チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

<投資家注意>株価下落でやってはいけない2つのこと。

このところ波乱の展開ですね。というか下落する日が多く感じます。こんな時に投資家がつい犯しやすい「やってはいけないこと」があると思うんです。私も過去に痛い目にあってきました。1つ目は

高値と比べて「割安」と思いつい買ってしまうこと

これは人間の心理に原因があるので意識していないとついやってしまうのです。その心理とは「アンカリング」と呼ばれているものです。特定のある数字にこだわってしまう心理ですね。株価では直前の高値がそれにあたります。その値が基準(アンカー)になって相対的に現在の株価を勝手に「割安」と判断してしまうんです。でも冷静に考えればまだ「割安」ではなくて調整、下落の途中にあることが多いんです。高値から20%くらい下げたところで一番起きやすいようです。

買うのが悪いということではない。

下げている株を買うのが悪いという意味ではないです。比較じゃあなくて「割安」「買い時」と判断したのなら問題ないです。

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2つめは「ナンピン買い」です。

買いコストを下げる効果があります。とはいえ下落トレンドでは傷が深くなります。そこで下げ止まるとは限らないからです。これも「自分の買い値」がアンカリングになっています。この方法のマズい点は1度で終わらないことです。下げるたびに買い増してどんどんリスクが高くなっていきます。損が拡大して「撤退できない」状況になってしまいます。「こうなりゃあ塩づけだ、いつまでも保有してやる」と開き直る人が多いです。しかしたいていはその時点でも下落の初期段階であることが多いです。下はGEの2年チャートです。yahoo finance

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直近は7.01ドル△4.63%です。80%近く下落してますがまだ下げ止まったとは言えません。名門中の名門ですがうまくいかないときは市場は容赦しません。他ではITバブル後のシスコもそうですね。個別投資の難しさはここにもあります。SPインデックスでは塩づけも何年か後には報われますから。

すべてのナンピン買いが悪いわけではない。

「買いコストを下げよう」という安易な考えが良くないだけです。結果としてナンピンになることはあります。

上昇トレンドの時には問題視されなかった。

今までは長い上昇基調にあったのでこれらの方法もむしろ成功してきました。だから「危険」という意識がない方が多いと思います。GEなんかは少数派の例ですね。上昇トレンドが止まったと思えるこれからは増えてくると思います。以上です。それではみなさまの良い投資を!

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