チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

リセッションではないけど容易に動けないと思う理由。

米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。

 

ビックリの大幅な下げでしたね。

 

ここ2年はなかった大きさなので、いろいろ整理してみました。

 

結論としては「リセッション入り」での株価下落ではないので、心配はいらないと思います。しかし、すぐに買うにはいろいろ問題も多いかと。

 

(初めにおことわり)この記事は現在書いたので、事前にすべて予測していたわけではありません。整理のために書いています。

 

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<現状確認>

数値的には

S&P2656.10 △3.09

Dow 24583.42 △2.41

NASDAQ  7108.40 △4.43ドル

VIX 25.23 と高いです。

今日の日経平均は21268円△3.9%

ドル円 112.28円

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抵抗線となっていた200日線からあっさり下に抜けました。

行く先不明になりましたね。

 

5年で見てみると。

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週足です。

トランプ以降はありませんが、それ以前には2度あります。

 

①2015年の8月のチャイナショック

中国が公定歩合を引き下げたことで、「中国経済の減速が意識された」

 

②2016年の1月のサウジショック サウジが赤字に転落し、保有の資産を売ったので世界的に株価が下落した。

 

2 考えられる理由  

 

2-1 大きく値上がりしすぎていた。

 

トランプ以降の値上がりは特に大きく、投資家は大きな含み益を抱えていた。

 

将来の減速を考えてここらへんで一旦利確したいと思う投資家は多かったでしょう。

 

そういう時期に来ていたと見ることができます。

 

2-2 過去の2回の大きな下落と重なったこと。

 

従来からの不安材料は

(1)米中の貿易戦争

(2)長期金利の上昇。FRBの引き締めすぎ

でした。

これに先週から加わったのが

(3)中国の減速。(これは先日記事にしました)

(4)サウジの記者殺害問題。

です。

 

(3)の中国減速は、トランプがいろいろ締め上げているので、「身から出た錆」「返り血を浴びた」ともいえます。仕掛けたのはトランプの米国です。

 

とはいえ、トランプにも、その後の展開と対策は無いのかもしれません。

 

(4)サウジ問題。

 

トランプがサウジに制裁は考えにくいです。

 

しかし、サウジや、アラブのお金持ちが、米国の資産をこの際処分することは大いにあり得ます。

 

2016年1月を振り返ると

①サウジの処分する株の何倍もの株が売られた。

 

注文を受けた、投資銀行が先回りして売ったこと。空売りも絡めて。

 

その情報を聞いた、ヘッジファンドも売ったこと。

 

結局、サウジの処分額の何十倍の株が売られました。

 

きっかけにすぎなかったのです。

 

今回も、火種は小さくても、「連想ゲーム」でやっている可能性はあります。

 

2016年の時は、からくりを熟知しているJPMのダイモンCEOは底値で自社株を買ったことも有名です。

 

2-4 中間選挙は共和党が負けそうなこと。

 

現有議席が多い上院は守るでしょうが、下院はかなり負けそうです。

 

トランプはキリスト教福音派などの、保守派寄りの政策を次々に打ち出していますが、「裏目に出て」大負けの可能性はあると見ます。

 

トランスジェンダーへのいじめなどは明らかにやりすぎでしょう。

 

2-5 不確定要素が出そろったこと。

 

3 本格的なリセッション入りではない

 

3-1 本体の経済は好調です。

 

3-2 金利を引き上げている途中です。

 

過去の不況は引き締めが原因

 

経済が弱体化し始めているにも関わらず、中央銀行が引き締めを行い、結果不況を招くケースが一番多いそうです。

 

引き締めの最終段階のあたりで起こります。

 

2020年まであと5回を予定しています。

 

最終段階とは言えません。

 

したがって、今回がこのケースで、リセッション入りとは考えにくいです。

 

4 対策・・・うっかり動けない

 

本格的なリセッション入りとは思っていません。

 

実体経済が悪いわけではないからです。

 

中国減速とかサウジとか中間選挙負けそう、とか複数加わってきました。

 

今回の下落は、①業績〇 ②需給× ③投資家心理・・・だんだん悪化

 

という心理的、需給的な面が大きいと思います。で

 

それに現時点では情報が出てきてませんけど、ヘッジファンドや投資銀行を中心に、うまく下落で儲けた集団もいると思います。

 

4-1 売る必要はない

 

4-2 買うのは難しいと思う。

 

不確定な時が一番疑心暗鬼になり下落しやすいと言われています。

 

とすると、11月6日の中間選挙が終われば、結果がどうあれ不確定要素は1つ減ります。

 

だから終わってしまえば、負けたら負けたで、むしろ上げる可能性が高いのでは?とも思ってます。

 

だから買い戻し、買い増しは中間選挙を通過してからでもいいかなと思ってます。

 

以上です。

 

大きな下落で不安に思っていらっしゃる方の何かの参考になれば幸いです。

 

それではみなさんのよい投資を!今晩に注目ですね。

 

追伸 株の下落の割に、ドル円は下がっていません。

 

「キャリートレード」が巻きなおされたり、ドルから資金が逃げているわけではないですね。あくまでドルの中での動きということで、債券は買われていますね。

 

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