【投資信託】投信の値下がりで困っている方は整理・分類して乗り切れ
このところの株価の大幅下落で投信の価格も同じく大幅に下落しています。特に最近買われた方に多いようです。「毎日価格を見るのがつらい」「どうしたらいいの?」と困っている方が多いので記事にしました。結論から言うと
きちんと整理・分類して心配をなくせ!
保有していいものと処分した方がいいものがある。
一緒くたにしてため息ついていませんか?
まずきちんと分類してみましょう。お持ちの投信の銘柄と金額をノート・手帳に書き出してください。
安全度の高いものとそうでないものに分ける。
一口に投資信託と言ってもその中身はさまざまです。まず内容を把握することが第一です。そしてそれらを分類して整理して箱に入れて行きましょう。
まず対応の方針をはっきりさせておきましょう。だれでもやりやすい方法にします。
1 なるべくシンプルな対応にする。→最少で済ませる。
2 これから景気後退が予測されるので安全度の高い内容にする。
3 リターンより損失を少なくする方向にかじを切る。→ディフェンス力を高める。
4 対応を最小で済ませるためになるべくいじらない。それでは始めましょう。
景気後退時に考えられるリスクは
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1 株式の下落→新興国は高い。〇倍とかのレバレッジがかかっているものは高い。ハイテク・半導体関連など大きく上昇してきた分野を対象にしたものは高い。
2 為替リスク→円高が進む可能性が高い。自分の予想では今後2年間で90円を目指すと見ている。
反対に債券は株式の代わりに買われるので値上がりしやすいです。
大丈夫なものから除いて保存箱に入れていく。
除いたものはわかりやすく保存箱に入れると表現します。これは長期的に大丈夫なのでもう値動きなどを考えないでいいという意味です。頭から除きましょう。心配からも除けます。
たとえ現在値下がりしていても長期的に保有して大丈夫なものは除いていきます。何故なら株式もこのところの下落で割高が解消されて割安になりつつあるからです。
さらに最大で20~30%下落する可能性はありますがその期間を辛抱すればその後再び上昇していきます。過去がそうだったように。
除くもの1 債券型投信
国内型対象の債券型は安全度が高いので除きます。特に国債は日本円と同じ扱いを受けていますので心配は要りません。
外国型の場合・・・先進国型は為替リスクだけですのでこれも除きます。新興国型は除けません。残します。大きく下落する可能性があります。
除くもの2 インデックス型株式投信 インデックス型投信については私の保存型のブログ「チンギスハンの安心の資産運用」に詳しく出ています。
(1)日経平均、TOPIX連動型投信・・・日本の株式全体に連動していますから大丈夫です。除きます。厳密には日経平均は225社ですが代表的企業ばかりなので問題ありません。
(2)世界株式全体連動型・・・楽天全世界とかです。これは除きます。
(3)先進国・米国対象型・・・これも問題ありません。為替のリスクのみです。除きます。
(4)新興国型・・・これは除けません。不況になると大きく売られる性質があります。
さてどうですか?軽くなりましたか?
2章 その他の投信
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1 アクティブ投信
いろんな株式を組み合わせたものです。有名なところでは「ひふみ投信」などがあります。また日本のジャスダックやマザーズを対象とした「中小株型」もはいります。
多くの種類があるので一概に言えませんがリスクが高い理由は「高成長」の株に投資してきたからです。だから今までの上昇時にはより大きく上昇しているケースが多いでしょう。「ひふみ投信」などは2017年までは成績が良かったです。その分下落の幅も大きいわけです。
2 バランス型・混合型
これもいろんな種類がありますので一つづつ済ませましょう。
(1)セゾンバンガードグローバルバランスファンド→問題なし除いて箱に入れる。
株式:債券=50:50ですから抵抗力があります。下落はありますが手数料も安く長期保有で問題ないと思います。
(2)セゾン資産形成の達人ファンド→問題なし、箱に入れる。
株式ですが分散されており問題ないです。
(3)その他 リスクが高いものの割合が多いものは要注意。
新興国の割合が高いもの、特定の分野に偏っているものハイテクとか
混じっているものはこういう場合厄介ですね。たくさんあるので各自がんばって仕分けしてください。
整理分類で気分がぐっと楽になる
どうでしょうか?ずいぶん軽くなったでしょう。箱に入れた分は長期的に保有できるものですから心配は要りません。
箱に入らなかったものも「良くない」と決めつけるのは早計です。これから時間をかけてじっくり対応を考えられればいいと思います。何しろ精神的な余裕がありますから冷静に判断できます。
考えられる対応は?
リスクが高過ぎると判断したら2つの対応があります。
(1)売って日本円に換える。
日本円は一番リスクが少ない商品ですからこれが一番強力なリスク対応となります。利益がのっていれば気持ちは楽です。そうでなくても、高リスクな商品が多すぎると判断したら高い順に少しでも減らすと「リスク減効果」は高いです。金額が少ないものなどは整理してスッキリするといいですね。金額が大きなものは½とか¼とかでも軽くなります。一度にしなくても少しずつ整理するのがいいでしょう。手数料は変わりませんから。
(2)リスクが低い他の商品に乗り換える。
株式なら世界、先進国、米国対象のインデックス型投信。債券型なら先進国対象インデックスなどはリスクが少なくておススメです。ただしリスクがゼロではないです。
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