チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

シニアの投資はシンプルに考える。投資情報は不要。シニアの投資(1)

米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。

2018年1月19日(金)記

私も65歳ですから、シニアに入ります。

シニアの投資のポイントを自分のためにも整理してみました。

これをお読みの方はまだ関係ないでしょうが、将来の参考になれば幸いです。

1 インデックスの優秀性が認められた。

 株式投資というと、「何を買えばいいかわからない」「銘柄選び」が大きな関門でした。そして、投資雑誌を買って読んでみると、まあたくさんあります。さらに

「常に四季報等でチェックを怠らないようにしましょう。」とか言われていました。

数十の銘柄の値動きやら、業績のチェックをするのは好きな人以外には大変な労力です。だから、知り合いの中には、「おれはトヨタしか買わない。それで十分だ」と豪語する方もいました。

確かにトヨタは優良銘柄ですが、それ一本というのは抵抗のある方もいます。

でも、米国株でいえば、インデックス投資の優秀性が証明されています。S&P等への投資は、神様のバフェットや愛読のシーゲル教授も推奨しています。

結論→シニアではインデックスで事足りる。

もちろんそれ以上を目指す方や、こだわりのある方はどんどん個別銘柄を極めればいいと思います。ただし、どの国の銘柄にせよ、保有の会社の業績等のチェックは必要と思います。

2 投資対象の国は?

日本株がふさわしくないわけではないですが、世界の7%ほどの市場にすべてをかけるのはあまりにも偏っています。リスク分散ができていません。

世界全体を対象にするのが基本だと思います。

海外への投資対象は株式だけでいい 

他で有力なのは、不動産と債券があります。

不動産はリートの形になるでしょう。あるいはETFか。

IYRアイシェアーズ米国不動産ETF。リートのETFです。経費率0.44%、ちょっと高い

債券は、株式と逆の動きをするので相殺してリスクを減らすとずっと言われてきました。しかし、長期でみると相当大きな値動きです。配当が5%とか高い時代なら、金利で相殺できますが、現在のように、長期債券でも3.6%BLVバンガード米国長期債券ETF経費率年0.07%。(米国国債中心)です。

もちろん信用各付けの低い新興国やジャンク債ではもっと高い金利も可能ですが、シニアでは必要以上のリスクを取るのはよくないです。(下落が激しい)

現在のように、各国当局が金融政策を模索しながら進んでいる状態では、だれも金利の見通しなどできません。その点ではまだ株式の方が、因果関係や見通しがはっきりしていると感じます。つまりシニアの投資としては現時点では向いていないと考えます。

株式投資は、企業への投資で現在では一番変化に強いと思える。

各国の経済状態は日々変化しています。時代の変化で廃れる業種や会社も少なくありません。週刊現代でアマゾン特集を読みました。

アマゾンの攻勢で米国に続き日本でも多くの会社が被害を受けるという内容でした。米国ではウォールマートをはじめ青息吐息という記述でしたが、ウォールマートは業績絶好調で株価も上げていますから、米国株のことを知らない記者が書いたのでしょう。

しかし、VTIを買っていれば、厳しい小売りも入っていますが、アマゾンもWMTも入っていますから、トータルではリターンが得られます。(もっとも小売りの店舗閉鎖が相次ぎ、商業施設の空室が多いらしいので不動産業界には打撃かも。日本もそうなる可能性もあります。)

3 ほとんどの投資情報は不要になる。

個別銘柄の研究が不要になり、投資国の研究も不要になるとすると、出回っているほとんどの投資情報は不要になります。

あとは投資する時期だけの問題です。

しかしその前にもっと根本的で厄介な関門があります。

4 市場にお金を置くことができるか。

私も現在これを修行中です。なかなか大変です。それは、日本円を中心にする習性が身についているからです。

多くの人が株式投資で「儲けた」といいます。でもこれは、現金に主軸を置く考えです。

5 現金に軸を置く限り、いつか売って利益を確定したいという欲望から逃れられない。

つまり、株価が気になり株価から目が離せないわけです。

一方株数を増やそうとする人たちもいます。収入があったり、配当をもらえばせっせと買い増すわけです。会社を信じてないとできないでしょうが、ストレスは少なそうです。

昨年仮想通貨が数百倍になりました。現在リップルは200円ほどですが、0.5円ほどで大量に買って1円で利確した方のツイートも見ました。その時は2倍の大儲けですが、今の悔しさはいかばかりでしょう。

持ち続けて大きな保有をしている人には、意志が異常に強い方もいますが、そのコインが好きという方も多いです。かわいいアイコンのモナーコインなどは好例です。

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リップルや、ネムなども愛着が強い方が多い印象です。そういう人は、5倍や10倍くらいでは心が動かなかったことでしょう。(ネムは私も好きで、今回も買いました)

6 市場に資産を持つことが自然と思えるには相当の訓練が要る。

数十年かかって染みついた現金信仰ですから、そう簡単には捨て去ることはできません。

全資金を市場に置いて、平然としておられる「ムショク」さんのような方は本当に尊敬します。

若い方なら、今から勉強と実践で十分に可能と思います。

私のように、リタイアしてから訓練するには、かなりの努力を要します。

私にとっては仮想通貨の勉強と実践が、大きな助けになりました。

何の実体もない仮想通貨に値段がついて、多くの人が、大切なお金を投じて買っているという事実です。(私もその一人ですが)

絶対と思っている現金ですが、その実は期待感だけの実体のないものと交換される程度のものだったのです。昔の貝殻や石と何ら変わりません。

7 会社という経済活動の実行部隊に資産をかけるのは理にかなっている。

それに比べれば、経済活動を実際に行い利益を稼いで、株主に分配してくれる、株式投資は比べものにならないくらいしっかりした存在です。

具体的な投資についてはシニアの投資(2)に書きたいと思います。

それでは皆様のよい投資を!

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