急反発も今後も波乱は続くと思う理由。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
急落の後の急騰でとりあえずは「連続の急落」が避けられたことはよかったと思います。
しかし、大幅下落分をそっくり戻したわけではありません。
S&Pでいえば前日の△3.09%→昨日1.86% でまだ1.23%の差があります。
また、依然として200日線のかなり下方にあります。
VIX指数も24.22と依然として高水準です。
波乱が収まったとはとても言えません。
そして、今回の下落が収束しても今後も波乱はたびたび起きることが予想されます。
<昨日の記事で景気後退の時期ではないと書きましたが>
今回の下落が景気後退に起因するものではないです。
実体経済は依然として好調だからです。
JPMによると3年以内にリセッション入りする可能性は80%もある。
JPMの研究チームによるとリセッションの可能性は
1年以内 28% 2年以内 60%、3年以内では80%に達します。
株式市場は半年から1年、景気に先行するので、この数字は0.5年~1年前倒ししてみる必要があります。
先安観があると「無理に株式市場にいる必要はない」と考える人が増えてきます。
1年ほどなら、債券で運用してもそんなにパフォーマンスは変わらないだろうから。
現に、10月の下落で今年の1月からの上昇を吹き飛ばしてしまっています。
MMFと変わらない結果です。
<企業へのハードルが上がっている>
決算で、少しでも不満があると大きく売られます。
いつものことではあるでしょうが、要求のハードルが上がっているのですべて満たすのは簡単ではありません。
AMZNは昨日の引け後に決算を発表しています。
売上高 565.76十億ドル(昨年比29%増)
純利益 28.83十億ドル(昨年比1130%増)
EPS5.75ドル 予想3.08ドルでした。
EPSは予想を86%も上回りました。
しかし、売上が予想を1%弱下回ったことで失望され時間外で7.6%下落しています。
今後煮詰まってくると、決算ミスは増えてくるでしょう。
今まで以上に業績に敏感になることが予想されます。
※ リセッションが来るかどうかはわからないことです。また、長期計画で積み立てをされている方などには影響はないでしょう。
あくまで、来るかもしれないという前提で書いています。
「自分はディフェンシブ銘柄だから関係ない」とかのご意見も頂戴します。
投資法はそれぞれなのでそのまま続けられればいいのではないでしょうか。
すべての投資法について言及しているわけではないです。
2019年の下半期ぐらいからは不安定さが増す。
現在利上げ中のFRBですが、政策決定は「経済指標」を用います。
指標が出るのは後なので、実体経済よりも少しずつ後ろにずれます。
だから、実体経済が予想以上に悪化しても、気づかずに引き締めを継続するケースが出てきます。
来年の後半あたりから、その可能性が高くなるのでは?と見ています。
具体的にはどうすればいいのかは別記事にしたいと思います。
それではみなさんのよい投資を!
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