか見ると感心してしまいます。

 背伸びは危険
 そんな低レベル状態ですから自分に言い聞かせたことがあります。「予想はしない」ということです。数字がきちんと把握できていないのに、その上に将来を予想すると不確かの2乗になってしまいます。余計な予想をしなければ大きくは外さないかなと感じます。

買うだけなら「予想をしなくても大丈夫」
 先日のタバコ株の下落とかやっかいごともあります。ニコチン規制がたばこ業界にそして保有しているアルトリアにどう影響するかは予想が難しいです。難しい原因は、政治的な問題は、政治家や役人が絡みます。そして彼らは、純粋に物事を判断するのではなく常に、選挙民や上司にどう映るかを考えて行動します。世論やムードによってどうにでも変わる危うさが付きまといます。それらをすべて予測するのはそれこそ優れたAIが必要です。
 でも、「売りがない」ルールのもとでは、そんなに難しくありません。「買う」という判断をするには、投資する会社に対しての自分なりの「投資に値する確証」が必要です。それがないなら「買う」という行動はなくなります。そうすると必然的に「何もしない」という行動になります。

長期で考えれば、「後追い」でも大丈夫。
 会社の決算を受けて買うとなると、「好決算を織り込んだ高い株」を買うことになります。つまり後追いです。もし、四半期先が事前に予想できるとすると3か月分を先取りできます。この3か月の値上がり分をどうとらえるか?です。10年20年30年の期間で考えると、3か月という時間はとても小さくなります。下は私が買いを狙っているUNHユナイテッドヘルスの10年チャートです。

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 四半期決算ごとに業績を確認してその都度買っても、トータルとしては大きな利益になっています。先読みしたときとそんなに差はないように感じます。(データはありません)

「先読み」の苦労は報いられるか?
 どのくらい先を読むかでも違ってきます。通常は、「好決算らしい」というアナリストたちの予想で市場は好決算を織り込んで上昇していきます。そして予想通りなら大抵「ちぇ、予想通りか」と失望?して下げます。予想を下回ろうものなら、大幅な失望売りが待っています。決算後に上昇するのは、「コンセンサスを大幅に上回った時」だけです。その上昇幅も、失望の場合の下げ幅より小さいと感じます。予想のために使うデータ収集などの労力は計り知れません。精神的な労力も大きいです。決算発表は気になって仕方ないでしょう。総合的に見ると、個人的にはとてもリターンには見合わないと感じます。

(結論)
高成長銘柄は、四半期決算を確認してOKなら追加投資をしていけば長期では大きなリターンを得られる。将来の予想をする必要はない。(自分の考えです)

 今まで主に「割安に買う」ことに重点を置いていました。しかし、割安銘柄が見当たらない(私に見えないだけかもしれない)現在、視点を変えて長期的には成長するであろう銘柄への投資を中心に考えています。しかし、残念ながら決算をきちんと読めるようなレベルではないです。そこで、だれでも失敗がない「四半期決算を確認しての定期的な投資」を考えています。今日はその検証でした。

まとまりのない記事で恐縮です。今日はFBに注目しています。みなさまのよい投資を!

追記 コメントをいただきました。ありがとうございます。

azalee46 (218.231.92.9) 
投稿初めてです。米国株・永久投資なる語句に多少興味を覚えました。銘柄の選定とか売買のタイミングはかなり重要ですね。更に、為替レートの位置も関心を払うべきです。当方も持続中心で利確はこの1年でただの2回です。利益確定せねば所謂「絵に描いた餅」の部分もありますね。ただ多少の高値で利確を実行すると上昇波に取残されることもありです。なんと言ってもNY市場は世界のマネーが集中しますから、東京市場とはまるでダイナミズムが異なりますね。当方もこの1年想定以上の上昇に乗れて気分は上々です。ともにNY市場で奮闘しましょう。貴兄の幸運を祈る次第であります。
例によって、ここでお返しさせていただきます。運用成績も上がっておられるようで相当な腕前と見ました。どうぞブログも開設なさってください。私はとにかく「売りが下手」なので売りはナシでがんばります。フルの投資になって身動きできなくなれば検討します。一緒に意見を交換しましょう!
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タバコ株が急落しました。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 2017年7月30日(日)記
 米FDAがタバコに関して中毒性がないくらいのニコチン量にするよう検討するそうでタバコ株が急落しました。私はタバコ株をPM:MO=1:9で保有しています。バランスが悪いので、PMを買い増しの予定でしたが、まだ追加購入に至っていません。今回の下落がPMなら、「待ってました」と買えるところですが、世の中うまくいかないものです。下げた方のMOが買い増しできるか検討しました。前日の2Q決算は良い数字でした。
<MO2Q決算内容>
 売上66.63億ドル(+2.2%)営業利益25.39億ドル(-5.4%)
純利益19.89億ドル(+20.3%)今期EPS1.03ドル
とよい内容でした。この決算を受けて株価も少しですが上昇しました。
<FDAがニコチン規制のロードマップを出した>
 英語を読み込む力はないので詳しくはわかりません。紹介しているブログを見つけましたので引用させていただきます。タバコのニコチン含有量規制を米FDAが検討、電子タバコと加熱式タバコは利益率が高い (アメリカ部)
 この記事によると、規制は悪い面ばかりではなく、新たな大きな参入障壁になってMOやRAYレイノルズアメリカンにはプラスに働くとあります。
 FDAのコメントを受けてMOは-9.49%と大幅下落しています。
<下落後の指標は>
 MOアルトリア66.94ドルー7.02ドル(-9.49%)予想PE19.76配当3.65%
 PMは118.51ドル予想PE24.28配当3.52%です。アイコスは今、日本で人気ですが、米国以外での展開が早く進みそうです。それも期待に入っているのでしょうか。MOの方が割安感は強いです。週間チャートです。急落していますが戻して終えています。

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 2年チャートを見てみます。トランプ後から上昇しました。

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 その後低迷しそのあと上昇しました。これはアイコスを無低害商品としてFDAに申請したためです。認可は来年だそうです。私はこの件については過大な期待は無用と思っています。理由は、いろんな見方もできて議論の一本化が難しそうだからです。原理派は、「タバコをやめさせれば済む話」というでしょうし、「アイコスならとっつきやすそう」と始める人がでるだろうという意見やデータも出るでしょう。それで「この認可の夢」があるうちはMOへの追加投資はしないことを決めていました。本来タバコ株はPM:MO=1:1のつもりだったので、PMの買い増しを狙っていましたがまだ買えていません。MOは現在所有の分は業績もいいし保有で全く問題ないですが、追加投資となると、よく考えなければなりません。今回のFDAのコメントで要素が1つ増えてより複雑になりました。株価は落ち着きを取り戻してとりあえずは戻すと見ていますが、今後もニュースにより上下する展開になりそうです。

売らない投資のありがたみを感じる。
 自分はトレードが上手ではないので、「売る」という選択肢がないのはとてもありがたいです。今回の場合も「買い増す」or「何もしない」の2択だからです。

 高成長株を高値で買うのは、勇気が必要ですが、デフェンシブ銘柄を買うのも同じくらいの度胸が要りますね。それでは、みなさまのよい投資を!

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下落も想定して買う方法は?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
  2017年7月29日(土)記
 8月9月は例年取引量が減り、相場も下落することが多いです。利確してバカンスにいくファンドマネージャーも多いからです。今年は、特に利益は大きく乗っているでしょうから「売り逃げ」にはもってこいです。注意が必要です。買うなら下落もありうるという対策は必要に思います。

 余裕のある方は、「何もしない」という選択肢はある。
 十分に投資が進んでいる方の場合は無理する必要は何もありません。

 下落も覚悟で買うなら2通りが考えられます。
 <上級者編>高配当株を買う。
 目先下落しても配当をもらいながらじっくり待って回復を待つという作戦です。上級者としたのは、高配当でしかも将来性が見込める銘柄を見つけるのは難しいからです。相当な力量が必要です。自分には無理です。

<初級者編>高成長株を買う。
 私はこちらを目指しています。高成長であれば、高値で買って、それから下落しても、じっと保有しておけば企業の成長により株価がいずれ追いついてきます。

<今日時点での割安計算>

    7月29日 予想PE 配当 伸び率 割安度 2Q
1 BA 241.27 22.18 2.36 10 0.56 -2.3
2 99.15 36.49 0.66 20 0.57 25
3 GOOGL 958.33 31.12 0 18 0.58 -28
4 FB 172.45 32.57 0 26 0.8 70.9
5 JNJ 131.85 21.77 2.57 5.2 0.36 5.2
6 NEE 145.12 20.74 2.72 6.5 0.44 17
7 UNH 191.15 20.28 1.59 12.5 0.69 30.2

(1)割安度=(配当+伸び率)÷予想PEです。0.5以上は優秀です。
(2)BAは先日2Q決算がありましたが、減収でしたが専門家の評価は完璧だそうです。発表後株価は10%ほど上げています。私にはちょっと理解できません。
(3)GOOGLの伸び率はEU制裁金を除くと今期28%増益でした。
(4)FBは2017年3Qから伸びが鈍化する予定です。(会社発表)伸び率には鈍化後の数字を採用しています。
(5)UNHは今年の伸びは30%の予定ですが来年以降の伸び率予想を採用しています。
(感想)
 以前のレポートの通り、ハイテク銘柄ではFBとVを買い増し予定です。GOOGLは今後の方針待ちです。デフェンシブ銘柄ではNEE電力が下げれば買います。金融株では、UNHが有力と考えています。理由は、欧米では今後の銀行の役割が不安定になっています。その中でUNHは医療保険に特化しており役目が明確です。オバマケアからは撤退済みで政治の影響を受けにくいと考えます。
(方針)
 7月に大きく上昇したハイテクは一旦調整する可能性が高いです。でもFBは値下がりを期待せずに、現在の水準なら買い増し予定です。8月に下げたら、再度買い増しします。Vは下落待ちです。
 金融とハイテクは表裏の関係にあります。長期金利が上がれば、利ザヤが広がる金融株は上がり、ハイテクは下がります。デフェンシブ銘柄もどちらかと言えば、ハイテクと逆の動きをするようです。8月は下げたセクターの銘柄を買う方針です。FB、V、NEE、UNHです。米国株全体が大きく下げるようならETF(VOO、IVV)を買います。

以上です。みなさまのよい投資を!

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現在の自分の立場でベストを尽くすしかない。過去の自分や他人は関係ない。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 2017年7月28日(金)記
 昨日四半期決算をレポートしたFBフェイスブックをとりあえず少し買いました。173.4ドルです。終値は170.44ドルとなっています。決算発表明けのタイミングで買いました。

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 週間チャートを見ると出来高も急増し、値動きも大きいです。もう少し待って、市場が決算を織り込んで落ち着いてから買う方がいいのかもしれません。今後の研究課題です。今日の値動きに注目したいです。悪いサプライズは下げが大きいですが、グッドなサプライズは反応の幅が大きくないように感じます。今回のFBも予想を17%上回る純益71%を達成しているのですが。あわてる必要はないのでしょう。

 根拠のない予想には気をつけよう
 米国株は夏にもかかわらず最高値圏にあります。そして、今年の初めから言われ続けている魔法の言葉があります。はい。「米国株は下げるぞ~」根拠は、リーマン以降8年間もずっと上げ続けてきた、そろそろ限界だろう。確率論で言われる、「これまで10回偶数の目が出続けている、次はそろそろ奇数が出るはずだ。」と似ています。合理的な皆さんはこれが科学的でないことはご存知でしょう。次回に出る目の確率は、偶数、奇数各50%です。それを奇数が出たからと言って、「あの人は未来を見通す力がある、天才だ」と思うのはばかげています。しかし、「米国株下げるぞ~~、怖いぞ~」が根拠がなくても説得力を持つのは訳があります。解明されています。人間はかつて、自身が獲物になる弱い立場に長い間いたため、不安を感じやすく設計されているそうです。だから、不安を感じさせる、予想の方がより説得力を持つというわけです。もちろん根拠のある記事は大切にしなければなりません。

気楽な立場の人もいる。
 日本では投資しているのは少数派です。そのほとんどは自国の日本に投資しており(難しい市場なのに)、米国株というのはそのまた少数派です。そんな小さな集団にも立場の違いはあります。先見の明があってずいぶん前から投資している人は、大きな資産を持ち、またその含み益は膨大です。現在の株価の何分の一かの時に買った人からすれば、現在の米国株は異常に高く感じられます。現在1000ドルを越えているアマゾンを100ドルで買った人もいます。そんな余裕のある人から見れば、過去の平均を超えたPEの現在の米国株は割高に映ります。自分は無理に買う必要はありませんから「高すぎるよ。今に下落がくるよ」とアドバイスしたくなるのは理解できます。

「米国株が高すぎる。危険な領域だ」というのは今年の1月からずっと言われている。
 投資家以外の専門家からも今年に入って言われ続けてきました。素直な方はそれを受けて、投資をストップしたり、ごく少額に控えてきました。(私にも若干当てはまります)結果は、みなさんご存知の通りです。大切な投資機会をなくしてしまいました。チャンスを逃したのです。誰が悪いというわけではありません。

発言する立場によって、意味合いが変わる。
 余裕のある投資家も、専門家も悪意があったわけではありません。むしろ親切心で忠告しているわけです。それに、その忠告が当たって役立った可能性もありました。私のように投資をする必要がある投資家はどうすればよかったのでしょう。それは、情報を「自分の立場」に翻訳する必要があったのです。

今の自分に役立たない情報は要らない。
 成功した投資家の体験談を読んでいると、「いやー、実際自分は運が良かったと思いますよ。友人の勧めで買った株が時期が良くて大当たりして憶の財産ができました」なんていうのが多いです。特に日本株に。でもこれでは全く役に立ちません。なぜなら、再現性が全くないからです。今そのような株を探すこともできないし、そのような絶好なタイミングでもないからです。過去にはさかのぼれません。自慢話をいくら聞いても何の役にも立ちません。年よりの自慢話と同列です。
 私たちに必要な情報は、現在の自分に役立つ情報です。「もっと前に買っとけばよかったんだよ」とかいう話は全く無駄です。「なら、今なら何を買えばいい?」と聞くと、「今はもうだめだね、昔はそれにしても良かったよ」とか聞く価値もありません。投資家にはそれぞれの立場があります。そして、自分の利害を代表しているのは自分しかありません。

立場が変わると投資のスタイルも変わる。
 経済誌の投資アンケートにありましたが、資産によって投資スタイルは違うそうです。おおむね5億以上の資産の方は、積極的に増やそうとはせずに、「減らさないこと」を優先するそうです。その下の階層の方は、「利子、配当」を重視するそうです。3億米国株で3%の配当なら手取り年630万円ですか、確かに魅力的です。元本はそのまま増えていますから。
 これから資産を形成しようとする人たちは、配当には目もくれずにひたすら値上がり重視です。「値上がり命」の投資スタイルの方は「配当命」の投資スタイルは異質に感じるでしょう。人間は常に自分を中心として考えますから。でも自分の投資スタイルと違う人のブログにも貴重な情報はたくさんあります。大切なのは、「自分ファースト」の立場で、自分に役立ついろんな情報を取り込むことだと考えます。

過去の自分はやっかい。
自分の先入観や経験が足を引っ張ることも多いです。(根拠は自分です)

高い米国株を買うために自分を励ます目的で書きました。不適切な表現があればお許しください。それでは皆様のよい投資を!

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FBとGOOGLの四半期決算が出たが。どちらに投資?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 2017年7月27日(木)記・・・今日も蒸し暑いです。

 自分はシニアですが、「攻めの気持ちを忘れないよう」にしたいです。ということで、米国IT銘柄を代表する、FBとGOOGLを検討したいと思います。FBはまだ未保有です。結論からいうと、「FBがいい」と思っています。

 グーグルはワイドモートの成長株として問題あり。
 先日発表の第2Q決算については、このブログサイトでくわしい解説をされている方がいらっしゃるのでそちらをご覧ください。
<GOOGL第2Qまとめ>
(1)EU制裁金27.4億ドルを除くと、対前年比28%の増益だった。〇
(2)EUの制裁は、他の2点についても制裁の可能性が高い。大幅な改善がなければ追加の制裁もあり得る。✖
(3)広告クリック数は52%の増加だった。〇
(4)広告単価は低下している。スマホ中心になったから。中立
(5)トラフィックコストが増大している。✖
(感想)
 グーグルは、EU委員会の言うように、検索分野で支配的な立場を持っています。それを悪用して他の人たちを、不当に排除したというものです。悪代官というわけです。公正という立場からするとその通りです。私も使っていますが、どう排除したかは素人ではわかりません。それだけに気をつけなければ、悪くとられやすい点はあります。実際そうしてたのでしょうし。
 私が、グーグルを格下げしたのは、「成長サイクルを見直す」必要がある点です。高成長企業というのは、高成長するビジネスモデルを持っていることが魅力です。しかし、それを見直してフェアにやった時の利益率が、今の時点ではわかりません。だから、現在の数字はそのまま受け入れられません。どの国の公取委もOKなモデルでの利益率が知りたいところです。デフェンシブ株のように「割安」を目指して買うわけではないですから、その点が見通しがつかないと買えないと判断しました。
 もう一点はyoutubeの問題です。何かと問題投稿が多いです。先日テレビで韓国の有名ユーチューバーの話題がありました。地下鉄にコンロを持ち込んでラーメンを食べていました。若者でしたが年間数千万円(ウオンではない)の収入があるそうです。日本でも、「ヒカル」というユーチューバーが今年5億円の収入になるそうです。こちらの動画は見たことがありませんが、このような「楽して社会に迷惑をかけて本人が大儲けという不道徳」な面は、各国でたたかれやすいです。そうすると、「良質な上品な優良な」クライアントは逃げますから、広告収入の質は低下します。
 数字的には、予想PE31.7と成長率の割には低いですし、圧倒的なコンテンツもありますが、リスクもまたあります。ということで、しばらく放置して研究します。

FBのことを何にも知らないので魅力的に見える

日本ではラインですが、世界的にはフェイスブックが人気だそうです。とりあえず自分もアカウントをつくりました。
<数字的には抜群>単位は百万ドル、EPSはドル。

2016 2016 2016 2016 2017 2017
Q 1 2 3 4 1 2
売上 5382 6436 7011 8809 8032 9321
前比     56 51 51 45
経費 3372 3702 3889 4243 4705 4920
前比     28 29 40 33
営利 2010 2734 3122 4566 3327 4401
前比     114 78 66 61
営益率 37 42 45 52 41 47
  0 790 965 344 594
税率   0 25 21 10 13
純益 1738 2283 2379 3568 3064 3894
前比     166 128 76 71
EPS 0.6 0.78 0.82 1.21 1.04 1.32
前比     165 124 73 69

(1)経費の伸びを売り上げや利益の伸びが上回っている。
(2)営業利益率が高い。・・・ワイドモートとして十分。
(3)営業利益率が下がっていない。安定している。・・・収益構造が安定
(感想)何しろ具体的なことは知らないので間違いがあればご指摘ください。想像の部分もあります。
(1)グーグルは不特定多数を相手にしているが、的を絞っている分(会員登録がある)メリットが多いか。①情報が特定されやすいので反社会的な行動がとりにくい。②会員制ですと言い逃れができる。③質の高い、単価の高いクライアントが獲得できる。・・・大企業が広告を出しやすい。(批判を受けにくいので)・・・大企業は長期間の広告を出す。・・・経費が増大しにくい。
(2)グーグルより支配力が弱いと見てもらえる。・・・独禁法にかかりにくい。
<投資指標は> 7月26日SBI証券
FB 168ドル予想PE33.9予想EPS5.41ドル(アフターマーケット、3.43%上昇)
 成長率の割にはPEは高くないです。割安度も0.77と割安水準です。(私の個人的な指標です。成長率は26%と控えめに計算しています。)
<チャートは>2012年5月上場です。

f:id:tingisuhan:20170727125030p:plain

 5年で6倍になっています。次は2年チャートです。

f:id:tingisuhan:20170727125159p:plain

 全体が下がるときには連れて下げて長期線に触れています。それ以外は安い時がありません。最近のチャートは

f:id:tingisuhan:20170727125336p:plain

 7月になってから10%強上昇しています。RSIが75と過熱感はあります。はっきり言っていつが買い時かはわかりません。最高値をどんどん更新していますから、一時的に下げることはあっても、順調な成長を四半期決算ごとに確認すれば、上昇は続くと思われます。

研究したばかりで買うのもはしたないですが、とりあえず少し買ってもいいかなと思っています。
以上です。皆さんのよい投資を!

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投資額が少ないことは、投資に不利か?投資リテラシーとの関係を探る。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 2017年7月26日(水)記

 投資リテラシーは高ければ高いほどいい。
 これは断言できます。たとえ二人の人が、たまたま同じ株を持っていたとしても、あるいは同じS&PETFに投資していたとしても意味は全然違います。どう違うかは、乱高下したときの行動に表れます。人から言われて、あるいは本で読んで、乗っかっている場合は、同じように、「株はもうダメ、これから下がり続ける」とかいう記事を目にすると、いてもたってもいられなくなります。しばらくは「長期投資だ」と言い聞かせて我慢していますが、限界がきて、「見切り千両」と下がりきったところで手放します。だから「いくら勉強しても買う株は一緒、パフォーマンスも一緒、苦労するだけ無駄」というのはあくまで、順風な時にそう見えるだけです。自分の能力以上の投資は、お金の損失だけでなく、精神的にも痛めつけます。たいてい、「もう金輪際株はやめだ。」と逃げてしまいます。くやしいので、「運が悪すぎた」「時期が悪かった」「しょせんばくちだ」と捨て台詞を吐くことになります。年寄に多いです。

 統計以上に日本は格差が大きい。
 投資のブログを見ていると、「投資額が少ないので十分な利益が得られない」という、主に若い方の意見を見ます。「年よりは、たくさんの投資資金を持っていて有利すぎる、自分たちの世代は恵まれていない」というのもあります。確かに、私はシニアですが、世代間の格差は異常です。また、同じ世代でも格差は大きいです。国際的には、また統計上は、日本は格差の少ない国となっていますが実態はかなり違うと思います。若い人の月給の何倍もの年金をもらっているシニアはたくさんいます。使い道がなくて、貯金が増えるばかりだそうです。大企業や公務員OBに多いです。一方、年金が10万に満たない人も多いです。それで借家なら生活はきついです。食事は2食という人も多いです。(それでいてタバコはやめない人が多いのは本当に不思議です。まずそちらだと思うのですが。)統計上は金融資産の多くを持っているとされているシニア層ですらこの状態ですから、若い方の層が不満に感じるのはよくわかります。そんな中で、節約して投資資金を捻出して、投資している方が多いのは立派です。

投資額は投資にどう影響する?
 株のブログでは、投資額を公表されている方も多いです。30代40代で数千万円の米国株資産を持っている方も多いです。感心します。投資の専門誌では、〇億円を稼いだカリスマ投資家というのも登場します。そういうのを目にすると、自分が10万20万の投資をしているのは、「パッとしない」気持ちを持たれるのはわかります。では投資額は果たして多ければいいのでしょうか?
(1)パフォーマンスには投資額は影響しない。
 米国株は、1株から売買できます。あの高いアマゾンでも1000ドルほどですから、10万少しあれば買えます。(日本株の場合は最低単位が数百万円が必要なものも多い。)
 アマゾンだけを買うのであれば一度に1株買うのも10株買うのも、利益率には影響しません。その面では、投資額は関係ありません。何度にも分けて買う方がパフォーマンスが上がることもありません。JPMのダイモンCEOのように最安値を一気にかっさらえばいいからです。銘柄を増やすことが、パフォーマンスを上げることにもなりません。一極集中に勝るものはないからです。私がNVDAを買うときに掲示板で見た20代の勇者は2千5百万円のNVDA一本勝負とありました。当時66ドルほどでしたから、今はさらに資産を増やされていることでしょう。だから質(利益率)を追求するなら、投資額の多寡は関係ないと言えます。
(2)利益は投資額に比例する。
 同じ投資をしたときのリターンは投資額に比例します。だから、50万円を100万円に増やした人なら、「あー、あの時500万あれば10倍儲かったな」ということは言えます。だから、そのように「腕のいい」人は投資資金を欲しがる気持ちは当然です。
(3)腕が良くなくても、だれでも儲かる時期はある。
 ここで気をつけなければいけないのは、そのパフォーマンスは「本当にその人の実力か」という疑問です。株式市場ではアベノミクス時のように誰でも儲かった時期もあります。そんな時に味を占めた投資家は、自分の持ち金いっぱいに投資するでしょう。いつの相場でも「逃げ遅れた人」「調子に乗った人」「自分の分をわきまえない人」がババを引くようになっています。プロはババを引きません。運ではない本当の能力が必要です。
(4)まず質を誇ればいい。
 ウォーレンバフェット氏が多くの投資家に尊敬されるのはその資金量ではありません。S&Pのインデックスをはるかに上回るパフォーマンスを長年にわたって上げ続けたからです。投資の世界で量だけで語る人はいないと思います。まず質、次に量の順でしょう。どんなに少額でも、自分がどのような考えで、何に投資して途中経過がどうなのか、というようなブログなら、私は毎日読み続けたいです。意気込みが伝わるからです。運よく何億儲けたというブログより、何万倍も価値があります。
 良くしたもので、そんな人が必死に投資資金を増やそうとすれば、いろんなところからお金がわいてくるのではないでしょうか。仕事にも身が入ります。
(5)投資額はその人のリテラシーを越してはいけない。
 私もシニアですが、退職金を全額投資して失敗するシニアがあとを絶ちません。リテラシーが全然ないのに、多額のお金だけが存在したからです。「今時、利子も安いしここはご主人思い切って投資ですよ。何しろ政府も勧めています」とか、銀行やら不動産やらに言われると、何しろ相手は営業のプロですから、「よしここは勝負だ」と簡単に大金をそれこそ投げてしまいます。毎月お金が入ってくる「毎月分配型投信」も中身は複雑なデリバティブが組み合わされていたりします。(そもそも米国株なのになぜレアル建てなのか、など意味が分からない商品も多い)投資用不動産も同様です。最近やっとリスクが認知されるようになりました。自分の運用能力以上のお金を持つことはプラスには働きません。
(6)運用できる以上のお金はあっても関係ない。
 これはシニアでなくても当てはまります。「ここに10億ある、好きに運用しろ」といわれたとします。(仮定に無理があるけど)「よーし、待ちに待ったチャンスだ。思い切ってやるぞ」という人の割合はどのくらいでしょう。この前、ネットで、「5億の宝くじが当たったらどうする?」というのがありましたが、「貯金する」とか「旅行にいく」とか地味でした。仕事もやめない人がほとんどでした。一番多額なので「家を建てる」というものでしたが、普通の場所だと5千万も要らないでしょう。
 投資の場合も、10億フルに投資できるのは余程の腕前か、あるいは度胸があるかではないでしょうか。ほとんどの人は、「とりあえず1億程投資して、あとは様子を見ながら・・・」という人が多いと予想します。つまりほとんどの人にとって、10億もの投資資金は「身の丈以上」なのです。
(7)若い方は投資額より経験値。
 20代、30代の方は、これからたくさん稼げます。だから、現在の投資でたとえ失敗しても、ダメージはほとんどありません。むしろ、失敗が経験につながれば成功とさえ言えます。十数年前に、株を勧める専門家が、「失敗しても大丈夫なようにお小遣いの範囲で投資しましょう」とか言ってました。私はずいぶん違和感を覚えたものです。「本気で聞いていたのに、この人にとっては単なる趣味か・・・」と失望したものです。私はその頃は、持ち金すべてを投資していたからです。命がけです。
 額の多寡より、その人の持っているお金のどのくらいの割合を投資しているかで「本気度」がわかります。もちろん100%が最強です。100%投資は学べます。全部なくしても(米国株では信用も売りもないので全部なくすことはありえないが)また稼げばいいのです。

まとめ
 投資リテラシーを高めることがとにかく大切だと信じている。自分はシニアで出遅れているが負けないように努力したい。若い方はリスクが取れるので、思い切った投資で、能力を高めるといいと思う。

以上です。みなさまのよい投資を!
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米IT企業と日本の将来、明るいのはどっち?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
  2017年7月25日(火)記
 米国株は高いです。というか高く感じます。先日から検証している、高成長株は連日高値更新しています。高成長株が高く感じるのは、その将来の成長性が株価に織り込まれているからです。でも、将来のことなどだれにもわかりません。例えば30%もの高い成長率が見込まれてそれが織り込まれていた場合、成長率が15%に減速するだけで失望感から売られます。成長率が15%と言えば普通の尺度で見ると十分高成長なのですが。成長率の見極めが難しいことが、自分にとって高成長株への投資をためらわせる大きな原因だと感じます。つまりギャンブル的な要素が入り込むわけです。そういうのが好きな人にはたまりませんが、「堅実派」を自認している人には「異質」と映ります。

 高成長株が「割高」と一概には言えない。一度垣根を取り払って検討の余地あり。
 低成長株も十分高いです。先日ー0.4%の減益の決算を発表したPMも売られませんでした。予想PEも24.5と高止まりしています。すべての株を「買いやすい値段になるまで、買わない 」という選択肢はあります。しかし全体が高いこの時期にあえて買っていこうとするなら、「高成長株」は嫌だとか、「IT」嫌いとかいって除外するのは、自然ではありません。まして現在の時価総額の上位を占めている銘柄群です。さらにアリババやサムスンやTSCMなどNYで取引可能なハイテクを加えると計算してませんが、日本の時価総額の何倍かになるでしょう。

自分なりに割高でないという納得が必要か?
 株価は人気投票の側面もありますから、実力以上の評価がなされている可能性もあります。また、「上がるから買う」という人たちもいるでしょう。何時のバブルの場合もそうですが、早く参入した人の中では、「何も考えずに突っ込んだ」人が成功します。だから今までは投資してきた人はすべて大きな果実を手にしました。そのような成功体験をした人は、「買いをしてこなかった人や、買いをためらっている人」はとてつもない「愚か者」と映るでしょう。「何を迷ってるの、高値なんか気にせずにとにかく買えばいいんだよ、とにかく上がるから」とじれったくて仕方がありません。
 しかし、いつのバブルでもババを引くのは、遅れて参入してのめりこむ人たちです。「出遅れた」という焦りが、冷静に見る目をなくします。
 現在のハイテクはどの位置にいるのでしょう?2000年初頭のITバブルとはちがうのでしょうか?ITバブルの時は、comがついている株はとにかく買われました。PEが100とかも珍しくなかったのです。現在予想PEが100を超えているのはAMZNだけです。昨年以来6倍強上昇したNVDAエヌビディアですら予想PEが54です。FBやGOOGLは30倍台です。ちゃんと利益を伴っているのでバブルとは程遠いことがわかります。食品などとは取り扱うジャンルが違いそのために多少PEが高いという風に感じます。割安を見る私なりの計算は先日上げましたが特にハイテクが割高という結果にはなりませんでした。私の買い候補だけ再掲します。

  wide  7月25日 予想PE 配当 伸び率 割安度  
1 BA 212.14 20.07 2.7 10 0.63  
2 100.37 34.42 0.67 20 0.6 sumi
3 GOOGL 993.84 32.76 0 20 0.61 sumi
4 FB 166 33.74 0 24 0.71  
AMZN 1038.95 150 0 50 0.33  
MA 129.27 30.08 0.69 12 0.42  
5 JNJ 135.31 22.26 2.46 5.2 0.34  
6 PM 118.89 24.46 3.47 -0.4 0.13 sumi
7 NEE 143.15 20.64 2.74 7 0.47  
8 UNH 190.89 20.59 1.57 20 1.05 sumi

(1)グーグルは第二四半期はー28%と減益だった。
(2)割安度=(成長率+配当)÷予想PE、高いほど割安。私の個人的判断です。

好決算発表を受けて株価も上昇中です。下はVビザです。
f:id:tingisuhan:20170725105436p:plain

 RSIは73.5と過熱感があります。高RSIで加熱している中を買った経験が近年ないので、(昔の中国株では、RSIが90以上は割とあった)買い方がわかりません。決算で優位性を確認したらすぐ買うべきなのか、待って過熱をやり過ごしてから買うのかの選択です。

ハイテク株の将来を判断するのは難しいが、日本の将来よりは優位だと思う。
 栄枯盛衰が激しいハイテク分野では、現在の勝ち組が10年先も勝ち組である保証はありません。別の見方をしてみました。「じゃあ、10年先の日本の将来はわかるの?」という疑問です。米ハイテク企業より明るいとは言えません。ならばより将来性のある所に投資するのはごく自然な発想です。上記のFB,GOOGL、V、AMZN、BAの5社に投資した場合(現在AMZNは予定なしですが)10年後のリターンがインデックスより大きく劣っているとは思えないです。ましてや、日本円のパフォーマンスに劣るとは到底思えません。

せっかくの機会だから、今までとは違うジャンルも開拓しておきたい。
 こんなに長期にわたって好調を維持するのはめったにないことです。大きな投資はなかなかできませんが、決算を見ながら保有株の買い増しや、新たな銘柄の開拓には適した時期だと考えます。

以上です。皆様のよい投資を!

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