チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

「米国株超入門」原稿下書き(9)元本を増やしながら現金収入も得る方法。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。

                          2017年5月5日記
 連休真っただ中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 さて、原油が急落しています。(WTI1年チャート、楽天証券)

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 下のレンジと思われた、47ドルをあっさり下に抜けました。次の下値のメドが見当たりません。下落の原因は供給過剰懸念だそうです。6月で期限を迎える、OPECの減産合意の延長の可否が大きなカギになります。延長されるとは思われますが、もしそうならないときはさらに下落することになります。
 せっかく石油各社の1Qの好決算が出たところだったのですが。今回は原油の下落に強いXOMさえもさすがに下落しています。81.64ドル(-1.28%)(5/5)
 原油価格は何かにつけて下に振れやすい環境ではありましたが、ずいぶん早い崩れ方です。今後も神経質な動きは息長く続くと思われます。でもRDSBシェルの50ドル割れは拾っていくつもりです。
 

 さて、今日は昨日の続きです。
元本を増やしながら現金収入も得る方法。です。
 「海外投資の割合を増やしながら」も加わります。
 
インデックス準拠のETFを買う方法
東証でも買えますので東証を見てみます
1394 ベンチマークMSCIワールド UBS経費率年0.3%
 配当についての記載がありません。困りました。NY上場のVTを見てみると年2.25%とあります。(経費率0.11%)これに準じて出るんでしょうか?手取り1.8%ほどです。経費率の差が0.2%ほどあります。外国税が10%あります。東京とNYのどちらで買うのが得かは、個人によって違いそうです。(外国税は確定申告により取り戻せる場合がある。)
1557S&P500準拠ステートストリート 経費率年0.09% こちらは米国でもSPYとして有名です。配当は年1.9%ほど。手取り1.5%ほどです。

<結論>ETFを使って、配当収入を得ると、手取り1.5%ほどになる。
 月に10万円の配当収入を得るためには、8000万円の投資が必要。かなりの額です。また、これをドルコスト平均法で、投資すると、月に50万円の投資では、13年余かかります。私は今65歳なので、投資が終わると78歳です。うーんちょっと待てないですね。もう、死んでしまっているかもしれません。
 

海外の高配当個別株を買う。
 欧米の企業は、株主を大事にする文化が根付いています。長年にわたって高配当を続けている、「配当貴族」なる銘柄もたくさんあります。5%越えの配当を出す会社もあるそうですから、検討する価値はありそうです。
 でも気をつけたいのは、高配当株なら何でもかんでも買えばいいわけではありません。人気がないために、株価が安く、結果として高配当になっている場合もあるからです。高配当ではあるが、成長もしていくという点を忘れてはいけません。海外資産を増やすことも目的ですから。
 米国の有名な投資法に「ダウの犬投資法」というのがあります。米国を代表する30社で構成される、ダウ銘柄の中で、配当の多い10社(つまり人気のない会社)を選び投資するというものです。年により違いますが、ダウやS&P500に投資するよりも成績がいいことが多いそうです。

勉強せずに都合よく効率の良い投資はできない。
 と考えます。先ほどの「ダウの犬」戦法も、一見素晴らしい方法に見えます。しかし、配当が高いということはそれだけ人気がないということです。何も知らない時は無邪気に買えるでしょうが、わかってくるにしたがって、自分が実は相当「きわどい投資」をしていることに気づきます。ずっと知らなければそれはそれでいいと思いますが、なかなかそうはいきません。数学的に、統計的に成績がいいというのと、「自分が納得できる」というのは全く別のことです。私たちの感情は「確率」とは別ものです。

投資リテラシーを高めることが最大の防御だ
 どんなにすばらしく見える投資法でも、肝心の本人のリテラシーが十分でないと、大きな変動時に「あたふた」することになります。じっと同じ株を保有し続けることも、実は大変なことだからです。
 ですから、私は、「戦法の有効性」もさりながら、「自分が運用できるか」「自分が学べるか」「リテラシーを高めてくれるか」というのも大事な要件だと思っています。
 平時はうまくいっても、変動時に困るような投資法は、「使いこなせない方法」と言えると思います。

参考にとどめる。
  歴史の長い米国株では、いろんな投資法があります。有力銘柄も多いです。先ほどの「ダウの犬」や投資の神様と言われる「バフェットが持っている」、「配当貴族銘柄」「連続増配企業」・・・
 でも、結局は、自分のリテラシーが追いついていかないことには話になりません。だから、「勉強がすべて」と私はとらえています。

具体的にどういう銘柄を選ぶか、どういう投資法で行くかは次回とします。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
それでは皆様のよい投資を!

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