リタイアの準備(7)日本円の割合が多いことは問題ないか?
こんにちは、チンギスハンです。
ハリケーンやら北朝鮮やらあるのに米国株は底堅い感じがします。もっともドルは安くて、レンジ相場の底だと思い多めにドル転した私はちょっと悲しいです。まあ長期で考えることにします。
日本では預貯金の割合が多い
日本は預貯金・現金の割合が他国より相当多くなっています。(再掲)
また下は平成27年の2人以上の世帯の平均の調査データです。平均は1078万円だそうです。
(1)預貯金とかリスクの少ないものの割合が多い。
(2)株式などの投資の割合は17%ほど。
(3)円資産がほとんど。
これを見ると、多くの人が日本円を基準にした金融資産を保有しています。このほかの資産は不動産、金などが考えられます。
日本円は将来も信頼に値するか?
一生懸命調べ、考えましたが、結論としては私にはわかりません。
A将来も日本円は大丈夫だという意見も、Bいや日本円は危ないという意見もどちらも納得できないところがあるからです。私の理解力が足りないだけかもしれません。素人の分析ですから誤りも多いでしょう。ご指摘ください。面倒な方は飛ばしてください。数字などいろいろアバウトです。
(日本に1000兆円を超える借金があることについて)
A ①90%くらいが国内で持っているから問題ない。②金利も安い③1700兆円の個人資産がある。④国の資産も300兆円以上ある。⑤まだ日銀が買う余地がある。
B いずれ国債の買い手がいなくなる。
私 日本は膨大な経常黒字があり対外資産も多いので直接影響は少ないかなと思います。ただしこれからの増え方のスピードは問題です。
(長期金利が上がり、政府が払えなくなる)
A 長期金利は上がらない。日銀がコントロールする。
B 市場原理で、買う人が少なければ金利は上がる。
私 判断できません。
(高齢化社会でさらに財政赤字が膨らむことについて)
A ?
B 年々財政が大きくなっていて、赤字額が大きくなっている。
私 この傾向は確かにあると感じます。例えば、本来補正予算は「緊急時」に組むとされていますが、現在失業率も最低で、「人手不足が深刻」にも関わらず、自民・公明で大型の補正予算が予定されています。財政赤字の心配はしていないように思われます。
さらに赤字が膨らんでも日本円の信任は揺らがないという確かな説明が欲しいところです。
(政府はインフレ化で借金をチャラにしようとしている)
A ?
B 日銀の政策はそれを狙っている。
私 2%のインフレ目標は明言しています。但し、達成には程遠いです。将来大幅インフレを狙っているかはわかりません。しかし、傾向としては、インフレを志向しているように見えます。
(疑問)
1 借金は問題ない・・・→いくら借金しても問題ないなら、消費を邪魔している消費税などはなくすべきです。そうしないわけが知りたい。
2 スティッグリッツ教授が来日して、「永久国債」に言及したが、「日本円の価値が低下するのはしかたがない」という姿勢がみられる。ただし、日本政府が取り入れるかどうかはわからない。でもノーベル賞受賞の専門家からの意見は影響はある。過去にはグルーグマン教授のアドバイスが根拠の一つとされた経緯がある。地ならしかもしれない。
(結論)
1 戦後のインフレを越えてからは、日本円は大きなインフレもなく今までは過ぎてきた。
2 その成功体験から、多くの人は「日本円の価値低下」には注意を払っていないように見える。
3 今後の日本円についてはよくわからない。安泰・大丈夫とはいいきれない面がある。
はっきりと「大丈夫」という確信が持てません。将来のインフレリスクがあります。現在の資産構成は円現金・預金等の円資産の割合が多すぎると感じます。
個人的には、私は年金額が少ないので、影響をもろに受けます。円のインフレリスクは避けたいです。
方法としては、ⅰ金融資産以外の資産にする。①不動産②金ⅱ円資産以外の金融資産にする。が考えられます。
株式は、インフレに抵抗力がありますから、株式の割合を増やす方法は有力です。
もともと日本の世界経済に対する割合は7%ほど。
円の信認の問題がなくても、7%ほどのシェアのものにすべてを配置するのはリスクが高いです。原点に帰ってリスク分散をしっかり心がけるのが、「将来に対する備え」と感じます。
以上です。次回は株式について考えたいと思います。
皆様のよい投資を!
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