機関投資家がフル投資の理由、素人の場合の条件。
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年6月3日(日)
先週は順調に上げて終わりましたね。
自分は投資リセット中、勉強中です。
株式市場で大きな割合の機関投資家の立場に立って考える2回目です。
もっとも、常識的な内容です。もうすでに承知の方も多いでしょう。
私が機関投資家の考えを意識していなかっただけでしょう。
したがってご不要な方はどうぞパスしてください。
機関投資家はフル投資を強いられる。
株式市場、債券市場のメインプレイヤーは機関投資家です。
当然ながら彼らの、立ち位置、行動、方法は大きな影響を市場に与えます。
私たちも市場に参加しています。
そして、自分たちの考えでは理解しがたい現実に時々直面します。
決算発表で、ケチョンケチョンに売られること。
将来的には問題ない優良企業が売られること。
etc・・・
私たち素人も知らず知らずのうちに振り回されているのかもしれません。
ポイント1 機関投資家の目的・・・資産を増やすこと。
この意味では、素人と何ら変わりはありません。
大きな違いと言えば、素人はしばらくは、横ばい、あるいは下落しても、その後報われれば大丈夫なことです。
プロのファンドマネージャーには、数年後はありません。当面のマイナスも許されません。どうしても目先重視になるのはやむをえないといえます。
ポイント2 チャンスがあればお金を増やすのが役目。→フル投資になる。
プロから見ればチャンスは常にあります。
市場にチャンスがないと嘆くファンドマネージャーがいれば、「自分から能力がない」ことを宣言するようなものです。
必然的に任されたお金は、100%に近い額を市場に置くことになります。
ポイント3 インデックスを上回る成績が求められる。
インデックスと同じなら、インデックスに投資する方がはるかにコスト的に安くつきます。
インデックスETFを利用することはあっても、その成績が目標ではないでしょう。
ポイント4 業績良好な将来有望な会社が本来の実力以上に買われやすい。
PERが標準的で収益が安定していても、当面下落する株には手が出せません。
したがって順調に伸びている銘柄に投資が向かいやすくなり、株価が上昇し、さらに投資を引き付ける、循環ができます。
ポイント5 高値では売りも出やすい。下落も急。
素人とは税制も違いますから「含み益」をことさら大事にする必要はありません。
当面の天井と思えば、サッサと利確して利益を積み上げるでしょう。
高値が高値を呼ばないことは、バブルになりにくい安心感はあります。
また業績が怪しくなったり、強力な競合相手が出たり、全体が売られる時には、売り競争になります。空売りまでするかも知れません。
素人投資家のフル投資は可能か?
プロにとって最適解なら素人にとっても最適解であるはずです。
現に、このブログサイトでもフル投資またはフルに近い投資をされて実績を上げておられる方も多いです。
私にはとうてい無理だと思いますがあえて条件を挙げてみると。
フル投資が可能な素人投資家の条件。
1 フル投資に耐えられる精神力がある。
2 不利になった時にさっと逃げられる行動力がある。
3 損切りが着実に実行できる。
4 投資企業の変調がわかる情報力と分析力がある。
5 投資に適切な企業が選択できる。
6 さらに適切な企業が現れたとき速やかに乗り換えられる。
7 出口戦略がしっかりしている。
8 買い時、売り時が判断できる。
結論
フル投資でなくても、自分の決めた基準の範囲で、しかし枠いっぱいの投資を実践するのはとても力がつくように感じます。目指したいものです。
以上です。
それではみなさんのよい投資を!
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