自分たちファーストの行き着く先
米国株投資家のみなさん、こんばんは
2018年4月7日(土)記
昨日の金曜日は穏やかなに終わってほしいと願っていたのですがダウでー572ドル(-2.345%)と大幅安でした。
トランプ政権の自国というより自分たちファーストの強硬姿勢が原因でしょう。
投資家もですが、だれもがもはや彼らの行きつく先が予想できなくなっています。
確かに米国の貿易赤字は巨額で、それ自体は健全ではなかったのですが、しかし、そのことによって世界経済が円滑に動いていた面はあります。
中国、日本、韓国、EU、それぞれが対米貿易黒字によって、いい気分で、自国の経済を拡大できたからです。
それぞれの国が、自分の得意な分野で「世界の最適地」を目指して頑張るモチベーションにもなっていました。
トランプの赤字見直しは、これまでの常識、経緯を振り出しに戻すかもしれません。
つまり「ブロック経済の再現」という側面です。
その昔、うちもそうでしたが、農産物を買うという習慣のない日本の農家は、食べる野菜のすべてを栽培していました。
種子代だけでもかなりになります。種の半分以上は捨てるのですが。
非効率の極みです。「お金はかからない」という面だけがとりえです。
米国が、輸入減を狙って多くを自国生産に替えると、その轍を踏むことになります。
だれもメリットがないように見えますが、トランプとその一味にはあるのです。
それは「約束は守った」「筋は通した」というコトです。
何か任侠じみますが、一部の層には受けがいいです。
そうです、トランプの支持層にはそんな「任侠道」「理屈じゃあねえんだ、心意気よ」という人たちが多いのでしょう。
結論
●私たちには不毛に見える争いも、主張も、トランプにはちゃんと理由と成算がある。
●彼は中間選挙に「勝つこと」に目標を絞っている。
●したがって、彼の行動は今後も常識人には理解不能である。
●政治にリンクした経済や市場も、リスクオンにはなりにくい。
と考えます。
「こう動くだろう」という予測に頼る投資行動はリスクがあると考えます。
付け加えれば、「自分たちグループ優先主義」は米国以外にも、多く見られます。
また人心を掌握するのに長けた指導者が長期政権をつくる傾向も世界的にあります。
どこかでぶつかる以外に道はないように思えるのですが。
「ショート、空売り」はハードルが高いので「実物売り、買い」を試してみた。
プロが得意とするショートですが、とりあえず、米国株でショートのやり方を知りません。
もしできても、やはり精神的にハードルが高いです。
でも、保有株を売る分には買い戻しの義務はありません。
金曜日は下げて終わりやすいというコトで、昨日実験的に試しました。
NVDAです。1日チャートです。
220ドルで半分売り、216ドルに買指値して寝ました。
結果的には214ドルでも買えてましたね。
全体の下落と比べれば焼け石に水ですが、せこいですがほんの少しプラスです。
もし上げれば、そのまま売ってしまうつもりでした。
来週はSQが重なりますから、来週も使えるかもしれません。
S&Pは何とか200日線上方にありまだ下降トレンドに入ったとも言えないと思います。(上手に見る人からは違う見方もあるでしょう)
トランプがなりふり構わず「中間選挙対策モード」に入った以上、今後も何が飛び出してくるかわからず「心地いいトレンド」にはならない可能性が高いと思っています。
「相場は多くの人が望むようには決して動かない。」といいます。
多くの人が「安定」を望んでいますが、あざ笑うかのように乱高下はしばらく続く可能性が高いと思います。
乱高下が悩ましいですがくじけずに気持ちを強く持ちたいです。
それでは皆様のよい投資を!
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