チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

FRB来年6月金利打ち止めなら株式はどうなる?

こんにちはチンギスハンです。

さて、ここにきて金利上げ打ち止め観測が増えてきました。来年6月の1回で金利上げは終了というものです。モルガンスタンレーの人が言ってました。そうすると金利はこの12月があるとして2.75%で止まることになります。そうなるとどういう影響があるかシュミレーションしてみました。

1 リセッションの原因をおさらいすると

(1)FRBの利上げ、引き締めすぎ。

(2)EPS伸び悩み。

(3)貿易戦争。

(4)減税効果の賞味期限切れ。

この中で一番大きかったのは(1)の利上げです。これが打ち止めになると。FF金利が2.75%で上限になります。

(1)長短金利の逆転が無くなる。→懸念の一つが消える。

(2)ドル高が修正に向かう。→米企業の収益圧迫要因が一つ消える。新興国が息を吹き返す。円高は日本企業には重し。

(3)債権価格が下げ止まり上昇に向かう。

(4)高配当株が上昇する。ハイテクは再上昇。S&Pは緩やかに上昇か?

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プラス要因が多いですね。

EPS予想は対前年度比は今期でS&P500社で+23% これが2019年が+4.3%でしたが(ブルームバーグ)利上げ中止なら来年は上方修正でしょう。

貿易戦争と減税効果の終わりは仕方ないですね。

まとめと対策

1 利上げが19年6月で打ち止めになるとプラスのインパクトは大きい。全株が恩恵を受けるが、中でも金利上昇で売られ最近上昇のデフェンシブ高配当銘柄はさらなる上昇が期待できる。→買い増しを検討する。候補はJNJ、PFE、NEE電力、MCD、KOなど。→最有力はNEE電力。インフレ分は価格に転嫁できるので不景気に強い。リスクは原発事故。あとVOO(S&Pインデックス)はいつも最有力。

2 ドル高が修正されそうだ。→米国、新興国ともプラス要因。日本は円高要因でマイナス→ドル円は下落が予想される。今年の114円台がピークか?(個人の見解です)→予定通り残りのドルを114円付近で円転する。レパトリ減税の今年分が終了し来年は徐々にドル安に進むと見ている。105円前後?

3 今回の下げでかなりの調整を達成した。→相場の寿命は延びた。

主要国の予想PERは(エコノミストより) 

2018 11,28    
予想PER 予想PER
日経 15.5 13.4
S&P500  16.7 上海 10.9
ダウ 15.9 香港 11
Nasdaq 21.2 韓国 8.8
カナダ 14.3 台湾 12.8
12.4 インド 20.2
12.4 ロシア 5.5

割高が心配されていた株価水準もかなり割高感が解消されました。標準とされる15を割っている国も多いです。韓国はかなり悲観的に見られてますね。貿易戦争の中国以下とは。インドは高いです。

結論 来年後半からの減速予想は依然としてあるものの割高感の解消や「引き締めすぎ」懸念は後退しました。落ち着けばデフェンシブ銘柄、VOOの買い増しを検討します。(S&Pは依然として200日線の下にありVIXも19とまだ危機を脱したとは言えないです。それでは皆さまのよい投資を!

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