株価下落時に使える個人投資家2つの特権。1つは日本人限定。
株式投資家のみなさんこんにちはチンギスハンです。
世界で元気だった米国の株式市場も長期平均線を抜け出せず調整が続いています。
長短移動平均線でデッドクロスも発生しています。日経平均はこちら。
また先日OECDがGDPの下方修正を発表しました。
11,21 | 2018 | 修正幅 | 2019 | 修正幅 | 2020 |
世界 | 3.7 | 0 | 3.5 | -0.2 | 3.5 |
米国 | 2.9 | 0 | 2.7 | 0 | 2.1 |
ユーロ圏 | 1.9 | -0.1 | 1.8 | -0.1 | 1.6 |
日本 | 0.9 | -0.3 | 1 | -0.2 | 0.7 |
中国 | 6.6 | -0.1 | 6.3 | -0.1 | 6 |
修正の幅は小さいものの下方修正です。2019年は日本を除いて2018年より減速予想です。米国については「減税の効果がなくなる」という理由がありました。じゃあ2020年については?と言いたくなります。ざっくりいって景気後退を想定しているのでしょう。日本もー0.2%の引き下げがありました。来年の消費増税などを考えると達成は難しいように思えますが。また、中国は例のごとく数値自体が・・・。2020年の世界で3.5%というのは見通しというより「希望」という気がしますね。とにかくさらなる下方修正もあり得るでしょう。
将来を悲観している株式投資家も多い
「これからの投資をどうしよう」と悩んでいる方も多いと思います。不透明なことが多すぎますからね。しかし個人投資家ならではのそして日本人としての特権があると思うのです。
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1 投資しない自由。
市場から離れる、追加投資をしない・・・いくつかのパターンはあると思いますが。基本的にフル投資を強いられる機関投資家と違って「素人」である私たちには投資の義務はありません。「わからないもの」「はっきりしないもの」「はっきり有利が確認できないもの」にわざわざお金をつぎ込むこともありません。「市場から一旦離れて高みの見物」と時期を待つことができます。「待つのも相場」という格言もあります。
2 日本人だけの特権。
日本人以外の場合は①高配当株への転換②債券への転換③キャッシュで持つ。の3通りの対策があります。①②ともに投資商品で変動があります。③の場合、ドルは強いですがインフレによる減価はあります。(MMFなどでその分の金利はあるが)
日本円は不況時に上がる性質がある。
不況時にはドルは他の通貨に対して強くなります。しかし日本円はそのドルに対しても強い性質があります。これはリーマン時を初め株価下落時、リスクオフ時には例外なく起こったことです。理由は省略です。従って日本人である我々は上記の①②に加えて「日本円で持つ」手段が使えます。他国の人でも日本円を買えば同じことですがハードルは高いです。
日本円、債券、高配当株のどれが有利かはケースバイケース
従って私たちは、有利と判断したときだけ「高配当株」「債券」を選択することができます。理論的にどれが有利かはその時の状況によるでしょう。下落が浅ければ高配当株、深ければ日本円と感じます。基本的には日本円の保有がある日本人としては、放っておいてもそれなりのリスクオフ対策ができるのは大きなアドバンテージと思います。精神的にも楽ですからね。
今日の結論
2つの特権を持つ私たち日本人投資家は市場の調子が良くないときは「市場から離れてじっくり待つ」戦略も有力。余裕を持って有利なものがあれば投資する姿勢で十分と考えます。
以上です。みなさんのよい投資を!
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