チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

米国株の実践は投資リテラシーを高めるのに最適だ。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年6月22日(木)記
 昨日は、原油下落も続き、ねらいのシェルは53.8ドルとあと少しで53ドルを切ります。さて今週割るでしょうか?
 昨夜は下げましたが、米国株は高原状態が続くのか、それとも下げに転じようとしているのか、どちらにもとれるような動きです。欲なもので、その値段で買おうと思ってはいても下落すると、「もう少し下げるんじゃないか」と思ってしまったりします。(VZのことです)誠に投資家というのは強欲な生き物です。
 こういう、難しい局面こそ、投資家の「肝のすわり方」が試されるのでしょう。私はまだまだ修行が足りません。今夜の市場の動きを注目したいです。今日は本筋から外れますが、気が付いたことをエッセイ形式で書きます。

 「会社で株を買うとなるともめるだろう。」投資の難しさについて。
 話は変わりますが、私たちは、どれがいいかと、あれこれ考えながら、でも結局は決断して株を買っています。個人だから決断できることだと改めて思います。もし会社で買うとなると、「もめるのが必至」だからです。
 社長なり、CEOが決めるとなると、「鶴の一声」で決まりそうですが、その分その社長以外だれも納得しないように思います。買うと決めた株が何であれ、反論は山ほどあるからです。「もっと伸びる会社買えばいいのに」「もっと地道に行くべきだろう」「今は買うタイミングじゃないだろう」「広くETFにすべきだろう」「何だ、結局リスクとるのが怖いんだなビビりめ」・・・と批判は尽きません。これは、だれが決めても同じことのように思えます。
 逆に、「お前が責任を持って決めろ」とか言われても大いに困ります。どう転んでも批判は受けそうだからです。うまくいけば「運が良かった」で済まされそうですし、損失を与えれば、「見通しが甘すぎだ」と言われそうです。結局、米国市場なら、S&P500とかになりそうですが、「本当にまじめに選んだのか?そんなんだったら、わざわざ特別チームをつくらなくても選べるわ」と言われそうです。S&Pも優れた選択だと思いますが、それはちゃんと研究した人がわかることで、わからない人には、「業務を放棄して安全に逃げた選択」と受け取られるかもしれません。

 会社の通常の業務ではここまでのことはないでしょうから、投資というのは、「どうとでもとれる」やっかいなものということができます。株式投資に限っても、日本株と米国株では、全く別物と言える気がします。(バシバシ投資先を決める孫さんは大したものです。)

 さらに投資全般に枠を広げると、もうとらえどころがありません。いわゆる「投資詐欺」が良く起こるのもうなづけます。「その投資は全くの無理筋だ」というのもあるでしょうが、ほとんどは、グレーです。「5年先は絶対円安だ」と言われても否定はできません。次に投げるコインが絶対に表が出ないという保証はありません。

 投資アパート問題はいつ表面化するだろう?
 「週刊ダイヤモンド」に投資アパートの記事がありました。日銀の低金利も追い風になり、日本列島は「貸しアパート」で埋め尽くされようとしているようです。中でも、「大東建託」と「ダイワハウス」がすごい勢いのようです。何年かして、「空き室」がどっと出て、ローンが払えなくなる大家さんが出ると予測がありました。「大家さん」という心地のよい響きと、「子供に相続税の負担をかけたくない」という親心が重なり、さらに日銀の低金利はまるで「国策」として後押ししてくれているような、心強さを感じるかもしれません。そこで出される、試算表の数字を読み取れる人は、不動産業者か、会計士、税理士くらいだと推察します。私は無理です。
 それらの「投資用不動産」は不良債権と化す可能性は大ですが、そのことを証明はできません。誰しも将来のことは予測できないからです。その人の見立てでは「危ないよ」というのが限度ですから、表立って反論すると訴えられて負けます。不良債権の山(25兆円)を抱えた地銀の問題は2011年ごろから出ると思われます。

 「世の中にうまい話はない」は実践しないと理解しづらい。
 NHKでは詐欺のたびに、「うまい話はない」ということを肝に銘じて気をつけてほしいといいます。しかしわたしはこれは無理だと思うのです。ろくに投資をしたことがない人が、「この物件は、年7%で回ります」とか言われても、それがうまい話かどうかを区別するリテラシーがないからです。株式でも、投資したことのない人は、「儲かる株教えてください」と必ず言います。それしか語彙を知らないからです。
 例えば日本では、年5%の利益を上げるのがどれだけ大変かは、実際に実践してみる以外には理解しずらいです。「私に預けてくれれば年20%で回してあげる」という話がどれだけ、「突拍子もない」「現実離れした」「実現性が乏しい=サギ」かということは、わかっている人には「ばからしいくらいの常識」ですが、わからない人にはわからないのです。ちょうど私が、音符に#が3つもつくとどれがどうだかわからなくなるのと同じです。

たとえ損得がなくても「リテラシーの積み重ね」で大きな利益を得ている。
 私たちは、投資を、コツコツと続けていますが、思うように利益が上がらないこともあります。しかし、そんな時でも大いに役立っています。例えば米国株を実践している人が、いわゆる「投資詐欺」にかかる確率は0%でしょう。仕組みがわかっているからです。アマゾンのような会社は成長率も高いが、PEも高い=株価が高い、という常識が全員に認識されています。これらは実践してみないとなかなか身につかない能力です。

今日は、まとまりのない内容でした。ここまでお読みくださりありがとうございました。それでは皆様のよい投資を!

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