本当はいい子のハイテク株が悪い子に思えてしまう5つの理由
こんにちはチンギスハンです。2018年12月1日(土)記
ハイテクは振幅が大きいだけ。パフォーマンスが悪かったわけではない。
「ハイテク終わった」みたいな記事も見かけます。アマゾンなどの下落幅が今回大きかったことも影響しているのでしょう。しかしこれは間違っていると思います。
10年でAMZNとNYダウを比較したものです。(SBI証券)NYダウが3倍ほどなのに対してアマゾンは実に40倍になっています。ハイテクのパフォーマンスがインデックスに劣っているわけではありません。しかしハイテクは「危ない」という先入観は多くの人が持っています。その理由は
(1)株価は会社の将来の価値を含んでいる。成長率の大きい企業は(PERの高い企業)期待の部分の割合が多くしたがって振幅は大きい。
(2)個人投資家は長期的な株価の上昇よりも短期的な株価の振幅のデメリットの方が気になる。
(3)PERが高く他の通常の株式の割高の判断が通用しないために「適正株価」がとらえにくい。
(4)高値掴みした、逃げ遅れた、などの不幸な体験談を耳にすることが多い。反面成功者はけた違いの富を手に入れる。(例)ペゾスパパは1995年に2500万円を息子のために投資して現在は3兆円ほどになっているそうだ。
(5)投資の神様のバフェット氏が以前は買ってなかった。現在はアップルの大量保有あり。有名米国株ブロガーは非ハイテクが主流で「ハイテク危険」との記事もある。
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ここまでの結論
1高成長企業は長期間で見るとパフォーマンスが高いが短期間で見ると振幅が大きい。
2PERが高く「適正株価が判断しにくい」ので個人投資家には心理的な抵抗感がある。
3個人投資家は総じて「揺さぶり」に弱いので下落時の対応ができない。
4ハイテク株は配当がゼロか小さいので「心理的幸福感」を得にくい。
5論理的に考えればハイテクを避ける理由はない。ただし、下落時の対応を決めておく、フットワーク、行動力は必要です。
個別株の激しさを和らげるにはハイテクETFのVGTを利用する方法アリ。
とはいえ、振幅が大きかったり、決算で売りを浴びたりするのはなかなか神経を使います。「高成長を取り入れながら心配をしないですむ」いいとこどりの方法はないでしょうか?あります。VGT情報技術セクターETF経費率年0.1%、配当1.07%。NYダウとの10年比較チャートです。(SBI)
10年で5.5倍、ダウの1.8倍の上昇をしてきました。長期的にみれば合格と言えます。目先はデフェンシブ銘柄に劣る可能性はありますが投資は本来長期的な視野で考えるのが本筋でしょうからハイテクが悪いとは言えません。個別銘柄のデメリットを避けるにはいいETFと思います。
ここまでのまとめ
〇個別銘柄のリスクを避けるにはVGT が適している。
〇上昇局面での伸びの大きさはS&Pを上回る。→今度の暴落時には仕込みたい。
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<補足>最近のAMZNの状況。12/1 1690ドル+0.99%
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下落トレンドを形成していました。チャート的にはまだ安心はできませんがトレンドが変わる可能性はあります。10/25の決算で売られました。1か月後の株価のレンジは1500~1800ドルと書きました。1500ドルを割る場面もありましたが妥当なところへ落ち着きそうです。1500を割ったところでの出来高急増場面では機関は地味に買ったと見ています。今となれば安値でしたから。以上です。それでは皆さんのよい投資を!
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