米ドルと米国企業のどちらが実体があるんだろう。
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年7月4日(火)記
米国株の高値が続いています。できれば安値で買いたいのでそのう意味ではやりにくいです。ところで「米国株はすでに高すぎる」とかいう記事があります。ちょっと理屈っぽいですが、「何に対してかな?」と考えました。「それはもちろん米ドルに対してだろう」という答えが多いと思います。「じゃあ米ドルは、すべての基準にするほど立派な通貨なの?」と考えました。暇なこともあり、「仮想通貨」「暗号通貨」に関する本を読みました。自分には縁がないと思っていたのですが、発見も多かったです。情報弱者の自分だからかもしれません。詳しい方がご覧になれば、「レベル低っ」と思われるでしょう。飛ばしながらお読みください。
私の勘違い。誤解。発見。
1「ブロックチェーン」とか「フィンテック」というのは夢の技術だと思っていたこと。→実際。まだ発展途上であること。問題もいろいろあること。
(1)維持するのに膨大な電力を必要とすること。
このエコの時代にどうかと思います。有名なビットコインをはじめとして、100くらいあるそうですから、そして今でも増えていますから、合計するとどれだけの電力が必要なんでしょう。もっとエコに維持できると思っていました。
(2)将来の変更をどうするかが決まっていないものも多いこと。
運営主体が不特定多数であるものなどどうも理解できません。
(3)そもそも通貨と言えるのかどうかわからないものも多いこと。
(4)内部の運営を巡っての意見の衝突や分裂もあること。
意見の対立などない、一直線の技術だと思っていた。
(5)ビットコインなど、初期のものは、処理能力などに問題が出てきていること。
光の速度で処理されると思っていました。処理に数十分かかるそうです。ブロックチェーンというのは、中に果てしなく詰め込めるものと思っていました。限界が、それもかなり小さい限界があるようです。
仮想通貨時価総額ランキング 今年はバブル高騰中。
今年に入ってすごく膨張したそうです。今年の初めが全体で2兆円、現在が10兆円です。半年で5倍になっています。ビットコイン以外の通貨が軒並み、30倍、50倍、80倍となっています。現在バブルだそうです。米国株が「バブルの入り口」と言われていますので興味がわきました。でもバブルのレベルが違いますね!
ちなみに通貨ごとの時価総額と価格は(米ドル)
6/30 時価総額 1コイン当たり価格ドル
1位 ビットコイン 416億ドル 2536ドル
2位 イーサリアム 286億ドル 307.85ドル
3位 リップル 102億ドル 0.26ドル
4位 ライトコイン 21億ドル 41ドル
5位 イーサリアムクラシック 17億ドル 19.16ドル
6位 NEM 14億ドル 0.16ドル
米国株の金融に関係もあるかもと思いました。これまた聞きかじりの稚拙な知識ですが
(1)イーサリアム
ブロックチェーンを使ったプラットフォーム。通貨はETH(イーサ)世界の名だたる大企業が参加して、プレミアム・イーサリアム・アライアンスをつくって応用を企てています。中核運営企業は、JPM、MSFTのAzure。参加企業は、日本ではトヨタ、三菱UFJ銀行、米国ではメロン銀行、IBM・・・綺羅星です。
三菱UFJはリップルにも参加しています。IBMは自前もあります。「とにかくどうなるかわからないから、参加だけしとけ」みたいな感じでしょうか。次の世界標準の一番手の印象を受けました。ただし、それは技術なので、そこで媒介的に使われる暗号通貨が価値を持つというのが私には理解できません。しかし、後ろ盾のない、ビットコインを抜いて来年中にもシェア首位になる予定だそうです。
(2)リップル(通貨はXRP)グーグル出資。
日本ではUFJやらSBIやらみずほやらGMOやらいろいろ大所が入っています。イーサリアムと似た感じなんでしょうか。どちらが主導権をとるのかはわかりません。
(3)イーサリアムクラシック
昨年7月イーサリアムを利用したDAOというところのバグが狙われて、イーサが不正に大量流出して(50億円くらい)その後処理をめぐり、運営側はその不正取引をなかったことにしました。(ハードフォーク)私はまことにまっとうな処置だと思うのですが、ネットの世界は違うんですね。権力を嫌い自由を標榜する人たちが、元のブロックチェーンのまま運営しようということで新しく立ち上げたそうです。何もいじっていない方が、「新しく」、しかも「枝分かれ」というのも妙ですが、いまは共存しているようです。
私の疑問。
ビットコインはともかく、イーサリアムとかリップルとかは単なる金融上の技術だし、その便宜上の通貨に価値がどうして生じるのかわからない。
と考えて、ふと、そういえば、今のドルでも円でも、そんなことを言えば、「どうして価値があるかわからない通貨」だなと思いなおしました。特にリーマン以降はじゃぶじゃぶ紙幣を垂れ流ししましたから。
そういう意味では、企業を基にした、株式の方が実体を持っていて通貨の方が価値が変動するあいまいなものだなと感じたのです。ドルや円の限界がわかると、株式投資も新たな視点で見れるかもしれないと思いました。
今日は株と直接関係のない話題でした。
皆様のよい投資を!
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