ウエルスナビが投資の本命になる条件。
こんにちは、チンギスハンです。2017年9月12日(火)記
NYは大反発でしたね。ドル円も109円台と持ち直しました。
昨日、「ウエルスナビについて、書きました」シニアにとっては本命になり得る可能性を秘めています。もう少し付け加えます。
爆発的に普及しファーストオプションになる条件。
始まって間もないのでこれから拡充したり、改善されるのでしょう。希望を勝手に書いてみました。
1 リスクの刻みをさらにきめ細かく。最低10つは必要。
現在リスク1~5までの5段階です。私は現在65歳なので、アンケートに答えていくと、リスク1という判定になりました。そうすると、65歳以上のリタイア者は、すべてリスク1というカテゴリーになります。
65歳から90歳くらいまでを1つのくくりで収めるのはいかにも荒い印象です。発足から20か月の運用でも、リターンにかなりの差が出ています。再掲すると
リスク | 許容 | 度 | ||||
銘柄 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
米株 | WTI | 14.9 | 26.6 | 30.6 | 35 | 35 |
日欧株 | VEA | 5 | 9.8 | 21.5 | 26.6 | 31.8 |
新興国株 | VWO | 5 | 5 | 5 | 8.5 | 13.2 |
株式計% | 24.9 | 41.4 | 57.1 | 70.1 | 80 | |
米債権 | AGG | 35 | 35 | 29.1 | 14.9 | 5 |
物価連動債 | TIP | 30.3 | 13.6 | 0 | 0 | 0 |
金 | GLD | 5 | 5 | 8.8 | 10 | 10 |
米不動産 | IYR | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
ドル建て | 8gatu | 10 | 14 | 18 | 21 | 24 |
円建て | 8gatu | 6 | 10 | 13 | 16 | 19 |
リスク1刻みで4%もの差が出ています。投資経験者には看過できない大きさと考えます。
株式100%、0%があっていい。
実際に使うかどうかは別として、100%、0%の両極端な選択肢は投資家にはほしいところです。例としては
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | |
株式 | 0 | 10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 | 100 |
債権等 | 100 | 90 | 80 | 70 | 60 | 50 | 40 | 30 | 20 | 10 | 0 |
シニアは投資のすべてをウエルスナビで完結する割合が高い。
シニアの場合は、現金以外をすべてウエルスナビで運用するのはいい選択だと思います。刻みを小さくするのは、安心感を与えると思います。
それにコンピューターの運用なら、刻みが小さくなっても、手間は費用は変わらないと思いますし。
2 基本手数料は0.5%くらいが上限。
ウエルスナビでは、最低運用額が30万円で、手数料が1%となっています。3000万円を超える部分については0.5%です。
1%というのは小さいように見えて大きいです。3千万を預けると、年30万、10年で300万、20年で600万にもなります。
シニアが全額委任するとすると、大きな負担になります。100万まで1%それを越えると0.5%くらいが、上限だと思います。それだと、3千万預けて10年で150万ほどです。
シニアの多くが投資金額の全部を委託するようになれば、0.5%でも総額は増えるでしょう。
(2)何でも無料である必要はない。
投資をしていれば、コストが必要なことくらいは常識として理解しています。
海外投資なら、①為替コスト②取引コストが必要です。
これが無料なのはうれしいですが、基本料を安くするためには、例えば、リスクレベルの変更には、0.1%程度の手数料をその都度とるのは自然だと思います。自分で組み替えてもそのくらいのコストは発生するし、さらに手間もかかるからです。
投資というのはあくまで自己責任です。ですから、リスクレベルを変更するという、投資家の判断にコストがかかるのは当然です。そのために何もしない他の投資家の手数料が使われるのは、納得がいきません。
3 使い方で大きな利益も可能。
過去1年間のリターンも載っています。%、手数料込。
リスク | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
ドル建て | 12tuki | 2.9 | 5.4 | 7.8 | 9.9 | 11.7 |
円建て | 12tuki | 10.4 | 13.1 | 15.6 | 17.9 | 19.9 |
現在の区分けでも年間10%ほどの差が生まれています。株式市場が上昇するときにリスクを高め、下降局面ではリスクを下げることで利益を最大化できます。さらに多くの刻みができればさらにチャンスが広がります。
今までこのような高度な運用は機関投資家や一部のハイレベルの投資家だけのものでした。しかし、ロボアドで、一般の投資家でも簡単にできるようになります。
現在のような状況にはピッタリか。
株式市場は、現在バブルや株高が指摘されています。一方で、まだ1、2年は上昇も見込まれます。新規投資のタイミングが難しいです。現在のような時期にはロボアドは合っているのかもしれません。リスクレベルを下げるのが、精神的に、物理的に容易だからです。
まとめ
今後の手数料の引き下げや、改善が期待されます。待つか、まず始めるかですが、いろんな改善はなされるでしょうから、まずは使ってみるのがいいかなと感じています。
しかし、現時点で、全部委託するのは時期尚早と感じます。よりよい他社も登場するかもしれないし。
以上です。みなさまのよい投資を!
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