下落に強い高配当株をこれから始める時の注意点は?
最近株価が乱高下します。今年参入された方、これから参入しようとしている方にはやりにくい展開です。そんな中で下落に強いとされ最近人気が高い高配当ディフェンシブ銘柄へこれから参入するとしたら何がポイントか検討しました。
銘柄選びがとにかく重要。
規制で大幅下落のタバコ株や原油価格に大きく左右される石油株を除いて有力候補を挙げると(SBI証券、VOOはS&PインデックスETF)
12,7 | 株価 | 今年安 | 増減% | 予想PER | 配当% |
VOO | 253 | 232 | 9.1 | 16.8 | 2 |
VZ | 58.1 | 46.1 | 26.0 | 13.3 | 4.2 |
NEE | 182.7 | 145.1 | 25.9 | 14.8 | 2.4 |
PG | 93.6 | 70.7 | 32.3 | 21.1 | 3.1 |
JNJ | 145.9 | 118.6 | 23.0 | 22.8 | 2.5 |
MCD | 185.5 | 146.8 | 26.3 | 24.2 | 2.5 |
KO | 49.38 | 41.45 | 19.1 | 27.1 | 3.2 |
※NEEはネクストラ電力。PERはおおむねS&Pより高め。S&Pとの比較では青がS&P。PERが低い順に4社を選ぶと下記のようです。
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どの銘柄も10月以降の全体の下げに対して逆の動きをしています。今大きく買われていることがわかります。→S&Pと逆の動きをするところが魅力の一つ。
長期的には安いとは言えない。
鉄板の一つJNJです。現在はここ2年間では高値圏にあります。長期的に保有するとすれば今が有利な仕入れ時とは言えません。他の銘柄も同じく高値圏です。人気化しているからです。
旬の人気銘柄として買うことになる。
これらの銘柄は今後堅調な展開が予想されますが、安値圏で割安に買うわけではないのであらゆる事態への対応が必要です。
下げたときにどうするか?
下げても売らずに保有するという手があります。そうするとさらに下げたときに「買い増し」して買い単価を下げるのかそれとも見送るのかの問題があります。買い増すとリスクは増します。
5~10%の損切りラインを設けてカットする方法があります。こちらの方が一般的でおススメです。なぜなら相場環境が悪い時に「含み損」を抱えると動きが取れなくなるからです。いくらディフェンシブ銘柄でも下がる時には下がります。
上げたときにどうするか?
売らないというのが前提ならその後下げて含み益が飛ぶのを受け入れなければなりません。「あーあ、あの時売っとくべきだったのにな」なんて思ってはいけないですね。とりあえずの高値をつけたり、ピークアウトすれば売るという方針ならやはり自分なりのルールが必要です。上昇している株を売るほど難しいことはありませんからね。「いい気分に浸っている」と売り時を逃してしまいます。何しろ今度のデフェンシブ買いは機関投資家がこぞって参加しているでしょうから。彼らの逃げ足の速さは今回のハイテクの下落を見ればわかります。
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有名投資家、ブロガーのモノマネは厳禁!今までの積み重ねが違う!
高配当投資家はアマにも多くいらっしゃいます。彼らはブログでその素晴らしい成果を発表されており大きな影響力を持っています。高値でも売らずに株を積み上げ配当を積み上げるスタイルが主流です。「よーし、オレも」と思ってしまいますが「ちょっと待った!」です。彼らはこれから株価が下落してもあわてて売る必要はないし、高値でも売らないでしょう。過去も買ってきたしこれからも買うでしょう。そのスタイルは確立しています。上記の売り時買い時の判断は不要です。仕入れ値も安いでしょう。少々の下げにはびくともしません。またそれぞれの銘柄に対して非常に高い知識をお持ちのことはブログをみても明らかです。という具合に立場や違うことが多すぎるので真似するのは危険だと思います。
結論
1 株価が下落気味の時にも高配当株は堅調なことも多い。→金利打ち止め、利下げ局面では上昇しやすい。
2 長期投資としては現在の高値圏は「買い時」「有利」とは言えない。
3 旬の人気株として買う場合は今後の下げた時、上げた時の対応ができていなければ入るべきではない。
4 長年やっておられる有名ブロガーとは立場や含み益が違いすぎるので「マネする」のは危険が大きい。
では自分は?
インデックス優先ですが高配当株もチャートなどみて有利と判断すれば買います。売り時がくれば売る前提です。6~8%のロスカットもします。買い候補は上記銘柄です。以上です。それではみなさまのよい投資を!
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